劇場公開日 2018年5月11日

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「逃れられない使命がある。」ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0逃れられない使命がある。

2018年11月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

初めに、ダメな僕だから英雄になれた。
ってサブタイトルいるかな?
英雄になる。と言うのは主人公の意図と反してる
気がします。

結果的に周りの人を勇気付ける存在になり、
主人公にも自覚が芽生える様は感動したけど、
英雄になれた。とは思ってないはず。
ただ前を向いて生きる事が、何処かの誰かの勇気に
なるのかもしれないと考えを改めることに親近感を
覚えた。

アメリカ万歳的なテロで足を失ったけど、
紆余曲折を経て英雄になる。って話かと思ってたけど、
ただの被害者なのに、ボストンストロングの象徴と
される事に戸惑い、逃げて逃げて周りに迷惑んかけ、
俺は被害者だぞ!と捻くれて、
どうしようもない奴だけど、
そこがリアルで、作られたヒーローじゃないことに
応援出来るなぁと思えた。

主人公はラストこそ自覚が芽生えて成長を見せてくれた
けど、発言などは何かフニャフニャしてて好きなキャラではなかったな…
お母さんの自分大好き、周りのことなんて知らん。
と言うキャラはとても良かった。

ジェイクギレンホールは凄い。
時にはヒーロー、時に悪い奴、普通の旦那も出来て、
ムキムキの格闘家かと思えば、今回は
両足を失ったガリガリの卑屈な兄ちゃん。
毎回、今回はどんなキャラなんだろうと、
その変化にワクワクする。

奥嶋ひろまさ