オーシャンズ8のレビュー・感想・評価
全81件中、1~20件目を表示
エレガントなカメラワークが魅力
作品全体について
監督も変わって作風も大きく変わるかと思っていたけど、ストーリーラインから画面構成までオーシャンズシリーズらしいエレガントな雰囲気に満たされていた。計画のディティールだけを見せて全貌を映さないのも最後まで徹底されてる。
スマートな印象のある本作ながら、全体的に曇天や雨天、暗めの画面が多い。画面の明度というよりカメラワークの良さがあるからこそ、そういう印象が残るのかも。
カメラワークについて
動きの早い画面ブレ等は使わず、1カット1カットを長く使った上品な画面構成はシリーズ通しての印象。空間の広い舞台をゆっくりカメラを動かして、贅沢に見せるカットが多い。計画の全貌がわからない分、カメラは多くの情報を写そうとしているように感じた。ごちゃごちゃとした印象がないのはフレキシブルなカメラワークながらゆったりとした動きを徹底しているからかな。
壁に書かれた文字を写し場面転換でカットを割って、室内から反転して見えるガラスの文字につなげる…みたいなアイデアが面白かった。BGMが終わるギリギリのタイミングでこのカットつなぎをしているのもオシャレでかっこいい。
その他
デビーがミラーを計画に誘うランチのシーン、渋るミラーが計画への賛同を示すときに、デビーが差し出した食べ物を食べて賛同の意思を示す。相手のものを口にすることにより同じ意思を持つという表現となる。
その表現がダフネにもあって、ミラーが仕込んだ下剤を(意図して?)口にするところ。今回の計画の大事な部分ということもあって、デビーたちの計画にダフネがノッた演出として印象に残った。
シリーズの魅力の継承と更新
シリーズが更新した新しい「オールスター映画」の概念を正しく継承した映画だ。一世一代の熱演を見せるわけでも、ド派手な見せ場を用意するでもない。ただそこに集まって、楽しそうにわちゃわちゃしている姿が、微笑ましく見られるのだ。これもまた、無名の俳優だったら成立しないひとつの「ゴージャス」の形だと思う。
サンドラ・ブロックの「得意だから」というセリフも象徴的だ。序盤の詐欺とペテンで高級ホテルを満喫してしまうくだりが大好きなのだが、あれこそ「得意」な者の余裕だし、また、彼女たちはカメラに愛されることが「得意」だからこそ、軽いシーンややり取りをも光り輝かせてしまえるのだ。
それでいて、サンドラ・ブロックは決意表明をする。鏡の前で。あのシーンは軽くもなければおふざけでもない。シリーズの過去作にはなかった本気の声明だ。ソダーバーグより上とまでは思わないが、ほぼ同じ路線を踏襲しつつ、違う扉も開いたこのシリーズの続きに期待しているので、早く作ってくださいね!
大都会の1ドル銀貨♥は地雷を踏んだ
エイトと言いながらセブンと言う事で結末が分かっちまった。つまり、他の犯罪にはアリバイが無い訳で、彼女は推定有罪になるはずだ。
そもそも、この映画に登場する美術品は盗んでも1ドルにもならない。だって全て小道具でしょ。この映画を鑑賞している鑑賞者が騙されている。で。
そんなのは当たり前なんだけど、真面目に考えると、物の価値なんてそんなもの。
装飾品の価値なんてそんなもの。経済を学び直せばすぐ分かることだが、最低でも金本位制から『金』だけが価値がある物。その『金』だって、どうなることやら。スタグフレーションが舞い降りれば、こんな『カルチャー(文化だよー)』なんてぶっ飛ぶ。ただの石ころ。絶対に捕まらないのなら、真面目に地道に『スリ』でもやっていた方が良いと思うし、ニューヨークに住まないで、発展途上国に住むでしょう。つまり『ワタシワタシ詐欺』なのである。本当の犯罪者はこんなカルチャー(文化だよー)をぶっ壊しにかからない。一番弱い者(おじいちゃんおばあちゃん♥)を狙って来る。まぁ、騙されたつもりで見るのは一向に構わないと思うが。
これを見てELEGANTとかSMARTは無かろう。
『ワタシワタシ詐欺』をELEGANTとか
SMART(和訳すると頭が良い)とは言わないでしょ。
そもそも、美術館に展示されている物は結構イミテーションが多いって知ってます?
追記
途中『ララのテーマ』が流れる。このインストルメンタルを演奏しているのが『ジェームス・ラスト』さんである。日本では『マミー・ブルー』って曲で少しばかり流行った。でも、母国ドイツでは多分知らない人はいない。はずだ。僕はこの方のCDを断捨離で捨てられなかった。
この音楽の為だけで評価する。
女子窃盗団
美女だから画面は楽しいが、
窃盗に贋作に薬品混入に、やってること恐ろしい。
ただね、アクリルケースの機械の中で仮にジルコニアはできても、石留の金具部分はできないでしょうよ。
ネックレスはマグネットがないと外せない設定だったのに、走ったら落ちて池ポチャは無理がある。
刑務所で5年考えてこれかー。
ハリウッドで先輩にあたるサンドラブロックやケイトブランシェットが、アジア系やインド系やアフリカ系にも光が当たるようにしているの、役は窃盗犯だが大御所なんだなぁと。
そして、摂食障害経験や膨大アンチに悩まされた過去さえもネタにしてしまうアンハサウェイ、大物。
綺麗も可愛いもお馬鹿もお色気も賢いも全部できる。
ほぼ全ての役を見てきたと思う。
初期からプリティプリンセスなど作品内での人物変化には長けている女優さんで、優等生うさぎ良い子ちゃんをとっくに脱してからどれだけ役が増えても、どこかに素の繊細や根性や真面目が出ていたと思う。
横柄傲慢役は初めて見たかも。
これが魔女がいっぱいに繋がったんだなぁと着々と重ねていく芸歴がすごいし、結婚して母になっても仕事も女性らしさも全部取りするロールモデルポジションにいるから、鼻について叩かれるのもわからなくもないが、醸し出す雰囲気が正統派だからベストポジションだと思う。
日本でだと石原さとみ的な立ち位置なのか?
アンハサウェイが、わざと騙されてみていたと8人目に加わりにくるシーンだけ、何度も何度も見たくなる。
リアーナを無駄遣いしないで!と思っていたら最後に真っ赤にドレスアップして最強のウエストを見せてくれるし、サンドラブロックはデンジャラスビューティーの頃はアンハサウェイと被る要素も少しあったものの顔立ち的にもっと強め不器用片思い女性像が得意。ドイツ語シーンが見ていて楽しい。
ケイトブランシェットはルーとしての活躍よりも、サンドラブロック扮するオーシャンの理解者として、話を聞き笑いかけるシーンが1番印象的だった。
オーシャンズのジョージクルーニーの妹設定のサンドラブロック。どんな兄妹?!
保険金調査の人には疑いが男に向くようにして、結果的にカルティエには保険金が支払われておしまい?!
貴重な宝飾品トゥールズが食洗シンクにぼちゃんし、まさか皿洗いスタッフのお手洗いのおむつシートでバラされるなど数奇な運命すぎる。
皿洗い用のお手洗いにおむつシートなんて不要だから絶対付いてないだろ!
色々おかしいが中弛みがないので、美女達をサラッと楽しんで見終わってしまう軽めの作品。
カッコ良過ぎる!
「ター」からのケイト・ブランシェット祭りで、再視聴。映画館でも観ていたのに、内容を全く忘れていました(/ _ ; )
なので、ハラハラドキドキ楽しめましたが、一人一人がメチャ、魅力的。リアーナも、ヘレナ・ボナム・カーターも!
「眺めのいい部屋」のヘレナや、「エリザベス」のケイトがこうなるか!もはやマルチバースを生きていくのね、女優さん達は。皆さんとっても楽しそう。
唯一サンドラ・ブロックだけが、やや暗め?と言うか、「絶対成功させる」執念のオーラ出してましたね。「恨み晴らすためのシュミレーション」を5年間かけて過ごして来たから。
映画宣伝のフォト自体ももはや、モードな彼女達です。これは何度も観たいかも😆
アン・ハサウエイにリアーナが魅力的で、原案及び脚本がお洒落で楽しめた
ゲイリー・ロス 原案・脚本・監督による2018年製作(110分)のアメリカ映画
原題:Ocean's Eight、配給:ワーナー・ブラザース映画。
なかなか手の込んだストーリーで、とても面白かった。特に、終盤に大女優ダフネ・クルーガー(アン・ハサウエイ)も、泥棒仲間に加わる展開がかなりユニーク。その理由も、お金でなくて一緒に何かしたかったと言うところが、少々ぶっ飛んだ設定で、ハサウエイに良く似合ってもいてお見事。加えて、犯行がメトロポリタン美術館の世界最大ファッション祭典メットガラの当日というのも、good idea。
シンガーソングライターのリアーナ(2023年、NFLスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演)演ずる凄腕ハッカーの設定も良かった。セキュリティ担当者のリスト一覧からターゲティングし、FACEBOOK で好みを調べて、fishing メールで侵入する描写が鮮やか。普段の衣装と最後のメトロポリタン美術館内でのめかし込んだ衣装(ザック・ポーゼン制作のドレス)ギャップにも萌え、ファンになってしまった。彼女の曲が流れたら、尚良かったのだが。
ということで、ゲイリー・ロス による原案、更にオリビア・ミルチも加わった脚本が素晴らしかった。俳優は大きく変わったが、豪華出演陣と共にオーシャンズのお洒落な物語の伝統をうまく引き継いでいる思った。
監督ゲイリー・ロス、製作スティーブン・ソダーバーグ、 スーザン・イーキンス、製作総指揮マイケル・タドロス、 ダイアナ・アルバレス 、ジェシー・アーマン、 ブルース・バーマン、キャラクター創造ジョージ・クレイトン・ジョンソン 、ジャック・ゴールデン・ラッセル、原案ゲイリー・ロス、脚本ゲイリー・ロス 、オリビア・ミルチ、撮影アイジル・ブリルド、美術アレックス・ディジェルランド、衣装サラ・エドワーズ、編集ジュリエット・ウェルフラン、音楽ダニエル・ペンバートン、音楽監修ゲイブ・ヒルファー デボー・イェーツ。
出演
サンドラ・ブロックデビー・オーシャン、ケイト・ブランシェットルー、アン・ハサウェイダフネ・クルーガー、ミンディ・カリングアミータ、オークワフィナコンスタンス、サラ・ポールソンタミー、リアーナナインボール、ヘレナ・ボナム・カーターローズ・ワイル、ジェームズ・コーデンジョン・フレイジャー、リチャード・アーミテージクロード・ベッカー、エリオット・グールドルーベン、シャオボー・クィンイエン、ダコタ・ファニング。
期待通り
めちゃくちゃ期待してみても
おもしろい作品でした!
最後の最後までしっかり泥棒でした!笑
日本円にすると総額400億円以上と知って驚愕です。
ひとり50億円もらえても一生暮らせるのに。
すんげぇです、一攫千金すぎます。
犯罪だけどめちゃくちゃ面白いって思う作品でした!
元彼への復讐も大成功。笑
オーシャンズシリーズは間違いないですね!
華やかさもっと突き抜けても
中国人のキャラや、雑技団的な男の人は再考しても良かったのにと思いました。女性で統一して、キャッツアイ的な感じを期待してました。もう一押しほしいです。
冒頭の“返品詐欺”のシークエンスが見事だった
狙った獲物は、ファッションの祭典“メットガラ”でハリウッド女優ダフネが身につける1億5千万ドルの宝石。会場には防犯カメラが1ミリの隙もなく張り巡らされ、屈強な男たちが目を光らせている。そんな中どうやって宝石を盗むのかが見どころ。まずは偽物の宝石を作り、それをトイレや池ですり替えるというものだが、最後には実はこんな仕掛けもしてあったんだよ~という展開で面白さを増している。
ダニー・オーシャンが死んでいたという設定を聞いて、もうジョージ・クルーニーは観られないんだなと残念にも思った。
【2018年8月映画館にて】
シンプルに面白い映画
女性だけのオーシャンズということで内容も女性が見て楽しめるようなドレスやジュエリーなど美しいものが沢山出てきて、そういうものが大好きな私は楽しめました。ストーリーとしては大きな捻りもなくとてもシンプルな印象でしたが、女子会的なノリが楽しかったです。裏切った元恋人に復讐も兼ねて、というのは女性ならではの発想かなって思います。ゲストに各界の著名人がちらほら出てきてそれも楽しかったです。
オーシャンズシリーズのいいとこどり
まず、出演メンバーが最高。
これぞオーシャンズシリーズという豪華さ。
サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットのシーンとかゾクゾクする。
オークワフィナもいい味出してる。
そして、ヘレナ・ボナム・カーターの安定感。
キャスティングは「誰に出てほしい?」から始まったのかな。
こんな企画あったらワクワクする。
ガラ本番にチラっと顔を見せるメンバーも素敵。
そして、メトロポリタン美術館!
約20年前に行き、1日じゃ回り切れず、ホテルに戻ってからコスチュームエリアを見損ねたことに気づきすごく悔しかった。
いつかまた、と思ったまま、こんなに時間が経ってしまった。
コロナ落ち着いたらリベンジしたいなぁ。
肝心の仕掛けは……Facebookを誰にでも見られるようにしてる人なんて今いないよね。
本番のサーブでガム噛んでるのはあり得ない。
栄養士がキッチン仕切るのもあり得ない。
本物が見つかったとき、ダイヤかどうか確認しないのもあり得ない。
それ以外はよくできてるんじゃないかな?
そして、オチ最高!
私の大好きなあのメンバーも登場。
ゴージャスなワンチーム ✨
L○XのCMそのままにアン・ハサウェイが華やかで美しかった。
映画「しあわせの隠れ場所」でのサンドラ・ブロックに、より彼女の魅力を感じました。
冒頭の万引きテクに驚かされました (^^)
実際アリなんでしょうか??
次回作が有るとすれば、正義有る華麗な盗みを魅せて
欲しいかも。
日テレを録画にて鑑賞
やっぱりな、という感じ
~の女性版、みたいなのちょっと苦手なのでみていなかったけど周りが面白いというのでテレビでやるし見るか~と気軽に観賞
結論からいうとやっぱりあいませんでしたね、ある意味予想通りの展開でした
元カレに裏切られて復讐、なんてテンプレ中のテンプレでかなり嫌な予感はしていたけど、どうしてこうアクション、エンタメ系で女性主人公だと“男性に勝つ”が主軸になるのか、無闇に対立させてるの多すぎない?本当に女性にウケてるのかなぁ
しかもかなり男の側がマヌケに描写されてるし、同じ女性として全く共感できない(キャプテンマーベルは“己に打ち勝つ”の比重が大きかったから楽しめた、ワンダーウーマンはおまけ程度で男性よりも強く、賢く、美しいが全面にでていて無理だった)
あとアンハサウェイの役どころもなぁ、、
プリキュアのさ、敵側にいる女子寝返る展開嫌いだからなぁ
絶対味方になるの分かってるからそれまでが茶番以外の何物でもなくなるのが冷めるのよ
盗みの手口もなんか微妙だったし(警備がどう考えてもガバい)長く感じる映画でした
アンハサウェイのおっぱいに星2つ、それだけ
ドキドキ
終始ドキドキ✨
アンハサウェイ💕
素敵(*^^*)
うっとり。
カルティエが、この映画の独占ジュエリーパートナーとして参加ってだけで豪華✨
オーシャンズシリーズ、初視聴。
他の作品もお見事なのかしら?
それぞれの職人技でスムーズにミッションクリア👍
スッキリ✨
お見事でした(*^^*)
お、面白い…
スタイリッシュ過ぎる!キャストを女性にしたので華が凄い!!えぐいわ〜。私こう言う娯楽作品大好き〜!シリーズのナンバリング4つめくらい?なら大健闘した方ではないでしょうか。
ダニーの妹設定ですけども、特にカタルシス無く犯罪を犯し浪費と同じ感覚で悪事を働くというのが良かった。悪党には悪党の美学というか、割とサラッと流してますが「兄に憧れた8才の私みたいな女の子がいたらその子にすげー!って言って貰える仕事」をしたいのかなという倫理の破綻した思想が見えて好き。美しい危険な女〜!
ちなみに計画の緻密さでは兄の方に軍配が上がると思うけど、オーシャンズ一作目でポカをやらかした仕事の後の危機管理を主題にくるような構成で、私はそこが女性らしい気遣いだな〜と思いました。
ライトに観るのにちょうど良いエンタメ映画!
飛行機内で吹き替え版を鑑賞。
これまでのオーシャンズシリーズは未鑑賞。
テンポよく進むので映画を普段観ない人、観る人どちらも楽しめる作品だと思いました。
やっぱり仲間を集めていくシーンはテンションが上がる🔥
うーん?と感じたシーンはいくつかあり、
・チームメンバーはみんなクールですが、やはり活躍や登場時間に幅があるなぁと感じました。
・ダフネ(アンハサウェイ)が仲間になる理由が「同性の友達がほしいから」というのは???となりましたが、そんなもんなんでしょうか…そのくらい単純で豪快な理由という面白さ?
・カルティエに関しては、ウェイターにこっそり運ばせたり、偽物を水の中から取り出して落ちてました!とするシーンは流石に無理があるような…とやや引いてしまいました。
楽しかった!
オーシャンズシリーズとしては、残念。
派手さとか痛快さが半減してたし、
刑務所での仲間は作らないのか〜と...残念。
今回、8の女だけで仕事を完遂させるってのはどうなるんだろ〜って思ったけど、女ならではの計画だなって思った。
少し雑で、大胆な実行。チームワークが発揮されてたと思う。
あのネックレスの磁石は疑問が残るけれども...
女の敵は女って事で、アンハサウェイを引き入れた所も良かった!
裏切った男にも報復出来てたし、他の宝石も盗んでて あっと言わせた!
最後の締めも良かったと思う〜
犯罪に憧れる17歳のためにやり遂げたw
楽しく観れた^^
全81件中、1~20件目を表示