「ゾンビパニックホラー映画の最高傑作」新感染　ファイナル・エクスプレス　ソビエト蓮舫さんの映画レビュー（感想・評価）

ただ怖いだけでなく、父と娘の愛情と絆を深めていく過程もいいし、
度重なるピンチで、主人公が人として成長していく過程もそうだし、
極限状態によって次第に見えてくる、人間の醜い部分や汚い本性な描写も、
フリとオチがはっきりしてて、悪く言えば「型にハマった展開」で、なんとなく先は読めるが、
よく言えば完成度に安心感のある展開で、期待は裏切らない。
ゾンビパニックホラー映画の最高傑作って言ってもいいくらい、よくできている。

新幹線のスピード感もあいまって、ハラハラドキドキするし、ゾンビも程よいグロさで強いし怖いし、
なによりヒトコワの要素もあるし、イカゲームのような韓国っぽいサバイバル感も作品の中に十分あるし、
韓国人っぽいずる賢さや厭らしさもあるし、
これぞ韓国映画って「らしさ」もある。なんというか韓国が「詰まっている」感じがいい。