パトリオット・デイのレビュー・感想・評価
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こんなテロリストはやっかい
2013年ボストンマラソンの爆弾事件を早くも映画化、記憶に新しいだけに生々しい。 犯人はイスラム過激派の兄弟で、兄の妻も共犯。 警察とFBIには敬意を表すが、こんな犯人像だと世界中に居そうで怖い。
マーク・ウォールバーグっていつも期待を裏切る
実は、ツタヤで評価が高いからこれを借りた。 あまり期待もなく(笑) 最初の印象は、マーク・ウォールバーグって、いつもそれなりだけど心を動かされたことがない経験がすべて。 確か、デンゼル・ワシントンと共演した『2ガンズ』がいちばん良かった。 いつもどこか、「これって映画だから」って言い訳してる演技に思える。 この映画の最初の印象は、リアル感がない。 ボストンの事件なのに、手持ちのカメラワークなのに、ぼくは心を動かされる映像がない。 リアル感をだすカメラワークなのに、脚本をなぞっているだけ。 彼の映画っていつもそんな感じだ。 主人公の他に、脇役で感動するひともいないようだ。イスラムの人たちも、観客の映像がちょっと救いかな?、でも映画としてその感情を掬えていない。 結局、いつものマーク・ウォールーグの映画だ。 映画の中心がないのだ。 半分観たちところで 止めようと思った。 *映画へのスタンス ほくは映画について書くこと望んでない。 ただ、そのつど・・、そのときどきの映画がすきだった記録を残したい。単なるふつーの映画ファンです。 こうしたサイトを使って毎年記録を残し続けるのがすきです。自分のためにそうした記録が、数年後自分にとって振り返るデータとなります。映画って、そういうモノだと思っています。 SNSって興味がないのです。
ほぼ文句なしのサスペンス
サスペンスとしてもアクションとしても完成度が高いし、メッセージ性もあった。トレントレズナーの音楽もめちゃくちゃ良い。 気になったのは、イスラムに対する偏見を煽ってしまう描写に対しフォローがないこと。
3度目のコラボ
ピーターバーグとの3度目の共演作はこれまた実話。ボストンマラソンのテロを題材にした作品。まず、評価として星4だが正直点数で評価しきれない作品。なにげなくTVのニュースで悲惨だな程度しか感じれなかった事件の詳細を知ることができ、いたたまれない気持ちになった。前作のバーニングオーシャンと今作ともにアメリカ興行はイマイチだったが興行とは関係なく後世に遺していく作品だとおもう。
マーク
妻の尋問に夫の遺体の写真を見せたりする、テロリストに人権はないというのが、パトリオティズムだから。こいつは殉教者じゃない、卑怯者だとフリントストーンが言う。犯人には可愛らしい金髪の女の子がいて、だけれど爆弾はベビーカーの近くに仕掛けられて。犯人はろくな奴ではもちろんないのだけれど、ウォールバーグが監視カメラに映る犯人を指して、こいつらか、クズどもめ、と呟いた時、全ての問題は先送りにされる。 ベンツを奪われた中国人、MITの韓国人、被害者の中国人、ボストンは大学の町で世界中の人がやってくる。犯人もイスラム系で、MITに通ってて、なにかしらの疎外感を感じてたから、エキストリームな行動に走ったんだろうけど、全く、背景は描かれない。犯人が捕まると、市民が歓声を上げ、なぜかJFKの肖像画が映り、レッドソックスの選手が、街を讃える。犯人は死刑で、犯人の学校のルームメイトの中国人は、捜査妨害で捕まって、妻に対しての捜査はいまもつづいてると語られる。あたりまえだ、と言わんばかりに。何かを讃え、何かに捧げ、何かを振りかざす、だからアメリカは素晴らしい。 またどこかで銃乱射事件が起こる。あたりまえに。 テロリストとパトリオティズムの回路は、どちらも直列だから、まっすぐ前にしか進まない、両者は振り返ること、それを倫理と言い変えても良いのだけど、振り返ることは選ばないし、倫理は正義でまるめこむ。ゾッとする短絡的な仕上がりに、しびれる。 繰り返すが、だからアメリカは素晴らしい。 マイケルマンは、もう少し違う描き方してたけど。
犯人は町(警官、FBI、市民)が逮捕した
2013年、アメリカで“愛国者の日”とされる4月15日に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件。 日本でも大きく報じられ、その後すぐ犯人を捕まえた事も記憶している。 改めてそれが僅か102時間のスピード解決だった事も驚きだが、ほんの数年で映画化された事も驚き。 始まりはよくある事件関係者たちの前日当日の日常。 普段この手の作品なら正直ちと退屈する導入部だが、今回ばかりは違う。 事件捜査に当たった主人公警官たちだけではなく、事件被害者たちも。 彼らにはそれぞれ営みがあり、その日もいつも通りの一日になる筈だったのに…。 これから起こる悲劇を思うといたたまれない。 マラソン当日。 ランナーたちが続々ゴールし始めて、我々がニュースで見たあのアングルになって緊張が一気に高まる。 そして事件は起きた。 現場は阿鼻叫喚、大混乱。 手持ちカメラや実際の映像も挿入し、臨場感はたっぷり。 捜査シーンはスピーディー、クライマックスの銃撃戦はスリリング。(それにしても、あんな住宅街で銃撃戦が繰り広げられたとは知らなかった…) 『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』など実録事件モノで素晴らしい手腕を発揮するピーター・バーグの演出も快調。 警察とFBIの合同捜査。 ちょっと対立あったのは最初の内だけで、事件や犯人への怒り、逮捕は同意。 監視カメラに映った犯人と思われる怪しげな男二人の特定の早さが凄い。 でもこれは、事件現場…と言うより地元をよく知ってる主人公警官の力ナシでは無理だったろう。 顔写真の公開を巡ってまた一揉め。 慎重さも分かるが、このままでは何も進展しない。 その時の主人公警官の言葉が響いた。 「(顔写真を公開すれば)この町が犯人を見つけてくれる」 犯人を逮捕したいのは警察もFBIも、この町も同じだった。 ついに身元を突き止め、徐々に犯人は追い詰められていく。 犯人たちの動向は序盤から度々挿入。 かと言って、一切共感は出来ない。 多くの死傷者を出した凶行を起こし、事件後また犠牲者を出し、逃走の為にまださらに罪を重ねようとする。 犯人たちをただただ冷淡に描く。 動機は全く描かれず、テロには屈しないアメリカによる愛国者映画という印象も見受けられる。 でも、テロへの恐怖、怒りに国の違いはない。 それに本作はただ単の愛国者映画と対テロ映画だけでもない。 犯人逮捕に尽力した捜査員たちに敬意を。 事件被害者の傷が癒える事を。 犠牲になった方々に哀悼を。
今年一番泣いた作品
愛国者の日に開催される、 ボストンマラソンテロ事件の話。 映画ファンだけではなく、 老若男女なるべく多くの人に観てもらいたい映画。 爆弾テロ事件という物が本当に許せない気持ちになった。 対岸の火事ではなく、日本でもし起きたらここまで迅速に対処されるのかが不安だ。 軽いユーモアが挟まれる部分があるけれど、初めから終わりまでドキドキしながら観ているから笑えない気分。 多少ストーリーが中だるみするが、 最後はちゃんとまとめてられてて号泣でした。 確保のシーンで背中に「BOSTON POLICE」と書かれているのが印象的
不謹慎かもしれないが…
アクション映画として、刑事ドラマとして面白かった。 実際のテロの映像と見間違える位の、テロシーンの恐ろしさ、100時間余りで犯人を捕まえる為の捜査、出来事、7割位の真実と、フィクション3割のエンターテイメント。 夜間の住宅での銃撃戦や爆発も、知らなかったし、終息まで初めて知った事も多く面白かった。 最後『世界仰天ニュース』的に、ご本人登場、インタビュー、そして現在を見せてくれる。 ちょっと卑怯な感じもあるけど、それを越えて感動した。 ただ、ちょっとマーク ウォールバーグの過去の悪行も知ってるので、警官の熱血漢のセリフに、ちょっとだけ違和感あったのと、大事な場面で居ないのも、ちょっと違和感あった。
緊張感&臨場感!
この前公開されたばかりの『バーニング・オーシャン』に続いてのピーター・バーグ監督作品! 『バーニング~』とその前作『ローン・サバイバー』にて史実を極上エンタメ映画へ仕立てることに秀でていること、そしてそれがじぶんと相性バツグンということが判明したので、本作もずーっと待ち望んでいたのですよ いやー、期待を超える興奮と感動を味わうことができましたよ。 凄惨な爆発現場や迫力ある銃撃戦を描きながらも、人々の心情にフォーカスを当てた描写が涙腺を刺激するいい映画でした クリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』は2009年の事故であり、『バーニング~』の原油流出事故は2010年、そして本作のボストンマラソン爆弾テロ事件は2013年に起きています。 ここ数年の出来事が次々に映画化されていますが、やはりアメリカ国民は9.11以降、痛ましい事件や事故に遭遇しながらも、じぶんたちで支え合い立ち上がることの大切さというものを表現し、またそれを求める傾向にあるのではないかぁと思います エンタメ映画としても、爆発が起こるまでの緊張感や、すぐそこに死の迫る絶望感、そして銃撃戦の臨場感など、数々の見せ場が続き、手に汗握りスクリーンから目が離せませんでした それでありながらジョークを忘れない警官たち。 不謹慎と思うことなかれ、冷静さを失うどころかパニックに陥ってもおかしくはない状況で、一心不乱に犯人を追い続ける勇敢さに尊敬の念すら抱きました いちばん印象深い、あの子どもに寄り添っていた警官。彼のこころ誰ぞ知る…しんみり 何も語らない彼の敬礼に自然と涙が出てきました 描写されていることの正確さはわかりませんが、Wikipediaでは表しきれない人々の感情や幸せな生活を描くことで、それらを脅かし、奪ってしまう愚かな行為に怒り心頭しましたし、警官や一般市民にも犠牲の出る危険性が常につきまとっているので、ずーっと心拍数が上がりっぱなしでしたよ 映画の終わりの演出は史実モノとしてありがちでしたが、どんなに傷ついても互いが思い合えば国民は負けないんだというメッセージを感じられる、すばらしい作品でした
テロが奪ったものと奪えなかったもの。凄惨な事件の裏にあった真実。
【賛否両論チェック】 賛:実際に起きた事件の発生から解決までを、淡々とした描写の中で映し出す様子に、人々の意志の強さや団結力が垣間見えるのが印象的。アクションも重厚。 否:手足の切断等、かなりグロいシーンが多いので、苦手な人には向かない。 冒頭は、何気ない日常がまるで群像劇のように描かれ、その人々の日常が非情なテロによって突然破壊されてしまう様子に、思わず言葉を失います。 そしてそんな凶悪な事件を目の当たりにし、解決を胸に誓った主人公達捜査関係者の奮闘や、思いもよらぬ展開を見せる事件の顛末が、緊迫のアクションと共に描かれていくのも、また印象に残ります。個人的には、町を知り尽くすトミーが監視カメラの映像を基に、犯人の足取りを的確に言い当てるシーンが、驚きでした。 結構グロテスクなシーンもあるので、好みは分かれるかも知れませんが、決して忘れてはいけない事件の真実を、是非ご覧下さい。
1ヶ所難あり
全体としては上々とは思いますが、爆発直後の混乱の最中、主人公が人気のない飲食店で何か飲み物のビンを取ってビンから直接口にするシーン。これ必要ですか? しかも、その直後、ガタッと音がして主人公がビクッとするが何もない。全く必要性がない。むしろ、一口とはいえ火事場泥棒的な行為でマイナスイメージ。編集の失敗なのか? このシーンを必要とするならそれはそれでアメリカの感覚に?がつく感じがしました。 異なる監視カメラの映像の中の犯人を次々に追う所がこの映画の見せ場の1つ。本当にあんな見つけ方だったのだろうか。できすぎな感じだが非常におもしろかった。 犯人の妻役の女優がきれいで魅力的だった。調べたらドラマのスーパーガールで主演に抜擢されたメリッサ・ブノワだった。注目株。
ドキュメンタリーを観ているよう
ドキュメンタリーを観ているような映画。ニュースで知ったつもりになっていた事件が、加害者、被害者、捜査する人々、それぞれの視点で丁寧に描かれている。残酷な事実に息が詰まりながらも目をそらせなかった。 犯人は何故テロを起こしたのかという、一番知りたい部分は解決されず、実際、人の胸の内などわからないのだから仕方ないとはいえ、ちょっともやっとした。
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