劇場公開日 2017年11月3日

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「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 しょうちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

2017年11月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2017年104本目の劇場鑑賞。
不気味なピエロ“ペニーワイズ”と少年たちの対決を描いたスティーヴン・キングのベストセラー小説を映画化し、
全米で記録的大ヒットとなりセンセーションを巻き起こしたホラー・サスペンス。
子供の失踪事件が続く田舎町を舞台に、
弟をさらわれた少年といじめられっ子の仲間たちが力を合わせて、
ピエロの格好をした謎めいた存在に立ち向かっていくさまを、
少年少女の瑞々しい青春ドラマを織り交ぜつつ、
戦慄の恐怖演出で描き出す。
本作は幼少期の冒険や不思議な体験をテーマにしたジュブナイル・ホラーです。
登場するペニーワイズとは、
27年ごとで現れるシェイプシフター(姿を自在に変える怪物)。
ピエロの姿をしているのは子供を引き付けて怖がらせるため。
ペニーワイズ演じるビル・スカルスガルドは、
「シンプル・シモン」のシモン役って知って驚いてます。
主人公グループは、
吃音、
デブ、
喘息のコンプレックスに加え、
弟の消失、
黒人差別、
親からの支配や虐待などのトラウマに苦しめられて、
彼らを取り巻く恐怖と対峙するために仲間との団結描写が良かったです。
最新の映像技術で見せるホラー表現は素直に見ごたえがあります。
だからと言って怖い作品ではなかったです。

しょうちゃん