「邦題がぴったり」ドリーム Macさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題がぴったり
まず、マイナーな映画なので、がらがらだと思って、開始10分前に行ったら、前3列しか空いてなく、びっくり。観客層は高齢者が多かった。
内容は、黒人女性3人が、前例がなく、誰もやらなかったことを、情熱と行動力で成し遂げる話。情熱の裏に家族の思いも忘れてはならない。
あからさまな人種、性差別の中で、彼女達のがんばる姿に涙ぐみながら見ていた。
肌の色や性別で、人間を区別してしまう。過去ではあるけれど、映画の中であたり前に差別する人に憤りを感じた。
だからこそ、白人の本部長がトイレの案内をぶち壊すシーンはスカッとした。
アメリカの宇宙飛行士が、機械のデータではなく、信頼している人間の確認を要望するシーンも良かった。
機械は進歩するけれど、最後に信頼出来るのは、人なのだということ。
映画の公開劇場数は、映画製作会社、配給会社の力で決まると思うが、この映画のように内容力がある映画は、もっとたくさんの人に見てもらえるよう、公開劇場数が増えて欲しい。
「この世界の片隅で」はクチコミで公開が広がったので、この映画もクチコミで公開が広がって欲しい。
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