劇場公開日 2017年7月15日

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「才能もある若いダンサーの苦悩。」ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 motohayakoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5才能もある若いダンサーの苦悩。

2017年8月17日
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鑑賞方法:映画館

早く成功してしまったのに、目標がなくなってしまった事により、遅い反抗期のようなもの。
本来ならもっと早くに我儘も言えたんだろうけど、家族全員が自分のバレエの為に尽くしている事を知っていて我儘なんていえる環境じゃない。家族がいずれ一緒に居られるように、努力して築き上げた地位なのに、気付いたら家族が、バラバラで、なにもかも嫌に、なったんだねまだ若いし。一番愛情が欲しい時に、孤独に、バレエレッスンだけ。
踊りは美しく溜息がでます。反して身体中に、刻まれたタトゥーは反抗だ。何処にもぶつけられない衝動を自身の身体に刻んでいる。自傷行為に似てると思った。

motohayako