夜は短し歩けよ乙女のレビュー・感想・評価
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原作ファンには辛い出来かも…
原作ファンなのでかなり期待して観ましたが、
期待ハズレ感が否めません。
ところどころ原作改変などがある為、注意が必要です。
映画オリジナルのミュージカルのくだり、長いしダルいし薄っぺらく本気でつまらなかったです。原作の楽しく不思議な文化祭の雰囲気をよくここまでブチ壊せたな。
あと、原作では四季の移り変わりが美しく、京都の和とファンタジックな世界観が味わえますが、諸々の改変により一切伝わってきません。
ただの画面がうるさいアニメになっていて、大変残念です。
絵もそんなに綺麗とは思えなかった。作品の雰囲気がまったく表現出来てないです。オシャレ風なだけ。
良いところを1つあげるなら、黒髪の乙女は可愛かったです。まぁ、原作の黒髪の乙女が可愛いんですけど。
星野源ファン、声優さんのファンなら楽しめるかもしれない。どちらにせよ、わかりにくい表現が多く人を選ぶ内容です。
原作読んでない人、この訳わからんストーリーや登場人物についてこれるの?謎です。
四畳半神話大系の続き??
四畳半神話大系の続きのような作品で、京都の生活空間を独特の非現実のような世界観が夢を見てるようで面白かったo(^-^)o
ストリーとしてもテンポよくて楽しかった!
ジョニーの活躍がまた見れたのもヨシ!
短いのは夜だけにして!!
面白かったと思います。
ただ時間の問題で、学園祭の出し物など
映像で見るのを楽しみにしていた場面が
カットされてしまっていたのが残念でした。
森見さんの作品の映像化の魅力は個性豊かなキャラクターが実際に動いているのは勿論
想像するだけでワクワクするような、小道具や情景、また段々加速するような独特な疾走感もあると思うので、短くまとめてしまうのは少し勿体無く感じました。夜だけでなく映画も伸ばして欲しかったです。
独特な誇張表現の面白さ
原作は未読です。
まず、とても面白かったです。軽快にストーリーが進みますが、1つのシーンにおける情報量が多く物足りなさを感じることなく最後まで視聴できました。
特に古本市の1幕では有名著書に関する膨大な情報量が押し寄せ、再度視聴したくなるような面白さでした。
また映画開始直後、物語の舞台や人物相関などがわからない状態にも関わらずスルスルと話の内容が理解できる構成になっており、すぐに物語に集中できました。
映像表現においては、酒を飲むと喉が膨れ上がる、強風の際の服が壮大にはためくなど、1アクション毎の動きの誇張表現が印象的でした。ただ、その動きが不自然と思わず、普通のアクションと同じように解釈することができて不思議な感覚でした。
あと個人的に好印象なのが最後にハッピーエンドでしっかり終わっていることでしょうか。この手のヒロインだと最後は主人公を振って我が道を進むことが多く、主人公は過去を捨て去るように未来を歩むような最後になる印象があります。最後に双方が聞きたいことがあるんだと思うシーンがとても良かったと思います。
最後に少し残念だったのが演劇でのミュージカルの1幕です。演出上仕方ないことなのですがセリフが聞き取りづらく会話がわからなくなってしまうところがあって流れを追うのに少しだけ苦労しました。
恐らく、原作を読んだり、四畳半神話体系を見たりしているともっと面白いことに気づけるのではないかと思いました。
原作への敬意は感じた。しかし時間がなさすぎた。
わずか一時間半でこの小説を描き出したら、これ以上のものは完成しないと思う。が、正直映画のできとしては…というのが本音。原作を知らない人が見れば何が何やらとなってしまうくらいの詰め込み具合。
細かい変化は映画化に当たって仕方ないとして、大きく違うのは原作においては春夏秋冬で4部構成だが、今作では一夜の出来事としてあること。(どちらともとれる風にはしてあるけど)
上映時間が短いために無理もないが、すべてのエピソードがさらっと流れてしまう印象で、4部に分けてほしかった…。が、それには時間が足りないと言うジレンマ。
中でも気になったのが仮にも「青春恋愛小説」なのにその要素が完全に薄まって笑いへシフトされてしまっていること。もう少しロマンチックに感じられる部分に時間をさいてくれてもよかったのでは…(パンツ総番長の恋の相手が大幅に変更されていること。文化祭をコミカルに書きすぎて、乙女が先輩に惚れるのに動機付けがあまりに薄いこと。先輩が樋口式飛行術を身に付ける描写がないこと。冬の出来事がほぼ完全に夢の出来事とされてしまっていること。)
春夏パートの方が絵にはなるが、ストーリーとしては秋冬にもう少し時間を割いてくれないとしっくり来なかった。
一方でよいことは、キャラクターの完成度。星野源の先輩には賛否あると思うが、俳優さんがやる声優としてはそこそこ(やや台詞が聞き取りづらいが)。あれだけの膨大な台詞を読みきるのは難しかったと思う。黒髪の乙女は少し凛としているものの可愛らしく、原作ファンが「イメージと違った!」となってしまうことはないと思われる。樋口師匠については四畳半の時とは違う声優さんであることを忘れてしまうほど馴染んでた。
加えて、森見さんの他作品や四畳半のアニメを知っている人にはおっ。と思わせるネタがちりばめられていること。そういうコアな部分や全体的な雰囲気は原作小説を忠実に再現している。
テレビアニメ放送にして、ゆっくり時間をとってほしかったという思いはぬぐえない。が、映画としてはこれ以上は出来ないだろうという思いで★3.5
特典の小説が原作に寄せられているので、映画特典としてどうなんだwと思いつつも、原作ファンとしては嬉しい。これはやっぱり原作を見てから見る前提で作られている映画なんだと再確認した。
ちょっと違う
原作とは別物と思ったほうがいいでしょう。
原作が春夏秋冬を4章に分けて書かれているのに対して映画では一晩の出来事として進んでいきます。
なのでキャラクターの登場順番もぐちゃぐちゃ
何人かはキャラ崩壊してます(これは私見ですが)
古本市の神は美少年だったはずで、決して小津ではありません。
偏屈王がミュージカルになってた辺りも…
というか序盤で既に星野源の声に違和感しかなく…
四畳半神話体系はアニメ成功でしたが、これは正直残念としか言えません。
原作派 意見
今回キャストに星野源が起用されたこともあり身の回りで原作読まずに夜は短しを見に行く子達が増えました。
それは良いことだと思います。何故ならいろんな人に森見作品の良さを知っていただけるからです。
私は原作が大好きなので、何度も何度も繰り返し読むくらい好きな視点から感想を書きます。
今回の映画で残念だったこと。好きなくだりの1つゾウのお尻が無くなって軽い展開になった、原作の一年という先輩の外堀を埋めていた長い歳月をたった一晩と纏めてしまったこと、学園祭事務局も実はちゃらんぽらんな性格であることが省かれた、結局鯉が帰ってきた表現がすっ飛ばされた…
あと森見先生の京大と京都の町の好きさをもっと出して欲しかったです。作品同士の繋がりを大事に大事にするところは凄く良いと思いました別の作品の登場人物出したりとか。
結局映画には含まれなかった原作の魅力を知らず、周りは森見作品を嫌煙する人が増えてしまいました。
とても悲しく思います。
原作にも確かに少しはミュージカル表現ありました、しかし今回長々と伸ばされたミュージカル。変わってしまった番長の綿より軽い恋に私は鳥肌が凄い 、お前何のためにパンツ履き替えなかったんだよ。そんなんで良いのかよ本当…
ゾウのお尻のこと話せよ。
以上を踏まえ、私は四畳半と同じでこれはパラレルワールドだ、違う時間軸のものだと思いつつ15日から公開の乙女の手紙付きを見に行こうと思います。
申し訳ないけど、私には一番最初の飲み比べまでしか認められなかったです。
なのでこれはこれで別の作品として見ることにします。
楽しみにしていた作品
原作とは違う1つのアレンジ。
けど、それが一番「夜」は短し歩けよ乙女のタイトルに繋がる、監督の演出だったと思います。
鑑賞できて、本当によかったです。
見ていて楽しい気分になれる映画、主題歌も大好きです。
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