スイス・アーミー・マンのレビュー・感想・評価
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【3.8】明らかに異質で独特な映画
いやー良かった。
もう最高だった。
何だこれは、なんだこれはの連続である。
これは主人公の妄想か、ファンタジーかの丁度いいバランス
自然な演出が良かった
そしてセットがまた魅力的だった。
落ちも「おお、そういうことなのか」となる感じがまた良い。
コメディ全振りでもない、おかしいけど自然な表現方法だった気がする。
不思議だけど現実にも有り得そうな
DVDでほしい作品だった。
ダニエルラドクリフには喋る死体役のオファーが殺到するのでは?
すげぇ監督やな
どんな着想?
監督は初稿から6回程は書き直したらしく、
ひたすら何度も何度も書き直し続けた。
2人が恋に落ちるのを許すまで。
一度それを書くことを自分たちに許したら、
ストーリーがすごく発展して、やりがいのあるものへと花開いたんだ。ハンクとメニーが恋に落ちるに任せて〜…って
途中までコメディ色の強いサバイバル物と思いきや…
これはどんなジャンルと称したらいいんや
ヒューマンゲイラブコメディーサバイバルか?
エモいと思ったらとたんに下品、
下品と思ったらシレッとエモい…
分からん…
主人公の陰な部分が理解出来ない人には
トンチキ映画にしか見えへんと思う
が、根暗な私には刺さり泣きました
謎の死体と謎の絆
かなり面白かったし、かなり深かった。
何も知らない赤ちゃん同然の死体が色んなこと人間界の教えてもらうんだけどなんか死体が可愛くて笑(最後まで見て気持ち悪いとか言ってる人は自分にはよく分からない)
たまたまあった2人がサバイバルを通して絆を紡いでいく、過程がちゃんと描かれていました。1番大きなものは恋愛を教えてもらう。
いざ会いに行くとやっぱり世間的に死体が動いていたらそりゃ通報されるし、気味悪がられる。だからハンクは一緒に脱出した死体と最後の最後まで一緒にいることを選んだ。
中盤メニーが言った「なぜ自由が制限されるのに戻るのか」
ハンクもきっと同じように思ったのだと思います。そして、このままだと自分だけが助かって彼を世間的に殺してしまうと思ったのでしょう。
とてもいい映画で死体と人間のコンビっていうのも面白かったです。とても泣けました。
相方が必要
ダニエル・ラドクリフの勃起が人生の道しるべ
とんでもなくふざけた設定なのだが演出や映像は本気モードなため、もしかして最後まで観たら感動巨編なのか? だからダニエル・ラドクリフも引き受けたのか? と、勘違いしそうになるが最後もオナラで締めくくられる。
冷静にみると本作の構成はロードムービーなのだが、冒頭からハチャメチャすぎて何を見せられているのか理解が追いつかず混乱してしまう。これから観る人はロードムービーであることを踏まえると理解が早いかも。
なぜか最後まで観てしまう引力
新しいwww
今まで色々映画を観てきましたが、何?この展開。何?この不思議なセリフ。何?この絵面…www ダニエル、
全く瞬きしなくて、めっちゃ怖かったw
でもキショい、で片付けるには深い深い哲学的会話が繰り広げられていました。
男同士の会話のアホらしさ、止まらない下ネタ、結局性欲で生きてるのかと思わせる軽さ、軽いのにちょいちょい深いことをはさむ男子らしさが、段々愛おしくなった。
昨日、82年生まれ、キムジヨンを観たばかりだから余計、男子が羨ましいなぁとつくづく感じたし、馬鹿馬鹿しいで片付けちゃダメなほどの厚い友情。
で、結局最後までジェットスキーネタ…www ハンク、結構カッコいいこと言ったのに、入っていかなかった作品。…色々シュールな作品は観てきたつもりだけど、これは斬新にも程があるwww
成長したダニエルさん
【もうひとりの自分】
このシュールな世界観。
メニーは、ハンクの中のもうひとりの自分だ。
時には、励まし、
時には、語らい、
時には、妄想し、勃起もし、
時には、想いを共有し、
時には、共に死を覚悟し、
時には、共に死地から逃れたり。
確かに、スイス製のアーミーナイフのように万能かもしれない。
でも、実は、かけがえのない友人と同じだったりする。
僕の大学の恩師が、「若い頃に亡くなった親友が、しょげてると語りかけ励ましてくれることがある」と言っていたのを思い出す。
メニーは、頻繁に会うことがなくなった親友みたいなものかもしれない。
亡くなったゼミの恩師や恩人、友人も同じだ。
困難にあって、何か力になってくれることがある。
このシュールな世界観。
自由を求めても、実は勇気は足りず、住み慣れた世界から外には飛び出せないで近くに止まって悶々とした日々を過ごしていた。
でも、ハンクは、きっと、もう大丈夫だ。
皆も大丈夫だ。
メニーはいざとなったら、また、舞い戻る。
自分自身を大肯定
無人島で自殺しようとしたら波打ち際に打ち上げられているおならをずっとしてる死体を発見したハンクとその死体メニーの友情&ラブストーリー。
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ハリポタのダニエル・ラドクリフが死体役なんだが、この撮影ほぼ本人がやってるらしい。あの片目が半目だけ空いてるおかしな顔をずっとキープしてるのだけでも凄いけど、しっかり死体でしたね。
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この死体が喋ったりするのは、ハンクの心の反映とかハンク自身を写した鏡というところだろう。だから徐々にハンクとメニーのラブストーリーみたいになっていくのは、ハンクが徐々にちゃんと自分のことを認めて好きになっていく話に感じた。
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だから最後メニーが自分ということにして死んだことにもできたけど、それはせずにこのおかしな自分自身を大肯定するハッピーエンドだと私は思ってる(笑).
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最後の波打ち際で色んな人が見てるシーン、皆はぁぁ?みたいな顔してるのが『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の真実が暴かれるシーンの奥さんの顔と繋がって、面白かった。
生きる喜び
なぜおもしろいのかもわからない
アタマがイカれてるのか?w しかし非常に魅力的な作品!
ブラックと言うのかどうなのかは置いておいて、非常に笑える作品。
突っ込み所があちこちにあるのだが、全てを真面目にシリアスに進めているのだからそれがまた面白い。
自殺を決めた男と死体の人生観の交錯が見ていて珍妙であり面白い。
ほぼ主演の二人で話は進むが、見ていて面白く、時間も短い方なので見やすい作品であった。
ラストははっきりしないのが個人的にはモヤモヤするが、このようなタイプの作品にそれを求めるのは野暮だな。
カメラワークや、所々で出てくる小物が面白く、凄いなーっと関心しながら楽しめた。
特にバスのシーン等は美しい描写が良い。
好き嫌いは分かれると、思うが個人的には好きな作品でした。
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