「天才なだけじゃなかった」ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
天才なだけじゃなかった
セルゲイ・ポルーニンが踊る時の、悪魔的な美しさと狂気はうっかり息が止まってしまう。
天才は豊富な才能故に求めるモノが高過ぎて、周囲との差によりクスリにハマってしまったりするのか…と思いきや、家族との距離やセンシティブな心との乖離によってできた天才だったから、重圧と体の痛みに耐える為にクスリに頼っていたという事実に、とても人間味を感じた。
家族も「セルゲイの為に」出稼ぎに行っていたのに、結果セルゲイを追い詰めることになって家族もバラバラになってしまったり。
幸せ、とは夢を叶えることなのか、家族との時間なのか、色々考えさせられる作品。
とはいえ、最終的にセルゲイも立ち直って、家族の仲も復活して本当に良かった!!
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