「十字架と神の器」三度目の殺人 劇場の天使2さんの映画レビュー(感想・評価)
十字架と神の器
この映画には十字架のモチーフしつこいくらい登場する。
この映画の登場人物もそうですが人間は自己中心的に生きています。その人の本能とまったく逆の行動をとったのがイエス・キリストでした。イエスは人のために仕えるため、人の罪のための贖いの代価として十字架上で死んだのです。 今これを書いている僕や読んでいるあなたの罪のために死んだということです。十字架はやはり気になる。
「個人的な怨恨は感じられず、空っぽの器のようだった」と最初の事件を担当した刑事が役所広司を評していう言葉。「空っぽの器にすぎない」という役所広司の最後の台詞も気になりました。
登場人物がみな嘘つきで誰が真犯人なのかよくわかりませんでした。接見室で仕事人間の福山雅治が役所広司に翻弄され、やがて取り込まれていくのを非常に面白い映像で表現がされていて面白く見ました。
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