「なぜ「三度目」なのか?」三度目の殺人 だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜ「三度目」なのか?
クリックして本文を読む
福山雅治の映画は
今まで避けてきた。
テレビドラマの福山雅治は嫌いではない。
でもあの「一本調子」な演技に対して
お金を払って劇場まで足を運ぶ、
とまではいかない俳優さんだった
でも今回劇場まで足を運んでみよう
と思ったのは、予告で見た
役所広司から出る「オーラ」と
渡辺謙主演の「怒り」で
その演技力に驚かされた
広瀬すずが出ていたから。
その結果。うーん。
「それ」以上でも以下でも無かった。
と言うのが素直な感想だった。
予告を見たときの
期待感以上のものは無かったし
かといって、それ以下でも無かった。
そもそも難しい映画だった。
そしてとてつもなく重い映画。
加えて物語は終始、
役所広司演じる三隅に翻弄し続けられる。
何が真実かわからないまま物語は進む。
その真偽は観客に問いかけられ
観客自身に答えを委ねられる。
そんな映画だった。
観終わった後
しっくりこない点が一つあった。
映画のタイトルの「三度目の殺人」
とは、どう言う意味なんだろう?
帰宅後このアプリのレビューを眺めていると
こんなレビューがあった。
『三隅は自ら死刑を選んだ。
自らを殺める事こそが
「三度目の殺人」なのだ』
ものすごくしっくりきた。
コメントする