「類稀なる才能」ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 Rubysparksさんの映画レビュー(感想・評価)
類稀なる才能
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本当に類い稀なる才能とはこういうもの、と思わせる、圧倒的な踊り。こんなにも高く美しく跳べる、こんなにも速く何回もターンできる、その身体能力を存分に使って彼が生み出す芸術作品にははち切れんばかりのエネルギーがみなぎっている。
その彼を支える家族、おばあちゃんもお母さんもすごく美しい。アンチエイジング整形とかではなく、姿勢良く美しくまっすぐに生きて来た人のもっと強さを持った健康的な美しさだ。その背景には計り知れない苦労があったはずだが、それを匂わせない強さと存在感がある。お父さんもカッコいい人で、子煩悩だったはずなのに、家族がバラバラになってしまったのは切ない。元には戻れなくても、彼のダンスをみるために集まることができてよかった。また招待してあげて!と思う。
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