新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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5でなく4.5にした理由ありきで本当に少しだけバレありです;
新感染観てきました。
派手な内容バレにならない程度に感想ぽちぽち…。
感染物は他にバタリアンシリーズ、バイオハザードシリーズやワールド・ウォーZ…他。色々観てきていますが基本ゾンビ物って『元/現軍人』が序盤から一緒に戦う、もしくは主人公がその役職であったり舞台が米だからか普通に拳銃を始めとした武器が手に入ったりとそれなり戦う術が得られます。
それと違って今作品は列車に乗った『一般の乗客達』が狭い車両の中、限られた私物の駆使や行動でその場を死に物狂いで切り抜けようとする所が良いです。
戦う術が『ある人達』と『ない人達』のやり取り、切り抜ける為の作戦にも大きい違いがあるねという意味でも他ゾンビ作品と比べてみても面白い作品でした。
そしてさすが『人間ドラマが描かれる』と作品のあらすじに記載されていただけに主要人物1人1人を本当に大事にされていましたね。
故に同じ人間として共感出来るとこ、憤りを感じるとこ、泣けたとこが多かったです。
1本のゾンビ映画で何回も腹立ったり泣いたりは初めてだったので…そう考えると沢山感情移入させられた凄い作品だなと思いました。
あとは最も重要であろう序盤~終盤にかけてまでのソグとスアンの距離感の変化がすっごい好きでした。
窮地に立たされたとはいえ急に親子の距離が縮まるというわけでなく、その部分も物語が展開していく中で徐々にソグは『大事な娘をなんとしても守り抜きたい』スアンは『お父さんとずっと一緒にいたい』といった『親子なら当たり前』に見えて実は忘れてしまいがちな『親が子を想う、子が親を想う大事な気持ち』をよく描かれていたのもこの作品の見所になっていたと思います。
今の時代ソグとスアンの様なお互い気持ちや思考がすれ違ってちょっと複雑になる親子がいるのも全然不思議でも何でもないので、2人の行動や表情の変化も気にしながら観るとより感動出来るところが増えるんじゃないかと思います。
ホラー苦手という方もどちらかというと『恐怖〈人間ドラマ』が勝ってるんじゃないかな?と思えるぐらい心打たれるシーンが沢山あったので本っっっ当に恐いの一切無理…!!という方を除いて1度は観に行って頂きたい映画だと思います。
本当にひとつ気になって5を押せなかったのは物語が終盤に向かう段階でソグが妻(スアンの母)に最後に電話しても連絡がつかなかったのが気になります。
あの時たまたま連絡がつかなかっただけで無事なのか、もしくはスアンの母ももう犠牲になってしまったのか…。
元々スアンをお母さんの元に連れていくという目的で列車に乗ったという始まりだったので母の安否確認まで出来たら良かったかな~…?という感じです。
でも全体としては本当に面白かったです!
限りなく5に近い4.5評価を付けてるつもりです!
Blu-rayも出たら買いたいと思える作品でした!
(印象で『難しい』を選んだのは作中の人間関係的な意味でそれ選びました。大人って考えが汚なくなる嫌な生き物ですね;)
何から何まで新しい。ScreenXオリジナル映画であることを忘れずに!
原題は"부산행"="釜山行き"である。へなちょこ邦題だが、改悪と言うほどマーケティング的には結果オーライなので、あんまりイジルのはやめとこう。
時速300キロ超で疾走する超特急で起きるウィルス性のパンデミック。密室化した車内を舞台にした新機軸のゾンビパニック映画だ。
妻と別居中のファンドマネージャーのソクは、ひとり娘のスアンに"誕生日のプレゼントに何がほしい?"と聞くと、"釜山にいってお母さんに会いたい"と言われ、しぶしぶ了承する。翌日、ソウル駅に向かった二人は、釜山行きの韓国高速鉄道(KTX)に乗り込む。
カンヌのミッドナイト・スクリーニング部門の特別招待作品のほか、ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞・視覚効果賞と、いわゆるSF・特撮系アワードの世界的評価を受けている。
ゾンビ映画の必須条件は踏まえつつ、舞台が高速移動するという設定が新しい。ゾンビの移動スピードや筋力、跳躍力、俊敏性は年々パワーアップしているが、襲うゾンビと逃げる人が同時に移動してしまうのが面白い。さらに素晴らしいのは、本作がゾンビ映画にあるまじき"人間ドラマ"だということ。
"結末に泣いた"という声は大げさだが、主人公が、株式や金融商品を扱うファンド・マネージャーというのがミソだ。"不良債権を切り捨てる"、自分自身と優良顧客は守るが、それ以外は軽く扱う。この構造が、ゾンビに襲われた人々を救うかどうかの判断を揶揄している。"汝、自分を愛するように隣人を愛せよ"というキリスト教の考え方が根底に流れているから、ドラマとしての普遍性があるのだ。
去る7月16日、ジョージ・A・ロメロ(George A. Romero)監督が逝去した。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968)で、ゾンビ映画のスタイルを確立した巨匠である。"ゾンビに襲われた人がゾンビ化する"という吸血鬼的ルールは、ロメロ監督以降のゾンビが世襲してきた。本作はそのロメロが亡くなる前年(2016年作品)に完成した新機軸のゾンビ映画となった。
いいようもない絶望感(世紀末思想)で終わるのがゾンビ映画の美学だとすると、本作はそれを裏切っており、レガシーなゾンビ映画ではない。はたしてロメロはこの映画を観たのだろうか?
ヨン・サンホ監督は、アニメーション映画のベテランである。初の実写映画でこの完成度は驚きであるが、ゾンビの動きやそのカニバリズム表現はマンガ的でもある(そもそもゾンビにリアルというひな型はないが)。実際、本作とペアになるアニメ作品「ソウル・ステーション/パンデミック」(原題:서울역/英題:Seoul Station)も作っており、こちらも9月30日に日本公開される。
アニメ監督が、パニック設定の実写映画を作るといえば、庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」(2016)が頭をよぎる。「シン・ゴジラ」にも鉄道ネタがあったが、本作にも象徴的な鉄ネタがある。クライマックスで主人公たちが逃げ込む列車が、なんと超特急"セマウル号"というのが泣けてくる。韓国高速鉄道(KTX)開業以前の最速特急列車で、日本でいうなら"特急つばめ"みたいな歴史的名車である。新旧スター列車を揃えるところがニクイ。
最後に、本作は最新上映にも対応しているのが凄い。ScreenXがヤバすぎる。この作品が事実上、3面マルチスクリーン上映"ScreenX"の国内本格始動である。
すでにUCアクアシティお台場では、7月1日から、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のScreenX版がこけら落し作品として公開されていたが、未使用カットを活用した編集映像で左右構成した仕様と異なり、本作では、3面レンズを装備した専用カメラで撮影された、まったく異次元の迫力シーンがある。
ScreenX自体が韓国製なので、オリジナルでScreenX仕様の映画が作れたというわけだ。列車が奥行き方向に長いので、車内を超広角に収めることができる、3面レンズは、車内を埋め尽くして襲いかかるゾンビ、プラットホームや線路を逃げまどう人々を実に効果的にとらえている。
(2017/9/2 /ユナイテッドシネマ アクアシティお台場/ScreenX/吹替翻訳:光瀬憲子)
韓国映画すごいな
エンターテイメントも面白いもんね。韓国映画すごい。
ゾンビ再発明って感じなんだよね。諦めて感染して、ゾンビ側に行った方が気楽なんじゃね、ゾンビはゾンビで楽しそうだしとゾンビ映画観るといつも思うことは思った。
でも主人公たちは感染しないように頑張んの。親子愛も絡め、一番怖いのは人間だよねというお約束のテーマもあるよ。
ラストは「ナイト・オブ・ザ・リビングデッドか!」と思ったら違った。伏線うまく回収しましたってところかな。
その前に主人公死んじゃうじゃん。ここがどうかなあと思った。普通にハッピーエンドで良かったんじゃない。
なんだかね
娯楽映画として楽しめるが、色んな意味で違和感あったり、突っ込みどころが多い作品。
電車内や駅構内と、閉鎖空間での展開が多く工夫はされているが、画に何かこう安っぽさを感じるのは俺だけか。
ワールドウォーZやアイアムアヒーローを観た時のクオリティの高さと衝撃度があまり無い。ゾンビが重なり山になり、それが崩れるとこ、ほぼワールドウォーZのパクリだが、CGクオリティの低さで、おおおって事にならない。ラスト近辺の電車のうしろに大量のゾンビが連なって...一番前で電車掴んでるゾンビ達は腕がもげる筈なのに、それどころか電車を減速させてる。何?このリアリティの低さは。
あと、お国柄なのか、普通に良い役の人間も結構図々しいしキレやすいし、ちょっと違和感。
さらに、韓国映画らしさの結末(小さなハッピーエンド、夢や希望が少ない、解決しない)は、ドンヨリ気分にさせる。こういう映画は、多少救いが大きいラストにして欲しいが、やはりお国柄か?
さらにさらに、主人公の娘の歌の音程が半端なく酷い。
総じて、恐怖パニック映画としては、レベルの低い映画に思える。
人間ドラマとゾンビサバイバルの組み合わせがほぼ完璧。最高!
「新感染 ファイナル・エクスプレス」字幕版で鑑賞。
*概要*
ソウルとプサンを結ぶ高速鉄道の中で突如として発生した、謎のウィルスの感染拡大によって引き起こされる恐怖と混沌を描いた韓国製サバイバルパニックアクション。
*主演*
コン・ユ
*感想*
予告を観て衝撃を受けて、鑑賞。列車の中で突如と発生したパンデミック。設定がとてもシンプルで、普通のゾンビサバイバル映画かなと思いきや、ただのゾンビサバイバル映画じゃなかった。。
自分の事しか考えてない父とその娘。
マッチョの夫と妊娠している妻の夫婦
高校野球のチームメイト
ホームレス
お婆ちゃん姉妹
運転士
乗務員
ワガママなクソ親父
その他
列車の密室の中で、人間ドラマが描かれてて、その描き方が非常に上手いな~って思いました。脚本がほぼ完璧なんです。
主人公・ソグは妻と別居中で、仕事にしか関心がなくて、娘の誕生日に同じプレゼントを上げてしまいます。娘に「何が欲しい?」と聞くと、「プサンにいるお母さんに会いたい。」とお願いされる。翌日、プサンまで列車へ乗ることになるわけです。
同じ列車に夫婦(マッチョ夫と妊娠している妻)と、高校野球チーム、お婆ちゃん姉妹、バス会社の常務の男が共に乗って、話がどのように展開するのかワクワクしましたw
するとそこへ瀕死の状態で発車ギリギリに乗ってきた若い女性。
そこから悪夢が始まる。。。。
若い女性→乗務員へと感染し、次々と乗客たちが感染され、あの空間から大量のゾンビがまるで暴発(?)するかのような演出がただただ圧巻!(^^)/ 他のゾンビ映画とまた一味違った恐怖!あの列車という密室空間の中で極限状態に陥る中、乗客たちはどのようにして脱出をするのかドキドキした!
生存者たちは様々な事情を抱えてるのですが、描き方が素晴らしかった。。
父ソグは娘と離れ離れ、マッチョな夫は嫁と離れ離れに、高校野球チームのメンバーは同級生と離れ離れになって、お婆ちゃん姉妹は姉と離れ離れになり、離れ離れになる過程が非常に上手いと思いました。物語の進行の仕方が最高。他のゾンビ映画は雑ですもんw
中盤、ソグとマッチョと高校生がそれぞれのパートナーを助けるために行くシーンがかっこよかった。それぞれ武器を持ち、あ!マッチョは素手でしたねw どんだけ怪力なんだよって思うくらいアクションがやばかったな~(笑)
あと、ゾンビ映画では欠かせないのが生存者の中で一人はいるワガママ野郎も登場します。バス会社の常務の男なんですが、とにかくクソ野郎。主人公以上にワガママで、自分のことしか考えないで、生きる為ならどんな手段でも構わないタイプ!こいつがとにかくしぶといしぶとい・・・(^^;
ソグに「お前は感染してる」とふざけたこと言われ、ソグ組とワガママ男組に分かれたところは怒りを感じた。でも、あの場合仕方ないのかな~(^^; でも、お婆ちゃんが無力を感じ、扉を開けて自爆するとは思わなかったけど、、、
あと、ホームレスの男!見た目は不気味なんですけど、後半、ソヨンと妊婦さんを助けたのが意外だった。僕は逆に裏切って一人で逃げるのかなって思ってたんですが、根は優しい!!
高校野球のチームメイトは、もうちょっと頑張ってほしかった!あの野郎のせいで。。許せん!!
物語後半は、更にド派手!
線路上に大量のゾンビがうじゃうじゃ…列車が脱線するわ、運転士が犠牲になるわ、ワガママ男がしぶといわ、怒濤の展開!\(^^)/
ラストは、まさかの感動。。。ゾンビ映画で泣かされるとは思わなかったです。。
人間ドラマとゾンビサバイバル映画の組み合わせが最高でした!ド派手な映像、ハラハラドキドキする展開!評判通りでした!\(^^)/
ただ感染拡大となったきっかけがちょっと薄かった所やグロ描写をもう少しグロくても良かったんだけど、ゾンビの不気味な動きがリアルだったし、怖かったなぁ~(^^;
まだ興奮が収まりません! 最高の映画でした!\(^^)/
アジアで最高のゾンビパニック映画爆誕!
まず、列車という閉鎖空間でのシチュエーションながら、パニック映画としてここまでドラスティックでダイナミックに描ききったのはすごい。そういう意味で肩を並べるのは「新幹線大爆発」くらいかw
初め「愛嬌はあるかもだけど、ししっ鼻の可愛くない子」だなぁ…と思ってた子役だがwラスト終盤この子の起用の意味がわかる。父との別れの泣きの演技でもう涙腺崩壊…いや、そこで耐えても最後の最後、トンネルでの演出はもうずるいの一言につきるのだ。冒頭の音痴なアロハ・オエがここでひとつの結実を見せる。がまんしてもここで泣く。
ゾンビパニック映画ではあるが、あらゆる要素をこれでもかとぶち込み、プデチゲ鍋のような味わいの深い映画にしてしまう。残念ながらいまの日本では真似できない映画である。ここに韓国エンターテイメントの神髄というか底力を見た。
見てよかった
今年ロメロが亡くなってしまって、余計に恋しくなるゾンビ映画。
動きの早い感染者です。迫力もあり泣けます。泣けるとこが韓国映画なんじゃないかと。(私の願望を言わせて頂くなら、もっと闇を利用して生き残って欲しかった)
爽快なゾンビ達
始まりは低調だったが、駅を降りてからの走る大群ゾンビが怖くも爽快で盛り上がって来る。湿っぽいドラマパートはどうかな、と思いつつ、子供の名前、学芸会の歌の伏線がここに出るのか、というタイミングで出るので、結局は感動。
その時に見るもの
ゾンビ物とはいってもパニックを重視したホラー映画だ。『ワールド・ウォーZ』に近い。
外にもゾンビ、車内でもゾンビ。さあ、どうする?で、娘を守り通せるのか?これがメインで展開される。ここではゾンビはモンスターというよりも災害に近い描き方をしている。そのために人も狂気の部分よりも臆病な部分に焦点がおかれている。
主人公のソグも最初は自分と娘のためだけに動く。これも臆病だ。
臆病と書いたが、それは自分と同じだ。ソグを通して自分を見ているわけだ。当たり前だ、現実でもそうなってしまうに違いないから。だからあの憎たらしい常務とたいして変わらない。
しかし、サンファ達と行動を共にしているうちに計算高い臆病者であるソグが変わってゆく。これは「自分もそうあってほしい」と願うものでもある。なにしろソグを通して自分を見ているのだから。
だから、ある意味、あそこはとても優しい。ソグがその時に見るものが、ソグの「本当」であり、自分にとっても「本当」であってほしいと願うものだから。
だから決して後味は悪くない。いい映画だ。
…この演出法は
プラピの「World War Z」にソックリ!
前宣伝が大きかったので、あまり好きではない韓国作品と知りつつも観に行ったのに…
ありきたりのゾンビ・ムービーでした。
まぁ、いい勉強になりました。
攻撃仕返してもしぶとく追いかけてくる、襲ってくるのはこの手の話では当たり前だし、列車にしがみついてくるシーンには恐怖心より笑いさえ起きたほど。(実際あちこちのシーンでクスクス笑いました)
間延びしているし全然怖くなかったので、私自身にとっても記録的な低評価です。
今まで見た中で一番の悪役^ ^
ゾンビ映画はそんなに見ない方だが、これは圧倒的に面白かった!
王道の家族もののストーリーと、ゾンビと戦うのではなく逃げるという設定で非常にハラハラするしハッピーエンドだしで文句なし!
ただ、
個人的にはあのおっさんは、今まで見た映画で一番の悪役じゃねーかと感じた。
言動一つ一つが、最初は恐怖に怯えるというものだったけど、だんだん実は私利私欲なんじゃないかと感じさせるイライラ感に変化。
行動一つ一つが、怖さから来る防衛本能というものだったけど、エスカレートしていきこいつ死ねばいいのにのオンパレード。
挙句そこまでの行動の理由が、スーパーしょーもない。マザコンかい!
かくして、トップクラスの悪役が誕生(個人的に)した素晴らしい映画でした!
ガラスのドア越しの、どちらが怪物か分からない戦い
面白かった、圧倒的に。突然ゾンビ化した人と一緒に閉じ込められた電車の中という密室物だけでも映画になりそうなのに、それだけで終わらない、どんどん状況が変わっていく中で希望と絶望で心をシェイクされる。ゾンビの中を通ってきた人を締め出そうとする人と、中の人の争いが恐ろしかった。しかも扇動するおじさんが一番怯えているとか、みんなが人間臭すぎて、もう、見てるのが辛い。主役がゾンビ化していく中、最後に思い出すのが赤ちゃんの時の娘とこは泣きました。
また会う日までさようなら
100億ウォンの価値!!韓国発のバンデミックゾンビ映画。
KTX同様、ストーリーもアクションも最高の疾走感。ソウル発、釜山行きの高速鉄道KTXを舞台に展開されていく騒動や人々が織りなす人情味は、飽きさせることなく2時間の旅を演出してくれていました。
街中で続々と感染者が増殖していく中で、疾走するKTXだけが異空間な感じで、北から南へどんどん舞台が移るにつれて、スケールも大きくなっていくので、終息があるのかスクリーンにクギづけで、ハラハラドキドキ興奮しっ放しでした。
極限状態になった時に浮き彫りになっていく人間心理の描写が特に面白かったでした。自分の保身を優先する者、人を助けようとする者と顕著になっていく中で、自分は老姉妹に感情移入しました。姉妹で両極端な性格であったり、逃げた時に乗った車両が前後に分かれたことで、それぞれの運命も分かれてしまったのには、描写がうますぎて「やられた!」と思わず興奮。先に感染者になってしまった姉を隣車両のドア越しから、まざまざと眺め見た妹が憂いの表情で「いっつも人の事ばっかりで。損して。最後がこんなんじゃ、あんまりな人生じゃない…。」みたいな台詞を泣きながら吐いた時には、自分も思わずウルっときてしまいました。
自分優先もダメ。他人優先もダメ。じゃあ、こういった極限状態で取れるベターな行動ってなんだろう?って、見終わった後もずっと考えてしまいました。。
字幕、吹替どちらもそれぞれに良さがあって素晴らしかったでした。
ただ、ゾンビ映画大好物者としては、1つだけ不満が。事の発端をニュース映像や会話の中での説明で終わらせるのではなくて、バイオ工業団地で起こった突然変異のリアルシーンを回想で織り込んでくれると、より臨場感があって、なお良かったのになぁ〜と思いました
傑作
コン・ユさんが好きなので、広島での新感染の試写会にいってきました。
登場人物の背景がきっちりと描かれていて、
コン・ユさん演じる父親が成長していく過程が描かれていたり、人を助ける人がいれば、
自分さえよければいいと思う人もいたり、
この映画のように人間が極限状態に陥る時に自分はどうなるだろうなと思いました。
ただ、なぜその菌が蔓延する過程の前フリが鹿だけなのはイマイチピンときませんでした。
前フリもうちょっと丁寧に描けば良かったなと思いました。
脚本と役者は素晴らしいので、ぜひヒットしてほしいです。
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