メットガラ　ドレスをまとった美術館のレビュー・感想・評価

ファッションに限らず、物作りの好きな人、キレイな物の好きな人にはとても楽しめる映画です。あくまでドキュメンタリーなので内容に興味がない人には退屈な映画でもあると思います。オートクチュールの繊細さは限りなくアートに近く、時代を写し出す作品だと改めて感じました。

ひと昔前は、 アニメやゲーム好きをオタクと呼んだ。 しかし今や、 ファッションやアート好きをオタクと 呼んでよいかもしれない。 街は、ファストファッションに溢れ、 物より事にお金を使う。 それは、悪い事じゃない。 時代の流れなのかもしれない。 でも、このドキュメントのように、 ファッションやアートの力を信じて、 ど真ん中で勝負する人達がいる。 産毛の先ほどの末端で、 この人達と同じ仕事をしている自分としては、とても興奮するものだった。 力を貰った。

見るものが見られる。見られるものが見る。見るものが見る。見られるものが見られる。そんな作品。