劇場公開日 2017年11月3日

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「ベタベタ傑作アドベンチャー。それが最高」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 tさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ベタベタ傑作アドベンチャー。それが最高

tさん
2017年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

怖い

アドベンチャーとして宣伝してくれ!頼むから。アドベンチャーですわ。ホラーというよりは。。。誤解されてて勿体無い。
ホラー映画を期待して観に来た客がブーブー文句言ってるような気がする。まぁ解るが。
あと、R-15なのも勿体無い。これ絶対に子供ウケするし、自分が親なら小学生ぐらいの子供に観せたい。

アドベンチャーとしては非常に面白い。まぁ展開はベタですけど、ベタなのがむしろ良い。
E.Tみたいな、最近ならスーパーエイトとかみたいな映画。スタンドバイミーにも近い。
子供たちが仲間同志で闘い、成長していく。恋愛描写も決して嫌味っぽくなく、懐かしく切ない。主役がマイノリティ(イジメられっ子、メガネ、ヒョロヒョロ、チビ、過保護、デブ、性的虐待受けてる)って設定も、ホントに泣ける。
子供が主役のアドベンチャーが好きな人なら、この映画、スッゲー好きになると思う。

ホラーとしては、極めてベタ。
以前どっかで観たシーンばかりなので、ホラーをソコソコ観てる人なら、ぶっちゃけ展開が予想できる笑
退屈かと言うとそうではなくて、
あーあー、そうそう、そこでそう来て、、、そう!、良いね。監督解ってるね。グッジョブ!あざす!ごちでした!という感じ。
なんていうか、ホラーに対する製作者の愛と情熱と尊敬と遊び心を感じる。ある意味ノスタルジー映画。
怖さ、奇想天外、スプラッター、斬新さを期待して行くと、肩透かしを食らう。

にしても、30-40代の人には懐かしくてたまらない
80年代後半の田舎町が舞台。
劇中に登場する子供の遊び道具とか、ゲーセンのゲームとか、あの時代に子供だった人にはクスッと笑えるものが出てくる。
あの時代はまだPCもそんなに普及してなかったし、スマホもなかったから、子供はあーやって空き地を駆けずり回って遊んでいたんです笑。
自分もそうだったから余計に懐かしい。

t