ディストピア パンドラの少女のレビュー・感想・評価
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予備知識なしに観た
観終わった後「え?」って感想が出ました。これから原作考察等観たいと思いますが、素直な感想としてはとても難しい映画だと思います。
最大の謎はエレニーが木を燃やした理由です。それまでエレニーが行った行動・判断などからすると突飛過ぎて理解できませんでした。恐らくそれまで観ていた観客の中の「エレニー」と実際の「エレニー」はかけ離れた存在でそれが具現化したのがあのシーンなのかなと思います。それが何に起因するのかは私にはわかりませんでした。1つ言えるのは彼女は「先生の希望」ではあっても人類の希望ではないです。
映像は素晴らしかったですが、突然感情移入を断ち切られたようなポカンとした感じでした。
少し調べてみたいと思います。
これはすごい結末を迎えるだろうなーと思ったら
原題にないディストピアとかパンドラ(二つ名としての意味ではあるのだろうけれど)とか付いててそういうことなのだろうと思ったら案の定。諸星大二郎とか80年代SF漫画好きはこういうノリ大好きなんじゃないですかね。生物都市とか。それどころか確か永井豪御大系列で異世界から食欲の権化が浸食して人をのっとる漫画あったよね。
まだ原作小説を読んでないのだけれど野良第二世代たちは原作でもあの世紀末コーデなのだろうか。これはこれでリンとバットみたいでよいのですが、教育なしで服を着るまで知能が付くのかなと変なところが気になる。
字幕はそこそこかと思ったら真菌感染症なのにウイルスと出てきてチョット残念。実際には博士(軍曹の台詞だっけ?)pathogen(病原体)と言ってた。
パンドラだった
人類を救う=自分の所属する既存の世界を維持すること。
メラニーは自分が属するのはハングリーズだと理解し、新しいハングリーズの世界を始めたのだ。
人類はパンドラの希望としてメラニーを育てていたが、彼女はハングリーズの新しい世界を作るパンドラだった。
ただ、宿主がいなくなったら(地球上の人全てが感染したら)それ以上広がりようが無いのでは?と思う。
ハングリーズの気味悪さ、施設の不気味さは映像で観ると際立つ。
だけどメラニーが先生を慕う気持ち、先生達とは違うのだという葛藤、危機的な世界背景等はあまり伝わってこない。
小説の補完的な意味で観たほうが良さそう。
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