「これは傑作でしょ。」新感染 ファイナル・エクスプレス 明烏さんの映画レビュー(感想・評価)
これは傑作でしょ。
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邦題や予告でB級ゾンビ映画の香りがプンプンしていたが、列車の中というゾンビ映画としては特殊なシュチュエーションなら観てもいいかなぁ、、。なんて、軽い気持ちで観に行きましだが、いやはや超高密度の人間ドラマを織り交ぜた超良質ゾンビスリラーだった。
日常的な空間である列車内での感染拡大や、一本の動線しかない列車内という特性をフルに活かしたシーンが盛りだくさん。
グロ描写は控えめだが、怒涛の全力疾走で迫り来るゾンビは怖さ全開だし、普通の人間も同じくらいヤバイという鉄板の描写も凄く効果的な演出で表現されており、ゾンビ映画としてよく出来ているが、この映画の特徴ともいえる上質な人間ドラマのバランスがこれまた絶妙で、極限状況での家族愛がイヤミ無く感動的に描写されているし、社会的なヒエラルキーの抱える葛藤なんかもしっかりと入れ込んでいて良い。
登場人物みんな、何処にでもいる普通の人たちってのも良し。
子役のキム・スアンの演技が凄く良かった。この子、10歳なんだな、、、。凄い。
ゾンビ映画ですが、涙腺が緩い人だと泣きっぱなし必至でしょう。自分はそこまで涙脆くないですが、4回くらい泣いた 笑
最後の歌なんてほんとにずるい、、、。
それにしてもこの映画のバス運転手はほんとクズだわ。
列車の運転手はかっこいいのにな。
妊婦さんが走りまくってるのでハラハラしっぱなしだった。
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