「原作以上の感動はラストシーンに!」いぬやしき セレスさんの映画レビュー(感想・評価)
原作以上の感動はラストシーンに!
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基本的に原作とアニメと同じ展開で進んでいきます。
演技が上手いな〜と思ったのは佐藤健。冷酷なシーンもはまり役だったし、意外にしおんを守るシーンが獅子神の本来の優しさが出ていて良かったかなと思う。
そして、本郷奏多。実写化に違和感がないのはもちろん、泣く演技の綺麗さがピカイチ。子役時代と同じ純度が出せるのは凄いと思った。GANTZのイメージが強かっただけに安堂がハマってたのが意外だったけどよかった。
1番の見せ場はいぬやしきと獅子神の空中アクション。爽快でとにかく格好いいし、ヘリを乗っ取るシーンは原作に無かったけど興奮が止まらなかったし本当に満足できる!
非現実的なSFのいぬやしきの世界の格好良さだけでなく、
いぬやしきと麻里の関係の変化にはクスッとさせられるシーンと感動的なシーンが織り交ぜられていて良かった。
獅子神の母に対する屈折した愛情や、人殺しをしてきた獅子神がしおんを守ろうとするところは本当に獅子神がヒーローに感じたし、
変わってしまった獅子神に対する安堂の葛藤は上手く表現されてた。新宿が大変なことになっていても皓の事を1番に考えてる安堂は最後まで期待を裏切らない。
映画全体の中で、エンドロール中の本当のラストシーンで1番泣けます。
たった数分で映画の印象がガラッと変わる最高の映画、佐藤健と本郷奏多の演技力が素晴らしいと実感できました。
CGが多くてもキャストの素晴らしい演技ありきの映画だなぁと。
これは是非映画館で確かめてほしい!!
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