スイス・アーミー・マンのレビュー・感想・評価
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屁で人生を考える
アーミーナイフのように、いろんなことができるようになる人間(死体)とともに無人島を脱出する話。と思ってたけど、早々に島は脱出。それからは話すことができるようになった死体と人里まで移動するロードムービーとなっていた。
たしかにいろんな機能が判明していく様が面白かった。でも、それよりも言いたいのは人生と何か?ってことなんだろう。死体と話しながら自分と向き合う主人公。これってもしかして妄想?と思いながら観てたが、最後まで観てもはっきりとした結論は出せなかった。
不思議な魅力のある映画だった。
死にたい時
地元にいても無人島にいると感じる程の孤独な人間ハンク。そんなハンクがメニーを見つけた時の喜び方をみていると、人間って孤独にはつくづく耐えられないのだと思いました。メニーとの楽しい時間が例えハンクの妄想だとしても、ハンクは自分を変えることができました。死体から沢山の事を学べ、そして最も足りなかった生きる力を貰えました。ハンクは「生」を取り戻しメニーは海へと戻って行く。これでいいのです。人は絶望しても必ず生きる方法があるのです。そして死人は新しい命の為に分解されるのみなのです。
30分映画なら…
いささか冗長な作り
SF映画ではないので注意
世にも奇妙な物語などで放送するような30分位ならアイデアとして面白いが、映画としてみると苦痛
無人島で死体を見つけて、その死体の機能を使って脱出
死体とおしゃべりして自分を見つめ直す…
この手の作品は容易にオチが読めるので
最後の展開も「ああやっぱりな」程度の感情しか湧かなかった
小学生レベルの下ネタで笑えるならおすすめできる。
「超人的な力を持つ死体」という極上のネタを
なぜコメディとアクション映画として組み上げなかったのか疑問
死体ネタはフランケンシュタインの怪物、ロボコップ、ユニバーサル・ソルジャーなどなど名作があるので、個人的にはコメディとアクションで新ジャンルを開拓してほしかった。
なるほどわからん
序盤、半ケツ(剛毛)ダニエル・ラドクリフが水面を滑走するシーンからチープで呆気に取られるシーンの連続だったが孤独と抑圧からの解放、文明社会へのアンチテーゼなのか…?死体と青年の友情、全力で演じ抜く役者2名とラストの爽やかさは素直に面白かった
ただの死体ちゃん変な映画では無い。
無人島にて孤独に耐え切れず自殺しようとしていた男が海岸にて死体を見つけ地元に帰る話。
「死体見つけてどうやって?」普通そう思う。
この死体ちゃん。万能過ぎたw
ジェットスキーだし、真水精製装置だし、チャッカマンだし、、、
まるで十得ナイフ(ポケットサイズで栓抜きや缶切りなど折り畳み収納されている。屋外では欠かせない必需品)。。。有名なスイス・アーミー・ナイフからタイトル来てるのねと納得。
こういう設定ならツッコミを入れたくなるのが人間の性だが、映像的にもありっちゃ、あり。
大の大人がエロ本や勃起話などマジマジと語るのも変だし、オナラやお菓子ばっかり食べる等の幼稚ネタにやたら拘るし、最後も「だから何?」と思うかも知れない。
現実的映像や話に目が行きそうだが、、、。
孤立島→2人が楽しく過ごしていた場所が好きな女の家の近くの森だった事。携帯の圏外→父のメールが観れた件を考えると、主人公の(精神的な面もありきで)社会から脱線→復帰話を事面白く映像化していたのかな?と。
下ネタ、下品な映像・差別を少し組み入れた作品が嫌いな人にはオススメ出来ませんが、「こんな独創性設定、演出、脚本で映画表現成り立つんだな〜」と感心したい方はどうぞ。
最初の疾走がピーク!!
出だしのガスで疾走する様は伊藤潤二の「ギョ」を思わせるものがありました。キャスト・アウェイな状況でも楽しむ事は大事だと思いますが、とにかくネタ披露以上のものは無く、会話が退屈で仕方ないです。無人島で髭が伸びないのは楽で良いです。山下達郎のようなボーカル曲?も最初は楽しいですが、何か馬鹿にしたような感じに思えてきます。最初の疾走と最後の海岸だけでも成り立っている気がします。
十徳ナイフならぬ十徳ゾンビが泣かせる
おならと勃起で奏でる恋愛下手な人達に贈るハートウォーミングストーリー。ブロマンス
ずっと死んでるんかと思ってたので喋り出したからビックリしたけどまあそうせんと持たへんよね。
屁のジェットスキーなど序章に過ぎない。
屁で泣かされるなんて思ってもみなかった。
全然関係ないジュラシックパークのテーマも泣かせる
北カリフォルニアのレッドウッドの森(ハンボルト・レッドウッズ州立公園)。
海辺はユーレカの街で。
における数週間にわたる撮影はさながらサバイバル
恋愛妄想
低能っていうな
タイトルなし
ダニエル・ラドクリフってすげぇなっていうか、こういうことやらせる映画監督がすげぇ。
人生って豊かね!って事を語るシーンには不覚にも泣きそうになったけど、そういう温度になれるかは人によります。
僕は掃き溜めの悪魔のせいでうんこちんちんが苦手なので正直ギリです。
特殊能力的なるものが、一回出たっきりじゃないのがスゴくよかった。
Daniels
2016年サンダンス映画祭で監督賞ドラマ部門を獲得したダニエル・シャイナートとダニエル・クワンのダニエルズ監督の作品です。
久々に心に残る映画に出会えました。
何と言ってもストーリーの奇妙さが半端じゃない。予告編を見てもわかると思いますが、みなさん大好きなダニエル・ラドクリフがゾンビ的な役を演じて、日本でもかなり話題になりましたね!
テーマはこれまで人間の歴史で一番語られてきたであろう、人生とは何か、幸せとはなにかという、もう絞っても一滴も出てこないほどしゃぶり尽くされたテーマですが、ここまで味がするとは思いませんでした。
それは、撮影であり、編集であり、演技であり、いろんな意味でものすごく心を打つ作品でした!
まず最初に映画として大事なのが、エンターテインメントであるということ。コメディ映画ということで、90分笑ってられる作品です。それも高度な笑いじゃなくて、ただバカバカしくて、小学生がするような笑いです。それでも、テンポとか間とかが自分にあってたので、笑えました。
そして、先ほども言ったテーマ。無人島で人生途方に暮れて自殺を図ろうとする主人公が、人生を思いがけず振り返ることになるのですが、その描き方、描く方法が革新的でした!
まず、撮影。3億円という低予算な映画ながら、それを感じさせない撮影でした。ロケーションは変わらず、そこは低予算という感じですが。実際の太陽光に加えて、火の光、そして映画用の人工的な光をミックスさせていて、とても自然なライティングでした。
それに、ストーリーの面でも、現実と妄想の世界を行き来するのですが、そこでの照明が、くっきり別れているようで、別れていない。いいかえると、別れているシーンもあるのですが、別れていないシーンもある。それはいわゆる、ライティングでキャラクターの心情を表現しているということ。しかも一つのロケーションで効果的に。さらには現実シーンでさえもコメディ要素を忘れないようなライティング。まさに見習うべきライティングでした。
さらには、5種類ものカメラを使い分けるという手段。あまり推奨されることではないのでしょうが、低予算なりに、限られた時間予算場所のなかで、監督が頭に描くことを達成させる術がそこにはありました。Phantom Flex4Kでスローモーションを撮り、Alexaでメインを撮り。このチョイスもまた、デジタル映画の時代として、一つの方法なのかもしれませんね。
そして編集。ここにもかなり驚きました。単純な会話や普通のシーンはそこまで驚くほどではありませんでしたが、観客をハッとさせるようなリズムを変えるエディティングは現代的で、とても効果的でした。フラッシュバックをするシーンは特徴的で、サウンドとの見事な融合、シンクロで、かなりもってかれました。
そして先ほども述べた、現実と妄想を行き来するシーンのテンポはそのシーンの主役でした。その編集でストーリーを前に進め、キャラクターを作り上げていく。その一つ一つのカットがリズムを作り、映画を作り上げていくのが美しく、まさに頭崩壊しそうでした。
このダニエルズは得体の知れない存在になりそうです。まずなんにせよ脚本が完璧なんじゃないか。脚本自体を読んだわけではないですが。ストーリーを見てると、かなり精密に作られていると確信しました。
そして、あらゆる映画制作における要素のクオリティが高い。あとは違うジャンルを描くのか、それともこのスタイルを貫いていくのか。また脚本業に徹するのか、それとも違う脚本家の作品を監督するのか、それとも、自分の作品だけにこだわるのか。
かなり楽しみな監督が出てきましたね!
奇想天外ではあるが
無人島に流れ着いたハンクが見つけた1つの死体。この死体の特性がハンクに希望の光を見せ始める…。
D・ラドクリフが死体を演じたことで話題を呼んだ作品。サバイバルがメインの映画かと思いきや、まさかの会話劇がメイン。展開も奇想天外ではあるが僕には合いませんでした。
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