「ジジーをなめんなよ!」いぬやしき bunmeiさんの映画レビュー(感想・評価)
ジジーをなめんなよ!
佐藤信介監督が、『GANTZ』に引き続き、奥浩哉原作コミックを実写化した話題作。但し、自分は原作は未読。それほど期待はしてなかったけど、正直、『GANTZ』よりは面白く、なかなか楽しめました。
木梨憲武がどの程度の演技するのか、未知数でしたが、家族にも、会社にも見放された中年サラリーマンの悲哀がよく現れたジジーとして適役でした。
佐藤健は、龍馬伝の人斬り以蔵役以来、好きな若手の俳優さん。様々な役を演じ、今回は表情の少ない殺人鬼役の怖さを、見事に演じていていました。ただ、やっぱりもう高校生役は無理があるかな…(笑)
ストーリーも勧善懲悪的な内容で、わかりやすく、単純に入り込めました。
新宿でのバトルシーンは、ハリウッドならCGを駆使して、もっと派手な破壊と戦闘が繰り広げられるのだと思いますが、日本映画らしい地味さが、逆にリアルさもあってよかったかなと思いました。
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