「物凄い映画」いぬやしき 有さんの映画レビュー(感想・評価)
物凄い映画
しばらく余韻に浸りました。衝撃的なシーンに振り回されて頭だけ映画館に取り残したまま帰宅。
非日常のはずなのに、日常で、不思議。残虐なのに手を差し伸べたくなる。どのキャラクターも魅力的。大事な人を背負ったジジイと守るものがなくなった高校生。
佐藤健さんの悪役を楽しみにしていましたが、恐ろしく上手かった。人間らしい心が見える瞬間、こちらがほっと気を許しそうになったところでまた悪い顔に戻しては殺戮を再開する。彼の操るヒロの危うさに、振り回されました。
木梨さんは表情の演技が巧みで引き込まれました。いいジジイだったなあ。木梨さんでよかった。
最後に、パンフレットを買ってください。CG制作の詳細に載っててゾッとしました。凄いとしか言いようがない。東京に住んでたらもっと面白かったかな。羨ましい。
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