IT イット “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
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ホラーが苦手でも観れる本格ホラー。
『ホラーというよりは青春モノ』といったレビューを度々目にしていたが個人的には充分コワイ。ペニー・ワイズの動きが最高にホラーではないか?あんなイキモノ(※生きてない)に肩を掴まれて至近距離で口をゆっくり開かれたら泡を吹いて卒倒する自信がある。あのときに眼球がぐにゃりと歪むのもまた怖い。そういうシーンが凝っていて惹きつけられ、子供が題材だとどうしても弱くなりがちな恐怖感をぐぐっと煽ってくれる。
吃音症で弟を亡くしたビリー。図書館好きなデブ。ビッチと噂されるが実はいい子でクソ父親持ちのベバリー。やたらと綺麗好きなマザコン、エディ。ド近眼メガネで無駄口ばっかりのリッチー。羊飼ってるマイク(やや適当)。あと誰かいたっけ?人数は多いけどルーザーズそれぞれがキャラクターを確立し、愛着の持てる子らで好印象。かと思いきや不良グループの3バカトリオも悪さを極めていて、特にリーダーは立派な極悪人に進化するもんだから目が離せない。
恐怖を感じる対象を各々心の中に持っており、そこから解放されていくカタルシスは確かに凄く青春モノっぽくて甘酸っぱい気持ちになれた。
もう一つの「スタンド・バイ・ミー」
クソ映画
ペニーワイズがいまひとつ
話が見えない
『IT』は、1990年のTVシリーズを観たことがあるのだが、『ロッキー・ホラー・ショー』のティム・カーリーが演じていたピエロと、道端の排水溝のイメージ以外、なーんにも思い出せない映画だった。今回も、話がとっ散らかっていて良く分からなかった。子供たちの空想上の話なのに、子供の誘拐、殺人は実際に起こっている。この「空想」と「現実」をタイアップできてないと思う。だから観た後「どう言う話だっけ?」になってしまう。一つだけ面白いと思ったのは、クライマックスで子供達がITと対決するシーン、あれはつまり「子供時代の恐怖に打ち勝って、大人になる儀式」なんだと思うのだが、その中に「毒親を殺す」イメージがあって、「なるほど」と思った。あのやたら健康を気にする子は、母親に薬漬けにしてされ、恐怖心を植え付けられている。なのに母親はでっぷり太って、エクササイズ一つしない。これはすごーくアメリカっぽいなと思った。
長い
なんだこりゃ?ヒットした話題のホラーってことで見てみたけど、複雑な...
ただの怖いホラーかと思いきや
期待しすぎると
ITは、・・
ITは、いわれるほど小説では良くなかった。
ぼくの中で、「スタンド」と「霧」が良くて、「クリスティーン」も良かった。小説の話だ。だから、あまりこの映画を期待していなかった。わりとふつうの映像で、感動的なものがない。
転校生、どもり、死んだ兄といつも比較される弟、度の強いめがねの子供、なにかしらの心の傷をもっているこども達。きまって登場するいじめっ子達。
ありがちで、そうなんだ。ぼくらはそうした現実を生きている。こどもも大人になってからも。ぼくたちの過去と未来の現実だ。選択の問題じゃない。だって、彼らが選択しているのだから。戦うしかない。そこから物語がはじまる。傷と再生の物語。少女の崖から川へ飛び込むシーンのように。
でもどこか退屈。
「スタンド・バイ・ミー」じゃない。
最後は、キングらしい救いがあった。
ジーパーズ・クリーパーズみたい
恐さはそれほどではない。
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