新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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人はやっぱり怖い。
感染者が凶暴になって人を襲う。
古今東西、手をかえ品をかえて描かれるパンデミック・パニック・ホラー。
ヨン・サンホ監督は、そもそもはアニメの人だったようで、そのせいか空間を画面に定着させることにたけていた。
パニックになっているであろう街の様子も、人を出すことなく一発で見せる。これが映像の力である。
ほんとに怖いのはやっぱり風聞やウワサだったりする。ひとりが大きい声を出せばみんながその声に流されていく。
韓国映画はハリウッドと違ってハッピーエンドじゃなければならない、ということはないから、と思って見ていたら。
いつも思うが、韓国映画のクオリティは半端ではない。
2017年最高傑作!
ゾンビ映画好きとしては見逃せない韓国製の初ゾンビ映画ということで、上映開始3ヶ月以上前から注目していた本作。ゾンビ好きをも唸らせる、単なるゾンビものに留まらない素晴らしい作品でした!
先ず、ゾンビ×乗り物パニックという斬新な設定がいい。題名にも掛かっている新幹線が走り続ける(正確に言えば途中駅で止まったりしますが)、その車内で駆け込み乗車のゾンビが感染していく、密室の恐怖がノンストップで進んでいく。だから全く飽きない!
俊敏なゾンビ達が雪崩のように襲ってくる、車窓が割れて傾れ落ちてくる、駅舎から落っこちてくる、なんなら走る列車にもしがみついてくる!!といったシーンには何度も笑わされました。挙げ句の果てに、燃え盛る列車が前方から爆走してきたシーンには、手を叩いて笑ってしまいました!愉しすぎるーーーー!
と思っていたら、この映画の凄いところは、ボロボロ泣ける!ゾンビ映画でまさか号泣するなんて!!!
コン・ユさん演じる主人公のダメ駄目パパが、金儲けの仕事ばかりで家族を顧みない自分勝手なヤツだったのが、極限状態の中で娘を守るため、乗客達と協力して、カッコイイお父さんになっていく成長と愛が描かれていて。主人公の手本ともいうべき親父としても夫としても尊敬すべき姿を提示する、マ・ドンソクさんの役は本当にカッコイイしユーモアがあって、高校球児の彼と3人でゾンビに立ち向かっていくところは、もうたまりませんでした!
ゾンビの造形が怖くないことに不満を持っている人も多いようですが、そこが却って良かったと思っていて。元の正常な人間だった時と変わりすぎないところが、感染してない人間との戦いのところで、さっきまで何ともなかった乗務員、乗客、家族、友人、恋人だった人達を殺せるだろうか…という思いが逆に強くなるんです。だから高校球児が、感染してしまった部活仲間達をどうしても攻撃できない姿に心底感情移入できるんです。切ない…。
死んで欲しくない登場人物達が感染してしまうのは本当に悲しく、バス会社常務の最低野郎には腹が立つし、ゾンビの襲来にはハラハラしつつも笑えるし、喜怒哀楽の全てが詰まった最高の娯楽作品だと思います。
最後は本当に涙が止まりません。
オマケ的な感想としては、コン・ユさんのプロポーションがあまりにも良すぎて…。引きでスクリーンに映った時のフォルムがノイズになりかねない程の美しさ!惚れ惚れしました。途中、新幹線車内のトイレで顔に付いた血と涙を洗い流すシーンがあるのですが、あそこで、鏡の前で血まみれのワイシャツを脱いで上半身を曝け出してくれたら!さらに素晴らしい映画になったかと思います笑
今年最もオススメしたい映画の一本です!
252-44
ゾンビものとしては新しいスタイルでよかった。感染者が勢い余って雪崩のようになってから山積みになったり、衝突したり、一塊として襲ってくるところはwwzに通ずるものがあり、迫力満点。久々にいいゾンビ物を見れた。
しかし、登場人物が泣きわめくシーンが多いのだがそれがなんだか気に触る…特に娘。子供はそういうもんだとわかっててもどうしても不快だった。
(映像3 脚本3 演出4 音楽3 配役2)×4=60
久々の当たりだった洋画
予告編から期待してたけど、観て良かった。
最初から終わりまで、ハラハラの連続だった。
でも、この映画そのまま日本で公開したのかな?
PG12ぐらいの映画じゃないのかな。
ゾンビが人を襲うシーン何か観るとグロいから!
そうしたら、日本映画は全般的とそうなってしまうか‼
個人的に思った感想です。
でも、久々に良い洋画観たって思えた作品です。
個人的には予想外でよかった
いいままで色々なゾンビ映画を見てきましたが、これは良かったと思います。ゾンビ映画と言うとどうしても銃ありきのヘッドショットアクションみたいなイメージが強いと思いますが、今回は完全に逃げる一択。その中でも状況に応じてゾンビと戦わなくてはいけないシーンは緊張しました。そしてなんと言っても登場人物たちの成長が見られ演技も皆さんとても上手でした!相変わらずクソッタレなキャラはいましたね笑 最後は絶望で終わる胸糞悪い感じの終わりかと思ったら意外とそういう訳でもなかったのが予想と違いました! 今回は乗り物の中でゾンビから逃げるという事で、飛行機の中のゾンビ映画がありましたよね? あれより1000000倍くらい面白いので是非オススメです!
面白かった…が、どのシークエンスも既視感が半端ない。 あまりに評価...
面白かった…が、どのシークエンスも既視感が半端ない。
あまりに評価が高かったので
もっとゾンビアクションみたいなものを期待して観たのだが…フツーのサバイバル人情モノだった。
いやこれが邦画でできるかといえばできないわけで、
ウェットになりそうな部分も程よくまとめていたり。
悪の親玉(という言い方をしておく)の最期にはもっと爽快感がほしく、
ゾンビ映画を観に行くというよりは、
ドラマものを観に行くつもりで臨むと
意にフィットして堪能できると思う。
いちばん怖いのは高評価のパンデミックだった
あらゆるレビューで高い評価を得ている本作品。期待を見事に覆してくれた。ゾンビ愛は深くはないので、ひょっとしたら見当違いの見方かもしれないが、あまりにも予定調和。既視感が半端ない。ハラハラドキドキが一切起こらない。ゾンビ映画とは過去のゾンビ映画へのオマージュであり、ゾンビあるある的な展開を楽しむものならば、そんなことも知らずに観てしまった私が悪いのか。ただ、映画が終わって、後ろのカップルが久々のハズレだったね、と呟いているのを聞いて少し安心した。
パワー系ゾンビ映画…ではなく、やはりヒューマンドラマ
陰惨な描写に定評のある韓国映画。遂にゾンビパニックへ殴り込みだ!ストーリーは普通のゾンビもの。韓国全国で起きている暴動は、実はゾンビ化した人間の暴走だった…!ただし、主人公たちが活躍する舞台は列車内に限られる。これがいい味を出しているんですよ。
ジョージ・A・ロメロが言った。ゾンビ映画は化け物を描いたホラーではなく、極限状態に陥った人間を描くヒューマンドラマであると。本質的にディザスターなんだね、ゾンビ映画というのは。
この新感染もその「セオリー」を踏襲している。そして、何より韓国映画は、人間の闇をじっとりと描くことに長けている。さらに、日常に入り込む恐怖を臨場感たっぷりに描くのも韓国映画の特色と言える。グエムルとかレッドファミリーとかトガニとか。
したがって、列車内の閉鎖空間で起こるゾンビパニック、それに誘発されて露わになる人間のどす黒い心の闇が、丹念に描写されているのだ。車両から車両へ流れ込むゾンビのラッシュも相まって、もう、たまらない!
ただ、ゾンビ映画を観慣れた人ならば、パニックが始まって数分で誰がどういうタイミングでどういう死に方をするか、つまり誰が生き残るかわかってしまうはず。
この点に関して言えば低予算ゾンビ映画と同じではあるのだが、やはり各人の「死にざま」の対比が肝だろうか。どのような人がどういうシチュエーションで死んでいったか、誰がいなくなって誰が残ったのか、がメッセージではないだろうか。特にクライマックスの死にざまの対比は美しかった。見ているだけで悲しくなったが、これもひとつのハッピーエンドだったのだと思う。
パニックで興奮できて、クライマックスではしんみりできて、素晴らしい映画だった。ぜひ見てほしい。
単なるパニック映画ではない
韓国映画はあまり観ませんが評判がいいので観ました。泣けました。登場人物のそれぞれの人間性がよく描かれていて深い映画でした。最後に伏線が回収されて、それもよくできている、と思いました。
でとなんで邦題を 新感染 なんていうダジャレっぽい名前にしたのか、誰がこの題名に決めたのか、センスなさ過ぎ。この題名でなければもっとヒットすると思う。上映館数も少なすぎ。
すごい迫力です
忙し過ぎるお父さん、離婚しそうな親に心が痛む一人娘、出産を楽しみにしているカップル、青春を謳歌している高校生、貧しい人、偉そうな人、たくさんの人が的確に描かれている。最後のサバイバーは?
ウルっとくる映画でした。
最近の韓国映画はハズレないです。
ゾンビ映画
ゾンビ映画の概念が覆された感じです
ゾンビ映画でここまで泣かされるとは思っていませんでした
今までゾンビ映画は家でクッションを抱えて観るものだと思っていたけど、この作品は人間の弱さや強さを感じることができるハンカチ必須な感動作品でした
グロいのが平気な人間なので、あまり怖いとは感じなかったです!むしろゾンビの動きのダンス指導があったと知り、あの動きに釘付けになってしまいました!
これは大きいスクリーンで観る価値有りです
面白い。
韓国映画なんてまともに見たことなかったけど、超面白かった。脱帽。
日本のクソみたいな映画作ってる脚本家とかキャストは見習うべき。
レベルが違う。
あとせっかく内容が面白いのに、クソみたいな邦題が腹立つ。
良作に泥を塗るのやめて欲しい。
様々な憤りが詰まったゾンビ×人間映画
例のフェリー沈没事故や、勝ち組と呼ばれる富裕層、政府や大勢力に対する不信感。それら全てに対する憤りが詰まった作品であった。
1番助かって欲しかった高校生カップルが身勝手な大人のせいでゾンビ化してしまうのはとても悲しかった。
とても批判的な内容である。
しかし!そのムカつく奴らが1人残らずゾンビにやられていく様は爽快である(笑)ゾンビ目線で見ることになるとは思わなかった。走るゾンビ、数で押し寄せガラスをぶち破るゾンビ、この映画に出てくるゾンビはとてもパワーに満ち溢れている。
そのゾンビを素手でブチのめすマ・ドンソク演じるサンファも見どころの一つだ。彼の最期は涙無くしては見れない。
初めて韓国映画を映画館で見た
韓国映画もゾンビ映画も、
今まで映画館で見たことなかったんですが、
これは何やら評判が高いので、初めて映画館で見ました。
結果、良かったです。日本でこれだけの映画作れるんでしょうか??単なるゾンビ映画ではなく、人間の、良い部分も悪い部分も描かれていて、韓国、なかなかやるねーと感心しました。
そして、最後はそうきたか?!(;_;)そりゃ泣くわ。
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