「ヒロインではなく正にヒーロー」ドリーム 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインではなく正にヒーロー
人権がなく黒人差別世界で生きていた女性の強さが重厚かつ実直に、時にユーモラスやシビアな表現を交えながら描かれた史実ものでありながら痛快エンターテイメント作品。
主人公の一人キャサリンをただの計算機以下としか見てなかった男性NASA職員を数式という嘘を付かない武器で圧倒していく姿が映し出されていて、とにかく美しくかっこ良かったです。
どの時代でもアイドルのような宇宙飛行士がいて彼の人間性も好感が持てたし、何より上司役のケビンコスナーが仕事人間だからこそ、差別意識のあったNASAを撤廃し全体的なストーリー展開を盛り上げた。
ヒューマンドラマとして本当に逸品。
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