ディストピア パンドラの少女のレビュー・感想・評価
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ゾンビ映画とは言い切れない
救われない近未来、イギリスSF伝統を感じさせる。
「ハングリーズ」の集団が意志も意識も失ってゆらゆら立ち尽くす後景は、ウイリアム・ホジスン『夜の声』マタンゴを思い出した。
これはすごい結末を迎えるだろうなーと思ったら
原題にないディストピアとかパンドラ(二つ名としての意味ではあるのだろうけれど)とか付いててそういうことなのだろうと思ったら案の定。諸星大二郎とか80年代SF漫画好きはこういうノリ大好きなんじゃないですかね。生物都市とか。それどころか確か永井豪御大系列で異世界から食欲の権化が浸食して人をのっとる漫画あったよね。
まだ原作小説を読んでないのだけれど野良第二世代たちは原作でもあの世紀末コーデなのだろうか。これはこれでリンとバットみたいでよいのですが、教育なしで服を着るまで知能が付くのかなと変なところが気になる。
字幕はそこそこかと思ったら真菌感染症なのにウイルスと出てきてチョット残念。実際には博士(軍曹の台詞だっけ?)pathogen(病原体)と言ってた。
パンドラだった
人類を救う=自分の所属する既存の世界を維持すること。
メラニーは自分が属するのはハングリーズだと理解し、新しいハングリーズの世界を始めたのだ。
人類はパンドラの希望としてメラニーを育てていたが、彼女はハングリーズの新しい世界を作るパンドラだった。
ただ、宿主がいなくなったら(地球上の人全てが感染したら)それ以上広がりようが無いのでは?と思う。
ハングリーズの気味悪さ、施設の不気味さは映像で観ると際立つ。
だけどメラニーが先生を慕う気持ち、先生達とは違うのだという葛藤、危機的な世界背景等はあまり伝わってこない。
小説の補完的な意味で観たほうが良さそう。
冬虫夏草
理性を無くし生物を貪り食う感染症が蔓延するゾンビの様な世界のセカンドチルドレンというのは良いけれど、色々な設定が都合良いのを通り越し崩壊しており、苦笑もの。
オチは嫌いじゃないけれど、チープ過ぎて勿体ない。
新しい感じのゾンビ映画で面白かったです。 低予算の映画なので安ぽい...
新しい感じのゾンビ映画で面白かったです。
低予算の映画なので安ぽいCGだったりオプジェクトがある場面が時々見受けられました。
あと中編、後編あたりにでてくる子供ゾンビがとても映画のB級な感じと映画安っぽさがでていて残念でした。
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