新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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怒涛
半狂乱の人に非る者が白眼をむいて、自分を食おうと、押し寄せてくる。
しかも、無数に。獰猛な犬のように。
…どんな恐怖だ。
最後まで一気に観れた。
電車という密室が、これまた緊張感を煽る。
限られた空間でのサバイバルが始まる。
繰り広げられる人間ドラマは、ベタなネタというか、定番ではある。
韓国特有の沸騰する心情とでもいうのだろうか…そんな芝居の性質が程良いアクセントになって、極限の状況にマッチしてた。
しかし、昨今の子役ときたら…末恐ろしい。
今作の娘もかなりな逸材だ。
作品に没頭し、もはやオンとオフの垣根などないようだ…。
映画的には、さほどおぞましい描写はない。
所謂、内臓を奪い合ったり、腹の中に顔を埋めてみたり、口の周りに血肉が滴ってたり。
そおいうものよりも、狂気を帯びた集団が押し寄せてくる恐怖がとんでもない。
これまたよく考えられた設定で…ドアを開ける知能すらない。
だから、透明のドアや、窓ガラスに羽虫の如く群がる。その様が異様なのである。
この映画のゾンビ達を見て、昆虫が怖いという友人の気持ちが少し理解できた。
群がり蠢く無数の生物は、問答無用に気持ち悪い!
序盤の緩やかな滑り出しが心地よく…「あれ?」「おや?」と、登場人物たちと同じようにリアクションしてしまう。
初めの異変に関する報道が「デモ」っていうのも中々に現実味があるではないか。
この序盤の距離感は絶妙だ。
事が露見してからはまさに怒涛!
ゾンビx韓国は、相性良かった!!
タイトルなし(ネタバレ)
期待し過ぎた...
ワールドウォー○を
思わせるシーンが多々あったけど
中途半端なCGならヤメて
特殊メイクとか
他に力を入れて欲しかったな...
韓国ならではのグロさを
楽しみにしてたので
残念です。
ラストは
救いがあったので
良かったかなぁ
ホラー風のヒューマンドラマ
ゾンビ映画ですが、そこまでおぞましいシーンもないのでホラーが苦手な人でも大丈夫かと思われます。
逆にグロいホラーが好きな人だと物足りないかもしれません。
主人公がゾンビの恐怖から逃れるうちに娘と希薄になった親子関係や、他人を思いやる気持ちを取り戻し成長していく、実質ホラーと言うよりはヒューマンドラマです。
高速列車に乗り込んだゾンビに乗客が襲われ次々と感染してパニックになっていきます。列車という閉鎖された空間での出来事にハラハラしっぱなしです。連結部分のドアの開閉を巡ってゾンビVS人間、人間VS人間をうまく描いていました。
この手の映画は音で驚かせるような、自分からすると少し卑怯な感じの演出が多いのですが、それがほとんどなかったのはとても好感が持てました。
妊婦の父親がお腹の中にいる子供の名前を決めてなかったこと。娘さんの学芸会で歌えなかった歌。伏線の張り方がうまく別のシーンにリンクされていて物語の作りのうまさにも感心させられます。
ゾンビ映画には抵抗ある方もいるでしょうが、見ても損はない面白い映画でした。オススメです。
これは傑作でしょ。
邦題や予告でB級ゾンビ映画の香りがプンプンしていたが、列車の中というゾンビ映画としては特殊なシュチュエーションなら観てもいいかなぁ、、。なんて、軽い気持ちで観に行きましだが、いやはや超高密度の人間ドラマを織り交ぜた超良質ゾンビスリラーだった。
日常的な空間である列車内での感染拡大や、一本の動線しかない列車内という特性をフルに活かしたシーンが盛りだくさん。
グロ描写は控えめだが、怒涛の全力疾走で迫り来るゾンビは怖さ全開だし、普通の人間も同じくらいヤバイという鉄板の描写も凄く効果的な演出で表現されており、ゾンビ映画としてよく出来ているが、この映画の特徴ともいえる上質な人間ドラマのバランスがこれまた絶妙で、極限状況での家族愛がイヤミ無く感動的に描写されているし、社会的なヒエラルキーの抱える葛藤なんかもしっかりと入れ込んでいて良い。
登場人物みんな、何処にでもいる普通の人たちってのも良し。
子役のキム・スアンの演技が凄く良かった。この子、10歳なんだな、、、。凄い。
ゾンビ映画ですが、涙腺が緩い人だと泣きっぱなし必至でしょう。自分はそこまで涙脆くないですが、4回くらい泣いた 笑
最後の歌なんてほんとにずるい、、、。
それにしてもこの映画のバス運転手はほんとクズだわ。
列車の運転手はかっこいいのにな。
妊婦さんが走りまくってるのでハラハラしっぱなしだった。
ポピュラー
世の中に広く受け入れられたジャンルとしてのゾンビ映画。マニア以外のフツーの観客が涙するゾンビ映画。家族愛を謳いあげるゾンビ映画。王道パニック映画でしたね。 ディーゼル機関車に引きずられる描写はウケた!
韓国ならではのゾンビホラー
アイアムアヒーロー以降、この手の題材には興味が出て来たので鑑賞。
評価は以下の通り。
脚本 ★★★☆☆
音楽 ★★★☆☆
ストーリー ★★☆☆☆
俳優 ★★★☆☆
グロさ ★★☆☆☆
怖さ ★★☆☆☆
不快度 ★★★★☆
以下ネタバレもあります。
出来るだけ前情報なしでの鑑賞が好きなので、自分で調べることはしないまま見に行きました。
冒頭にはゾンビ化が始まっているということの表現を入れつつ、その後主人公となるサラリーマンの人物を描く。日本のサラリーマンにも重なるような仕事人間というところを、今思えば長めの尺を取って表現。
子供を大事に思うが故、一緒に新幹線(韓国ではKTXというらしい)に乗るが、その道程にも、大惨事の前触れを織り込むあたりは、このジャンルの映画のセオリーをしっかり入れてきてたかなと思う。
まだ序盤のうちからゾンビ化が始まるのにはちょっと驚いた。このままやと2時間保たない、中弛みが来るのでは?と。結果としてはそれは杞憂だった。
感染からの逃走、準主役たちの登場、感染が広がっていることも描写され、退屈することはなかった。
物語としてだけを見ると、よくあるゾンビもので、密室(しかも複数区画が一列に並んだ列車内)という設定で逃げにくいものにしたという点以外は、まぁジャンルものですね、という域を出ないものではあった。
人物の描写は、不要なところまで描いてたり全然足りなかったり…あれだけ強い理由を体格だけで表現しても伝わらないでしょ。おばさん姉妹についても、最期の行動の裏付けとなる設定が表されてないと、ただのパニックか精神錯乱でおしまいになっちゃう。高校生カップルも、描写されてる設定だけからあの結末は少々無理があるのでは?まぁジャンルものなので予想出来る結末ですけど。
こういった点もだが、映画を通して登場人物の行動についての論理性が、私(や多くの日本人)にはストンと落ちてこないところが多かったように思う。その後にもフォローがないので、韓国ではこれが成立するのかと思ったところで、そりゃ分かり合えないはずだなと思ったりした。
個人的には、中盤に餌食になったあの人は後で出て来るようにして欲しかったとか、ゾンビの設定(視力に頼り過ぎ、感染から発症が早いなど)もややご都合主義的に見えたなーとか、悪役が本気で気持ち悪い割に終わり方があっさりで、思ったよりスカッとしなかったとか、思うことはそこそこありますが、まぁ及第点には達してるんじゃないかなぁなんて思ってます。
ラストの感じでは続編が出てくる感じじゃなかったのは、ここ最近では珍しくて好感が持てました(笑)
やってくれたよ!
コンユが主演なら間違いない!と思って観に行ったら、これはお見事!
のっけから、鹿をひいてしまう不気味さ、その後はもうジェットコースター!!
自分がこの立場だったらどうするだろうといちいち考えさせられるゾンビ映画。出演者も素晴らしく、演出も最高!スケール感もケチってない!息つく暇もなく、次から次へと驚きの展開で、お一人様観賞にも関わらず、オーバーリアクションで身もだえてました。。
映画館からの帰り道、レイトショーだったこともあり、深夜人気の少ない道で、急に人が歩いているのを見ると、いきなり襲って来そうでいちいち怖くなりました。
ダジャレ
タイトルがふざけてるけど、親子愛をメインにしてるヒューマンドラマだった。質量的な側面からも、まだ理解が出来るゾンビの設定だったから納得もしつつ、物語は謎の生き物(殺戮者)として進行する。この危機的な状況で誰が生き残るのか?。安心な場所はあるのか?。勘繰りながら観てると…色んなシーンで泣けた。クライマックスでも泣けた。ゾンビ映画で泣けるとは、世界初の快挙だと思う。
日本映画よりはいい
焦ったさを感じながらも最後まで飽きずに見れた。主人公はトガニの人ですな。
韓国映画は、悔しいけど日本映画の数段上をいってるとまた痛感。
しかし相変わらず最後は救いのない展開で感動させにいくところが浅さを感じた。
素晴らしかった
走るゾンビは苦手なのだがあまりに激烈で、閉塞状況もスリリングでとても面白かった。あの状況ならトイレでじっとしているのが一番だ。暗くなると見えなくなるのがよかった。
橋下徹似の主人公が電車から落ちるところで涙が出た。山本一郎似の一番憎たらしいおじさんも、人の子であると思わせるのが憎いし上手い。
自分で撒いた種
ゾンビ映画は20本ほどしか見てないものの(『ショーンオブザデッド』や『ゾンビランド』などのコメディよりのものも好きだけど)、ホラーとしては『ドーン・オブ・ザ・デッド』や『28日後…』、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』などが好きで、去年の『アイアムアヒーロー』や『Zアイランド』など最近の日本のゾンビ映画も出来が良く楽しめるものが公開されていた上、公開前から海外の評価や評論家の方からの評判が良かったので、韓国産のゾンビ映画が一体どんなものになるのか興味が湧いて観賞。
そこまで期待爆上げで行ったわけじゃなかったけど、見終わった後宣伝通り目の端を涙が伝っていた。
序盤のじわじわと感染が広がっていく不穏さや、視界の端で異常なことが起こっていく感じがとても良かったし、密室での疑心暗鬼状態や一本道であるが故のゾンビを正面から迎え撃つアクション、ゾンビに見つからないようにゾンビ達の中を進むドキドキなど、新幹線と言う舞台が上手くゾンビ映画に合っていて、最後まで飽きずに楽しめた。
勿論極限状態での人間ドラマも面白かったんだけど、個人的にはこの作品のテーマは"自分本意になった者は必ず報いを受ける"だと感じた。
それは最初、トラック運転手が運転中に電話に気を取られ鹿を牽いてしまい、そのまま立ち去ってしまったことでゾンビ化が始まってしまったって描き方もそうだし、自分勝手な事をした人間は殺され、ゾンビと化していくのを見ていると、上記のテーマがあるんじゃないかと思う。
最終的に登場人物の殆どが死ぬのを考えると、(意識的にしろ無意識にしろ)環境問題に真剣になっている人間が殆どいないって言うメタファーにも見える。(終盤川に浮かんだ死体を見るとなおさら)
その中で主人公の娘と妊婦のみ生き残ったのは、未来に希望を託す、未来に罪を残さないって意味やメッセージがあるんじゃないのかな…。
この作品を見て気になったので、韓国の環境問題について調べてみると、ある川は汚染された結果、魚は死に、水はドロッとしていて酷い悪臭を放っている様で、何年も前から環境問題が深刻らしい。
川に限らず、自分達の周りの環境を汚すことは自分達の食べる生き物の環境を汚していることにもなるし、それがそのまま自分達の口に入ってくるのを考えると、ゾンビ化って言うのはそういう暗喩なのかも知れない。
ゾンビ×密室=ヒューマンドラマ⁉︎
ゾンビ映画を観に
劇場まで足を運んだのは
初めてかもしれない。
あれだけ友人が勧めてくれた
ウォーキング・デッドも
すぐに放り出してしまう。
今回もあまり期待せずに
観に言ったところ、、、。
快作!大当たり!
とにかく脚本が素晴らしい。
暗闇でこそ暴れだしそうなゾンビなのに
「暗闇で大人しくなる」という設定のおかげで
ゾンビ映画にありがちな
暗闇のバトルシーンが無くなったのは
画期的だと思った。
おかげで映画全体が明るく観やすい。
配役も絶妙。加えて
各キャストの演技も素晴らしかった。
妊婦の奥さんにメロメロな
ガテン系のオラオラおっさん。
最初はやな奴だったのに
次々とゾンビをなぎ倒していく姿に
最高のカタルシスを味わった!
そこからは、ある意味予定通りの「最期」
わかっているのに号泣してしまう。
父と娘の最後の別れのシーンも号泣。
娘役のあの子役の女の子。
あの子の演技は素晴らしかった。
あの泣きのシーンには涙腺崩壊(^^;;
以前観た「哭声/コクソン」の
あの子役の女の子を思い出した。
これ、邦画だったら
ここまで感情移入して号泣しただろうか?
思うにほとんど初見の俳優さんばかりなので
作品の中の「役」として
感情移入できたんだろうな。
残念なのが、後半の展開。
主要キャストが死にすぎかな(^^;;
老姉妹が自爆テロ死?
のあたりでやめときゃよかった。
せめて高校生カップルは
助けてあげて欲しかった。
あと、ラストシーンで
女の子が歌ってた歌ってハワイアン?
なぜに?ハワイアン?
どうしてもタイトルや予告だけだと
ゾンビムービーと思われがち。
だけどこれは
ゾンビムービーの名を借りた
れっきとしたヒューマンドラマだった。
秀作。だが韓国の闇が垣間見える。
今の、韓国の闇を考えると、二重の意味で恐ろしい。
エンタメとして、楽しめるレベルで済めばいいのだが。
酪農家のトラックが、生活苦を訴え、乗ってるトラックが、韓国製のヒュンダイ。
裕福な、ファンドマネジャー( 軽蔑されている職業)
の自家用車が韓国製でなく、ドイツアウディ。
貧富の差の象徴として、ロゴのアップで意図的なのは明らかだろう。
エリート層が、子供が1番喜ぶ物としてプレゼントするは、日本製のWii。
そのエリートの父親が、子供に、老人に席をゆずるのを、注意し、自分を優先してに生きろ!として教育する。
コレは現実か?
政府は、現実を隠しての安全宣言。
エリートは、仕事の人脈、ワイロを使い、自分だけ助かる道を探る。
安全な車両の人々は、別の車両のから逃れてきた、数人を感染を疑い、締め出し、自分たちだけの安全を優先する。
なんとか、逃れた父親の叫びの
「もっとたくさん助かったのに!(協力して助け合えば)」 は、何を意味するのか?
外にいる凶悪なゾンビよりも、
同じ空間に居る、仲間であるはすの人間たちからの
迫害の視線の方が、より恐ろしい。
韓国社会の縮図か?
最後の希望の歌が、アロハ オエというハワイの童謡。
これは、考え過ぎだと思うが
最後、韓国語の童謡が救いになれば、より感動的に
なったはず。無いのか?
蛇足。
少女の泣きの演技は、素晴らしい。
妊婦と少女が列車に残り、どうなるのかと見てたが、
ゲームの電車でgoで運転が出来たっていうオチを思いついたけど、それは無かったか。
クドいドラマに冷めてしまう
新幹線の車両って閉ざされた空間でのゾンビパニックなんて設定だけで新鮮でワクワクする。
日常に入り込み少しずつ広がる違和感と序盤ドキドキして、車内に感染者が入り込んでからは油断できない展開にハラハラと恐怖で本筋はとても楽しかった。
多めのサブキャラ達が良い味出してんなーと思ってたら、彼らの人間ドラマをいちいち見せてくるのでさすがにクドい。
大切な人を守るために自ら犠牲になる展開を何回もくり返すのもクドい。
そのせいで最後、自分のことしか考えてなかった主人公ソグが、娘と妊婦を助けるために犠牲になった っていうインパクトと感動性がかなり薄れてしまい大変残念。
一番ショッキングかつ重きを置いているだろうポイントなのに…
食傷気味の人間ドラマと共にどんどん減る登場人物、ラストに妊婦と女児って圧倒的な弱者が残るのはなかなか印象的だった。
トンネルに響く音痴なスウォンの歌声には、そのバックグラウンドも含め胸を打たれた。
感染者の設定が甘め。
目視と物音で襲う対象を判断しているようだけど、トンネルごときで機能しなくなる視覚に笑ってしまう。
まあそのおかげで車両を突破できたり新しい逃げ道を作れたりと面白いんだけどね。
嗅覚は使ってなさそうなのに感染者と生存者の区別はしっかりついててそれも笑える。
この辺は他のアンデッド系全般に言える事だけど、そこを突っ込ませる隙を与えないスピード感のめり込ませ方が足りなかったように思える。
スローモーション多用の映像演出がまたダサい。
重なり合って崩れる感染者の山には「お!」となるけど結構規模がショボくてワールドウォーZの二番煎じにもなれ切れてないのが残念。
俊敏なゾンビは大好きだし新幹線の設定を活かした本筋展開と印象的なラストは面白かった。
ただクドいドラマとダサめの演出に少し冷めてしまい、のめり込んで楽しむことができなかった。
ちょっと相性が良くなかったのかなー。
ラストシーンが陳腐
ハラハラドキドキ面白く、前半はパパイヤ鈴木がガタイ良くなった感じのオッサンが八面六臂。
ただ、1時間過ぎたあたりからダラダラしてきます。90分位でまとめた方が良い。
最後のあの歌、興醒めでした。港町釜山だからハワイの歌?
銃の照準が妊婦に合ったところで終わればなあ。。。
見る者にラストを考えさせる余地を残しても良かった。
スピード感凄い
やはり、1番強いのは、いや、残るべきなのは、未来ある子どもなのですね。ラストは腑に落ちました。
監督、ありがとうと思ったシーンは、野球部の仲間の車両に来たところです。お願い、殴らせないでと思ったら、トンネルに入りヒントを得ます。良かった…。
ゾンビ映画だけど、人間のあるべき姿を考えさせられました。
新しい感じのゾンビ映画!
ゾンビ映画好きでだいたい評価低いか普通くらいのゾンビ映画だけど、この映画は評価高かったので気になり観てきましたが、まぁゾンビ映画だし…しかも韓国だし…ってそんなには期待せずだったけど、めちゃくちゃ良かった‼緊張感とかハラハラドキドキする感じはもちろんですが、感動がありよく見るゾンビ映画とはちょっと違っていてすごく良かったです!
主人公?のお父さんが死んでしまうのは残念でしたが、感染してない人たちを助けようとしなかったり仲間をおとりに自分は逃げようとするあのスーツのじじぃはうぜぇって思ってたので最後らへんででしたが感染し死んだのでとりあえずスッキリ(笑)
ちなみに、4Dが好きなので4Dで観たのですが、せっかく感動できるシーンでガタガタゆらゆら…で感動に浸れなかったりってこともあったので普通に2Dで観るのをおすすめします!
まぁ結構揺れるのでそういったアクションを楽しみたいかたは是非4Dで笑
5でなく4.5にした理由ありきで本当に少しだけバレありです;
新感染観てきました。
派手な内容バレにならない程度に感想ぽちぽち…。
感染物は他にバタリアンシリーズ、バイオハザードシリーズやワールド・ウォーZ…他。色々観てきていますが基本ゾンビ物って『元/現軍人』が序盤から一緒に戦う、もしくは主人公がその役職であったり舞台が米だからか普通に拳銃を始めとした武器が手に入ったりとそれなり戦う術が得られます。
それと違って今作品は列車に乗った『一般の乗客達』が狭い車両の中、限られた私物の駆使や行動でその場を死に物狂いで切り抜けようとする所が良いです。
戦う術が『ある人達』と『ない人達』のやり取り、切り抜ける為の作戦にも大きい違いがあるねという意味でも他ゾンビ作品と比べてみても面白い作品でした。
そしてさすが『人間ドラマが描かれる』と作品のあらすじに記載されていただけに主要人物1人1人を本当に大事にされていましたね。
故に同じ人間として共感出来るとこ、憤りを感じるとこ、泣けたとこが多かったです。
1本のゾンビ映画で何回も腹立ったり泣いたりは初めてだったので…そう考えると沢山感情移入させられた凄い作品だなと思いました。
あとは最も重要であろう序盤~終盤にかけてまでのソグとスアンの距離感の変化がすっごい好きでした。
窮地に立たされたとはいえ急に親子の距離が縮まるというわけでなく、その部分も物語が展開していく中で徐々にソグは『大事な娘をなんとしても守り抜きたい』スアンは『お父さんとずっと一緒にいたい』といった『親子なら当たり前』に見えて実は忘れてしまいがちな『親が子を想う、子が親を想う大事な気持ち』をよく描かれていたのもこの作品の見所になっていたと思います。
今の時代ソグとスアンの様なお互い気持ちや思考がすれ違ってちょっと複雑になる親子がいるのも全然不思議でも何でもないので、2人の行動や表情の変化も気にしながら観るとより感動出来るところが増えるんじゃないかと思います。
ホラー苦手という方もどちらかというと『恐怖〈人間ドラマ』が勝ってるんじゃないかな?と思えるぐらい心打たれるシーンが沢山あったので本っっっ当に恐いの一切無理…!!という方を除いて1度は観に行って頂きたい映画だと思います。
本当にひとつ気になって5を押せなかったのは物語が終盤に向かう段階でソグが妻(スアンの母)に最後に電話しても連絡がつかなかったのが気になります。
あの時たまたま連絡がつかなかっただけで無事なのか、もしくはスアンの母ももう犠牲になってしまったのか…。
元々スアンをお母さんの元に連れていくという目的で列車に乗ったという始まりだったので母の安否確認まで出来たら良かったかな~…?という感じです。
でも全体としては本当に面白かったです!
限りなく5に近い4.5評価を付けてるつもりです!
Blu-rayも出たら買いたいと思える作品でした!
(印象で『難しい』を選んだのは作中の人間関係的な意味でそれ選びました。大人って考えが汚なくなる嫌な生き物ですね;)
何から何まで新しい。ScreenXオリジナル映画であることを忘れずに!
原題は"부산행"="釜山行き"である。へなちょこ邦題だが、改悪と言うほどマーケティング的には結果オーライなので、あんまりイジルのはやめとこう。
時速300キロ超で疾走する超特急で起きるウィルス性のパンデミック。密室化した車内を舞台にした新機軸のゾンビパニック映画だ。
妻と別居中のファンドマネージャーのソクは、ひとり娘のスアンに"誕生日のプレゼントに何がほしい?"と聞くと、"釜山にいってお母さんに会いたい"と言われ、しぶしぶ了承する。翌日、ソウル駅に向かった二人は、釜山行きの韓国高速鉄道(KTX)に乗り込む。
カンヌのミッドナイト・スクリーニング部門の特別招待作品のほか、ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞・視覚効果賞と、いわゆるSF・特撮系アワードの世界的評価を受けている。
ゾンビ映画の必須条件は踏まえつつ、舞台が高速移動するという設定が新しい。ゾンビの移動スピードや筋力、跳躍力、俊敏性は年々パワーアップしているが、襲うゾンビと逃げる人が同時に移動してしまうのが面白い。さらに素晴らしいのは、本作がゾンビ映画にあるまじき"人間ドラマ"だということ。
"結末に泣いた"という声は大げさだが、主人公が、株式や金融商品を扱うファンド・マネージャーというのがミソだ。"不良債権を切り捨てる"、自分自身と優良顧客は守るが、それ以外は軽く扱う。この構造が、ゾンビに襲われた人々を救うかどうかの判断を揶揄している。"汝、自分を愛するように隣人を愛せよ"というキリスト教の考え方が根底に流れているから、ドラマとしての普遍性があるのだ。
去る7月16日、ジョージ・A・ロメロ(George A. Romero)監督が逝去した。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968)で、ゾンビ映画のスタイルを確立した巨匠である。"ゾンビに襲われた人がゾンビ化する"という吸血鬼的ルールは、ロメロ監督以降のゾンビが世襲してきた。本作はそのロメロが亡くなる前年(2016年作品)に完成した新機軸のゾンビ映画となった。
いいようもない絶望感(世紀末思想)で終わるのがゾンビ映画の美学だとすると、本作はそれを裏切っており、レガシーなゾンビ映画ではない。はたしてロメロはこの映画を観たのだろうか?
ヨン・サンホ監督は、アニメーション映画のベテランである。初の実写映画でこの完成度は驚きであるが、ゾンビの動きやそのカニバリズム表現はマンガ的でもある(そもそもゾンビにリアルというひな型はないが)。実際、本作とペアになるアニメ作品「ソウル・ステーション/パンデミック」(原題:서울역/英題:Seoul Station)も作っており、こちらも9月30日に日本公開される。
アニメ監督が、パニック設定の実写映画を作るといえば、庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」(2016)が頭をよぎる。「シン・ゴジラ」にも鉄道ネタがあったが、本作にも象徴的な鉄ネタがある。クライマックスで主人公たちが逃げ込む列車が、なんと超特急"セマウル号"というのが泣けてくる。韓国高速鉄道(KTX)開業以前の最速特急列車で、日本でいうなら"特急つばめ"みたいな歴史的名車である。新旧スター列車を揃えるところがニクイ。
最後に、本作は最新上映にも対応しているのが凄い。ScreenXがヤバすぎる。この作品が事実上、3面マルチスクリーン上映"ScreenX"の国内本格始動である。
すでにUCアクアシティお台場では、7月1日から、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のScreenX版がこけら落し作品として公開されていたが、未使用カットを活用した編集映像で左右構成した仕様と異なり、本作では、3面レンズを装備した専用カメラで撮影された、まったく異次元の迫力シーンがある。
ScreenX自体が韓国製なので、オリジナルでScreenX仕様の映画が作れたというわけだ。列車が奥行き方向に長いので、車内を超広角に収めることができる、3面レンズは、車内を埋め尽くして襲いかかるゾンビ、プラットホームや線路を逃げまどう人々を実に効果的にとらえている。
(2017/9/2 /ユナイテッドシネマ アクアシティお台場/ScreenX/吹替翻訳:光瀬憲子)
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