「ただの死体ちゃん変な映画では無い。」スイス・アーミー・マン 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
ただの死体ちゃん変な映画では無い。
無人島にて孤独に耐え切れず自殺しようとしていた男が海岸にて死体を見つけ地元に帰る話。
「死体見つけてどうやって?」普通そう思う。
この死体ちゃん。万能過ぎたw
ジェットスキーだし、真水精製装置だし、チャッカマンだし、、、
まるで十得ナイフ(ポケットサイズで栓抜きや缶切りなど折り畳み収納されている。屋外では欠かせない必需品)。。。有名なスイス・アーミー・ナイフからタイトル来てるのねと納得。
こういう設定ならツッコミを入れたくなるのが人間の性だが、映像的にもありっちゃ、あり。
大の大人がエロ本や勃起話などマジマジと語るのも変だし、オナラやお菓子ばっかり食べる等の幼稚ネタにやたら拘るし、最後も「だから何?」と思うかも知れない。
現実的映像や話に目が行きそうだが、、、。
孤立島→2人が楽しく過ごしていた場所が好きな女の家の近くの森だった事。携帯の圏外→父のメールが観れた件を考えると、主人公の(精神的な面もありきで)社会から脱線→復帰話を事面白く映像化していたのかな?と。
下ネタ、下品な映像・差別を少し組み入れた作品が嫌いな人にはオススメ出来ませんが、「こんな独創性設定、演出、脚本で映画表現成り立つんだな〜」と感心したい方はどうぞ。
コメントする