劇場公開日 2017年11月3日

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「ホラーが苦手でも観れる本格ホラー。」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ホラーが苦手でも観れる本格ホラー。

2018年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

萌える

『ホラーというよりは青春モノ』といったレビューを度々目にしていたが個人的には充分コワイ。ペニー・ワイズの動きが最高にホラーではないか?あんなイキモノ(※生きてない)に肩を掴まれて至近距離で口をゆっくり開かれたら泡を吹いて卒倒する自信がある。あのときに眼球がぐにゃりと歪むのもまた怖い。そういうシーンが凝っていて惹きつけられ、子供が題材だとどうしても弱くなりがちな恐怖感をぐぐっと煽ってくれる。

吃音症で弟を亡くしたビリー。図書館好きなデブ。ビッチと噂されるが実はいい子でクソ父親持ちのベバリー。やたらと綺麗好きなマザコン、エディ。ド近眼メガネで無駄口ばっかりのリッチー。羊飼ってるマイク(やや適当)。あと誰かいたっけ?人数は多いけどルーザーズそれぞれがキャラクターを確立し、愛着の持てる子らで好印象。かと思いきや不良グループの3バカトリオも悪さを極めていて、特にリーダーは立派な極悪人に進化するもんだから目が離せない。
恐怖を感じる対象を各々心の中に持っており、そこから解放されていくカタルシスは確かに凄く青春モノっぽくて甘酸っぱい気持ちになれた。

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幸ぴこ