劇場公開日 2017年7月1日

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「ゾンビ文法でやる必要はなかったのでは」ディストピア パンドラの少女 桜花さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5ゾンビ文法でやる必要はなかったのでは

2017年7月12日
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鑑賞方法:映画館

ゾンビ好きとしては観ざるを得ない映画だと判断し、劇場へ!!!

ゾンビ映画としての出来は、最悪とまではいかないが、下の中、といったところ。

ゾンビルール(文法)には乗っ取っているし、ある程度作り込まれてもいる。

しかし、ストーリーの人工性が非常に鼻につくのだ。(SF的なアレや、人喰い少女設定のでっちあげ感や、オチのコント風演出やら。。。)

ゾンビ映画の醍醐味は、日常が破壊されても生きていくというリアリティにある。だからこそ、その絶望感にもリアリティがでる。

本作は、日常のリアリティ感から、ちょっと飛びすぎている。絵空事のように感じられてしまい、絶望感が感じられないのだ。

本作で描きたかったことは、本当にゾンビ映画というフォーマットでよかったのだろうか??

非常に残念だったが、ゾンビ映画にはよくあること。今後も、ゾンビ映画は観てしまうんだろうなあと思う。

桜花