「シュールの極み」スイス・アーミー・マン Chronoさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールの極み
去年、英語で観たのでところどころハッキリしない部分はありますが、細かいところは覚えていなくても、シュールを極めた映画だな、という強い印象が残っています。
特にこれと言ったメッセージ性は無く、ちょっと笑って最終的に「意味分からん(笑)」と誰しもが思う映画だと思います。
ラドクリフは万能死体役で「本当に死んでるのか?」と思わなくもない行動を取りますが、一貫して死体で押し通されています。つまり、ゾンビのように人を襲うとかそういうことは一切ありません。あくまで「サバイバルに超便利な道具(死体)」として扱われます。ラドクリフの演技力全開でそういう部分に面白さがある作品でした。
そのため、ストーリーに期待してはいけません。あくまでも、死体がずっと出てる気持ち悪さとそれを使って面白おかしくサバイバルが進んでいく映像の狭間で観てる方の気持ちが揺れ続ける映画です。新感覚ではありますが、意味は特にないと思いました(笑)
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