「純朴田舎少年ではいられなかった天才の苦悩」ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
純朴田舎少年ではいられなかった天才の苦悩
クリックして本文を読む
エディレッドメインに似た顔立ちのセルゲイポルーニンです。
ロイヤルバレエのプリンシパルだったのは知らなかったなー。
ビュンビュン走ってきてピッ飛び跳ねては、足を交差したり、回転したり。2回転の連打でも軸はまっすぐ、回転も足りないとかなし。すごい、見たことない。
そしてルックスも良くて…素人が見ても並外れています。
彼は純粋です。まだ成熟しきっていない若い心が見て取れます。貧しくとも父母に祖母の揃った家庭でゆっくり育ちたかったのでしょう。でも才能がそれを許さなかった。そのことに納得いかなくて、でも踊りは喜びで。
葛藤の最中にいる美しき魂と姿が堪能できてよかったです。
心臓の薬とか、アスリートならドーピングでやばくなるサプリとか、厭世的な小道具がバレエの主流らしくなく思いましたが、実情はそういうことも含んでいるのだろうななんて想像しました。
コメントする