スイス・アーミー・マンのレビュー・感想・評価
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謎の死体と謎の絆
かなり面白かったし、かなり深かった。
何も知らない赤ちゃん同然の死体が色んなこと人間界の教えてもらうんだけどなんか死体が可愛くて笑(最後まで見て気持ち悪いとか言ってる人は自分にはよく分からない)
たまたまあった2人がサバイバルを通して絆を紡いでいく、過程がちゃんと描かれていました。1番大きなものは恋愛を教えてもらう。
いざ会いに行くとやっぱり世間的に死体が動いていたらそりゃ通報されるし、気味悪がられる。だからハンクは一緒に脱出した死体と最後の最後まで一緒にいることを選んだ。
中盤メニーが言った「なぜ自由が制限されるのに戻るのか」
ハンクもきっと同じように思ったのだと思います。そして、このままだと自分だけが助かって彼を世間的に殺してしまうと思ったのでしょう。
とてもいい映画で死体と人間のコンビっていうのも面白かったです。とても泣けました。
相方が必要
B級の匂いがしていて、私は嫌いじゃなーい。ほんとに絶海の孤島にいたのか、それはハンクの精神状態を映したものだったのか、定かではないが、人は1人では生きられないのだな。メニーはスイス・アーミー・ナイフのように便利な存在だけど、それもハンクの妄想なのかもしれない。死ぬこともできない、現実に向かって強く生きることもできない、彼岸と此岸の境界でじたばたしてるような。街のすぐそばに来ているのに、なかなか死体と離れられない、というのは、なんとなく引きこもりを連想してしまう。アホらしい設定でさりげなく深いことを語るような、味のある映画だった。ダニエル・ラドクリフ、さすが主役だ。
ダニエル・ラドクリフの勃起が人生の道しるべ
とんでもなくふざけた設定なのだが演出や映像は本気モードなため、もしかして最後まで観たら感動巨編なのか? だからダニエル・ラドクリフも引き受けたのか? と、勘違いしそうになるが最後もオナラで締めくくられる。
冷静にみると本作の構成はロードムービーなのだが、冒頭からハチャメチャすぎて何を見せられているのか理解が追いつかず混乱してしまう。これから観る人はロードムービーであることを踏まえると理解が早いかも。
なぜか最後まで観てしまう引力
この映画のキャッチフレーズに「未体験の感動」とありますが、感動はともかく未体験というのは間違いありません。
くだらないのですが、気になって最後まで観てしまう引力があります。
ダニエル・ラドクリフ、よくこの役の出演を受けましたね。
新しいwww
今まで色々映画を観てきましたが、何?この展開。何?この不思議なセリフ。何?この絵面…www ダニエル、
全く瞬きしなくて、めっちゃ怖かったw
でもキショい、で片付けるには深い深い哲学的会話が繰り広げられていました。
男同士の会話のアホらしさ、止まらない下ネタ、結局性欲で生きてるのかと思わせる軽さ、軽いのにちょいちょい深いことをはさむ男子らしさが、段々愛おしくなった。
昨日、82年生まれ、キムジヨンを観たばかりだから余計、男子が羨ましいなぁとつくづく感じたし、馬鹿馬鹿しいで片付けちゃダメなほどの厚い友情。
で、結局最後までジェットスキーネタ…www ハンク、結構カッコいいこと言ったのに、入っていかなかった作品。…色々シュールな作品は観てきたつもりだけど、これは斬新にも程があるwww
成長したダニエルさん
今までハリーポッターを見てこなかった自分が悪いのですが…金曜ロードのショーの4週連続ハリーポッター祭りの前に深夜にこれ放送しやがって!!
成長したダニエルのケツ毛を見てからの、可愛らしいハリーポッターに気持ちが追いつかないぜ!見る順番間違えた…(;´༎ຶД༎ຶ`)
真剣にふざけてるのか、ふざけてるフリして真剣なのか…トリッキーで、...
真剣にふざけてるのか、ふざけてるフリして真剣なのか…トリッキーで、何かが振り切れてる作品。戸惑ったまま見終えた。ダニエルラドクリフ体張ってる。よくオファー受けたなと思いました。
【もうひとりの自分】
このシュールな世界観。
メニーは、ハンクの中のもうひとりの自分だ。
時には、励まし、
時には、語らい、
時には、妄想し、勃起もし、
時には、想いを共有し、
時には、共に死を覚悟し、
時には、共に死地から逃れたり。
確かに、スイス製のアーミーナイフのように万能かもしれない。
でも、実は、かけがえのない友人と同じだったりする。
僕の大学の恩師が、「若い頃に亡くなった親友が、しょげてると語りかけ励ましてくれることがある」と言っていたのを思い出す。
メニーは、頻繁に会うことがなくなった親友みたいなものかもしれない。
亡くなったゼミの恩師や恩人、友人も同じだ。
困難にあって、何か力になってくれることがある。
このシュールな世界観。
自由を求めても、実は勇気は足りず、住み慣れた世界から外には飛び出せないで近くに止まって悶々とした日々を過ごしていた。
でも、ハンクは、きっと、もう大丈夫だ。
皆も大丈夫だ。
メニーはいざとなったら、また、舞い戻る。
自分自身を大肯定
無人島で自殺しようとしたら波打ち際に打ち上げられているおならをずっとしてる死体を発見したハンクとその死体メニーの友情&ラブストーリー。
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ハリポタのダニエル・ラドクリフが死体役なんだが、この撮影ほぼ本人がやってるらしい。あの片目が半目だけ空いてるおかしな顔をずっとキープしてるのだけでも凄いけど、しっかり死体でしたね。
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この死体が喋ったりするのは、ハンクの心の反映とかハンク自身を写した鏡というところだろう。だから徐々にハンクとメニーのラブストーリーみたいになっていくのは、ハンクが徐々にちゃんと自分のことを認めて好きになっていく話に感じた。
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だから最後メニーが自分ということにして死んだことにもできたけど、それはせずにこのおかしな自分自身を大肯定するハッピーエンドだと私は思ってる(笑).
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最後の波打ち際で色んな人が見てるシーン、皆はぁぁ?みたいな顔してるのが『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の真実が暴かれるシーンの奥さんの顔と繋がって、面白かった。
生きる喜び
バカだな~と思って眺めていたらどんどん深い方へ進んでいき、終盤置いていかれた。だが最後の彼の姿を見たとき、全てが明るくなって吹っ切れる感じがした。何だかよく分からないが清々しい気分。
死体が繰り出す仰天技やサバイバル感溢れる演出に冒険心(大げさに言えば生きる力)を擽られる。
GYAO!
なぜおもしろいのかもわからない
Amazonプライムにて視聴
無人島に取り残された主人公が、流れ着いた死体のオナラを利用して海を渡り故郷に帰るという話
やべー作品
奇想天外で最初は気持ち悪いなと思って見ていたが、奇想天外も奇想天外すぎるとおもしろくなる
中盤から熱中して見ていた
物語終盤は現実に突き戻されて、俺も主人公同様に熱中して見ていたのがおかしかったんだと我に帰る
万人にはオススメできないが自分が今まで見た映画の中ではかなり評価が高い
めちゃくちゃおもしろかった
アタマがイカれてるのか?w しかし非常に魅力的な作品!
ブラックと言うのかどうなのかは置いておいて、非常に笑える作品。
突っ込み所があちこちにあるのだが、全てを真面目にシリアスに進めているのだからそれがまた面白い。
自殺を決めた男と死体の人生観の交錯が見ていて珍妙であり面白い。
ほぼ主演の二人で話は進むが、見ていて面白く、時間も短い方なので見やすい作品であった。
ラストははっきりしないのが個人的にはモヤモヤするが、このようなタイプの作品にそれを求めるのは野暮だな。
カメラワークや、所々で出てくる小物が面白く、凄いなーっと関心しながら楽しめた。
特にバスのシーン等は美しい描写が良い。
好き嫌いは分かれると、思うが個人的には好きな作品でした。
君の排泄物と混ざりあいたい
『ジュラシックパーク』を知らないのにローラ・ダーンは知ってるんだな!と、妙なところで洒落た会話に釘づけになった。とにかく友達が欲しかった無人島生活のハンク(ポール・ダノ)。彼の首吊り自殺シーンから始まるこの映画の特異性に思わず引き込まれ、映画のチラシにもなってる死体ジェットスキーがあまりにも早くに登場したものだから、次は何が起こるんだろうとワクワク感でいっぱいになってしまう。
トム・ハンクスが演じた『キャスト・アウェイ』の無人島生活を思い出し、この場面ならこうするとか、サバイバル生活で何が重要なのかを確認しながら見てしまうのです。やっぱり語り合える友達じゃん!と、まずは納得。しかし、相手はメニーと名乗った死体(ダニエル・ラドクリフ)。普通なら死体を背負ってまで歩き回らないぞと考えてしまうが、なぜか死体が喋り出したことから様相は一変。しかも、飲める水を吐き出してくれるし、ペニスは方位磁石の役割を果たすし、弾を込めれば武器にもなる。生前の記憶が全くないメニーに対して、色々教えてあげたり、スマホの画像によってメニーがサラという女性と恋に落ちるという話もする。実はハンクが人妻であるサラに一目惚れしたために盗み撮りしたものであったのだが、メニーのペニスの力を信じて愛するサラという刷り込みを行ったのだ。
方位磁針のおかげでゴミが大量に捨てられている場所にやってきた。これで故郷が近くなったと確信するハンク。それでも大切な友達のために、簡単なバスを作って女装して即興劇などを繰り返すのだ。車のライトを見かけ、人里に近づいたと悟ったなら、もっと真剣に探せばいいものを、くだらない下ネタや家族の話などで友情を築くことが最優先。ついにクマに襲われるという最大のピンチを迎えるのだった。
タイトルは万能であるスイスアーミー・ナイフから付けられたとか。いくら万能死体といえでも、いつかは朽ちていく身体なのだから、最終的には心が通い合うことが大切。終盤の展開を見てもそれはよく理解できるのですが、「君の排泄物と僕の排泄物が・・・」というわけのわからない言葉にグッときてしまった。
もう芸術的といっていい
『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』がめちゃくちゃ面白かったので、ダニエル・シャイナート監督の前作を見てみたら、こっちのほうがぶっ飛んでる。おいおい、死体とのエピソードだけならまだしも、死体との話で全編、埋め尽くされている。しかも感動しちゃうし。
オナラでジェット推進するシーンがピークなんじゃないのと思ったら、そこからがすごい。メルヘンなのかおバカなのかもうわかんない世界観で、頭がクラクラくる。しかも、耳にこびりついてしまう摩訶不思議な曲で、完全トリップ状態。
ダニエル・ラドクリフもよくこの役にOKしたもんだ。
下ネタは当然、笑ってしまうんだけど、下ネタから感動に持っていく手腕は、恐れ入ります。早く、次の新作を見たいな。
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