羊と鋼の森のレビュー・感想・評価
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とても上品な芸術映画
天皇陛下も試写会でご覧になられた本作品は全体的に非常に上品な芸術映画に仕上がっていると感じました。またキャスティングも非常に良いと思いました。特に三浦友和と上白石姉妹はハマり役。
反面、ストーリーとしては起伏に乏しくやや平坦で単調に感じられた感があり、もう少し激動の波があっても良かったと思いました。基本的にシリアスな内容ですが、観客が思わず声を出して笑ってしまうようなシーンも数か所あり、バランスが取れていると思います。
どうでもいいことですが、森の中を歩くシーンが同時期に上映中の映画「vision」と被っている感じがしました。それからピアノの調律ってあんなに何度も頻繁にやるんですかね?
清々しい
素晴らしい!
ちゃんとした映画。映画らしい映画。
物語もきちんとしていて、映像、脚本、音楽、どれも、丁寧に作られた感じがした。
2時間以上あるが、終盤、終わらないで欲しい心地よさを久しぶりに感じた。観終わった後も静かな余韻が残り、清々しい気持ちになる。
朴訥な青年である主人公 山崎賢人は若いが、それを見守る役柄の三浦友和、吉行和子、鈴木亮平などが、キチンと畳まれた手拭いのような綺麗で暖かい演技でこの映画に安心感、安定感を持たせる。
追い討ちをかけるように、久石譲さんの音楽と辻井伸行さんのピアノが最強ですね。美しい自然が溶け合う映像と、穏やかな物語の進行。とはいえ抑揚がないわけではなく、人を引き込む展開がある。
決して先を急がず、しっかりしたテンポが丁度自分にあっていた。イメージ映像部分も自然で、しっかり音楽と溶け合うように時を刻んでいた。
話題の「万引き家族」を次に回してこちらにしたのだが、とても満足。一週間兎のように働いて、休みを前にとても癒された、まさにヒーリングムービー。気分良く週末を迎えられます。
タイトルの意味
ジワーっと感激する
期待してたが
文化の国
話と俳優陣は良かった
話と主要な役者については好意的に見ることができた。
全体的には非常に面白い作品だと思ったけれど、ソフトフォーカス多用の映像は気に入らなかったし、フィックス映像の構図がどうもしっくりこなかった印象。
言葉少なな作品だとは思うけれど、所々余計な台詞やらナレーションが見受けられた。また、静かに展開する話だけあって、俳優陣の力量が露わになっていたような気がした。
しっかりとしたベースがあって、それを正当に映像化しようとする難しさみたいなものを感じたりする。確かに面白くて、確固とした安心感はあるけれど、力強い感動は極めて少ない。
音楽そのものも自分には合わなかったので、響いてこなかった。
どうも負の感想ばかり並べ立ててしまったけれど、作品そのものは非常に楽しめた。
本年度、作品賞、監督賞ノミネート候補
本作品、本屋大賞に輝いた宮下奈都さんの小説を映画化した作品らしのですが、当初、「羊と鋼の森」と言うタイトルが気になっていたのですが、映画が始まり冒頭でタイトルの意味が直ぐに解けます。
また、さすがに、本屋さんで働く店員さんが大賞に導いただけの作品ですね。
当初は、映画のタイトル、雰囲気、上映時間が2時間15分と長い事から、覚悟していたのですが、時間を気にせず見れる素晴らしい作品でした。
しかし、お話を作った宮下奈都さんの想像力には脱帽します。よくこんなお話を作ったなと、ピアノの調律師からこのようなお話を作れるとは凄いな・・・・
また、監督の橋本光二郎さんも本作品で4本目らしいですが、良く出来ています。
まずは、綺麗に撮り上げていて、お話もテンポ良く出来ていています。
また、調律した後に、ピアノを弾くシーンや演奏シーンが幾つも出てくるのですが、これがまた、何時までも聞きこんでいたい程素晴らしいです。
主人公の山崎賢人さん、それを支える鈴木亮平さんも素晴らしい演技で、改めて邦画を見直す程の作品でした。
私的には、「万引き家族」を現時点で見ていませんが、本作品が、アカデミー賞、作品賞ノミネート、監督賞ノミネートされれば、納得できます。
また、「ちはやふる」上白石萌音ちゃんも「ちはやふる」とはまた違う味のある役を好演していて、原作、映像、出演者のバランスが大変に良く出ている凄く良い作品でした。
よく分かりませんでした。
その前に。蚤取り侍に続き ’オーバードライブ’でも首都高でラリーなぞ、とんでもにてCGだそうでまた無知をさらけ出し恥ずかしい次第です。 で、私ピアノも音楽も良く分かりませんので、森も見えませんでした。 主演の方が、わたし演技してます感が鼻につき全く感情移入できませんでした。ミスキャストだと思います。弟役の方が演じたほうが、まだ....。 上白石姉妹は、それなりに頑張られていて良かったのでは。私は森より北海道の積もった雪の街のたたずまいが、(探偵はバーにいるでもそうですが、)何か雰囲気を持っていてそれだけで良い感じです。(ずっと暮らすとなると大変でしょうが。) あと、室内撮影になるとどうして昔の立木義浩のヌード写真みたいに、もやがかかってソフトフォーカスっぽくなっているのでしょうか。 それと、’シェイプオブウォーター’のあの場面は製作者の皆さんにかなりの衝撃を与えたのか、最近あちこちで似たようなショットを見かけているなという気がしました。 個人的には試写会招待でなければ、自分から見ようと思う映画ではなかったと感じました。多様な好みがあると言うことで、本当に申し訳ありません。
心が温かくなる映画
森の中に鳴り響く旋律に心揺さぶられる!
今日は満月…。
新宿御苑という森のような場所での試写会でした。
森のざわめきと月明かりの下、ピアノの繊細な音が公園の中をコダマしていました。
こんな神秘的な瞬間、なかなか出会えるものではありません。
今日はキャストの方の登壇のある、素敵な試写会でした。
皆さんが「史上初の映画鑑賞会」と語っていたように、ここ御苑で試写会が行われるのは初の試み‼︎
出演している山崎賢人さんや、鈴木亮平さんなどが、羨ましがるようなステキな会場です(笑)
巨大なスクリーンが夜の帳の中浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出していたのですから…!
そんな素敵な映画館での試写会はとにかく「繊細」の一言。
ピアノの調律がこんなに繊細で微細な作業だったとは…!
小説を読んでいても、映像化したものを観るとより一層世界観がリアルに感じ取れます!
柔らかい音、硬い音、響き渡るような音、ちょっとした音の違いを瞬時に見極め、調整していく。
まるで針の穴に糸を通すかなような、複雑なお仕事です。
お客様の要求にパッと反応して、変化をつけていく。
そんな細やかな仕事ができる青年が羨ましいです。
ピアノの音を感じることは、森の深緑のざわめきを感じ取るのと同じこと。
一音一音の響き渡る情景を敏感になりながら、音を作り出していく。
まさに一つの作品を完成させる芸術家のよう。
また、彼らの語る言葉一つ一つも素敵です!
ピアノの旋律を奏でるかのように、美しい比喩に例えながら音の響きを相手に伝える。
日常ではなかなか体験できない、貴重な経験を得ました。
お客様の理想の音を見つけ出すことは簡単ではありません。
彼の努力と知識、そしてこれからの経験が徐々に彼の調律師としての技量を高めていくのでしょう。
また、好きなことを仕事にできる彼の生き方、最高です!
好きという気持ちが強いと同時に、うまくいかない時のもどかしさ…。
彼がこれからの人生や仕事への取り組み方に悩み苦しみ、将来の夢をどんな風に完成させていきたいのか?
その葛藤する姿に感動しました!
まだまだ20代のなんでも吸収できる時期、この時期にたくさんのことを学び成長して行ってほしいですね(笑)
今回、ピアノの旋律が本当に素晴らしかったです!
物語だけでなく、ピアノの音を聞いているだけでもこの世界にどっぷりと酔いしれました。
特にエンドロールの久石譲さんと辻井伸行が作曲した音楽が、とても素晴らしかったです!
天才×天才の放つ芸術はまさに奇跡と言っても過言ではありません!
最後の最後まで、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。
森を感じながらの試写会最高‼︎
観た後にすごく優しい気持ちになった
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