メットガラ ドレスをまとった美術館のレビュー・感想・評価
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今すぐ展示を観に行きたくなるほどの美的興奮が詰まっている
メトロポリタン美術館(MET)では5月の第1月曜日に大規模なレセプションが開催され、世界的ブランドを身にまとったセレブ達がレッドカーペットに大集結。そこで得た収益が美術館の運営費にも充てられるのだという。この一大ファッション・イベントの仕掛け人となるのがVOGUE誌の編集長アナ・ウィンター。彼女とキュレーターやその他のスタッフが連携しながらレセプションの準備と、肝入り企画「鏡の中の中国」展の構想から入念なセッティングに向かうまでの日々を描く。
ファッションを芸術の枠組みの中で見せること。政治や文化に配慮もしつつ交渉を重ねる努力と苦悩。それらを全てクリアしながら進む責任者の人柄、彼らが日頃身につける服装などにも魅了されてやまない。また展示に協力するウォン・カーウァイやバズ・ラーマンなどの映画人や有名ファッション界の巨人らの発言も非常に興味深い。日頃ファッションに関心のない人でも知的、美的好奇心を十分満足させられるはずだ。
ファッション・ドキュメント否セレブ・ドキュメント
ジョージ・クルーニーがアマル夫人を伴いカメラのシャッターを浴びている頃、ジャスティン・ビーバーが取り巻きを引き連れて館内を散歩している。正面玄関には当夜の主役であるリアーナが中国人デザイナー、グオ・ペイの黄色いロングガウンを引き摺って現れる。メトロポリタン美術館が運営に必要不可欠な寄付金を募るために企画した"鏡の中の中国"展のオープニングナイト、メットガラは、こうして、呼びたい美術館サイドと、呼ばれたいセレブサイドの利害が合致し、寄付金の目標額を見事クリア。影の仕掛け人、アナ・ウィンターの目論見はまんまと成功する。ガラ当日までの舞台裏に密着したドキュメントは、果たして服はアートか?という問題提起より、むしろ、メットガラという最高のステイタスを提示されると嫌と言えないセレブリティの性(さが)が、あからさまではないが画面の端々に感じ取れて興味深い。ファッション・ドキュメントと言うよりセレブ・ドキュメントと銘打つべき1作だ。
1つの作品を仕上げる尊さ
この素材何?って聞いてシルクですって会話があって、それに対しアナがレイヨンでしょって言ってて、え?アナ・ウィンターが間違うことある!?って思ったら、ブラックジョークだった笑中国の素材ってことね笑笑(今回は中国がテーマ)
自分の命を削ってまで仕事をする意味がわからない、なんて思ってたけど、アンドリューを見てると、納得した気がする。
自分の命も大切だし、それと同等に1つの作品を作り上げる、完成させる尊さが気持ちいいんだなと思った。
フランスにあるギャラリーディオールと展示の仕方が同じで、ギャラリーディオールがそれをオマージュしたんだなと、いや私が知らないだけであの展示の仕方はオーソドックスかもしれないなあ。
思ってた映画と違う
もっとセレブや煌びやかなドレスがたくさん見れるのかと思ってたけど、本当に裏方メインの映画なので眠くなる。
メットガラ当日の様子はラスト10分くらい?
これならYouTubeでメットガラ動画見てる方が絶対に面白い。
目の保養になる映画と思って見ると期待外れです。
タイトルなし
世界最大規模ファッションイベント
US VOGUE編集長 アナ・ウィンター主催
毎年5月最初の月曜日に開催される
「メットガラ」
アナとキュレーターのアンドリュー・ボルトンの二人を中心に
2015年の「鏡の中の中国」展開催までを追ったドキュメンタリー映画
.
「プラダを着た悪魔」でお馴染みの
アナ・ウィンター
映画プラダ…で観たアナ
そのアナを演じているかのようなアナ本人
本当に本当に凄い人
メトロポリタン美術館の資金集めのためのイベント「メッドガラ」
その場に集う名だたるセレブ
舞台裏をのぞき見気分
なんといっても美しい衣装の数々
観ているだけで楽しい
ファッションの最高峰
毎年美しいセレブのドレス姿を見るのが楽しみな祭典。オーシャンズ8でも豪華でしたね。アナさん自らテーブルの席決めに指示を出すのですが、来席者全ての関係性を把握しているところが凄い!来て欲しくない人もいるのか。レッドカーペットを上った後はデザイナーの展示を見て、会場入りなんですね。メトロポリタン美術館は絶対行きたいです。
メトロポリンタン美術館
2015年のメトロポリンタン美術館、メットガラの中国展を追う。
“悪魔”のアナ・ウィンターの役割は資金集め、さすがハリウッドのセレブを集めて大盛況。
Zzz…
寝た。
よく寝た。
寝不足ではなかったし、アルコールも(あんまり)摂ってなかった。でも寝た。開始10分とスタッフロール以外、全部寝てた。
己がモードに興味ねえって事がよ〜く分かりました。
現時点の平均点(★3.8)の近似値を付けさせていただきますが、まぁ、安眠ありがとう。
ドキュメンタリーとしては凡だけど
ファッションも美術館も縁がない人間なので、こうガッツリ紹介されると興味深い。ある種のバックステージもので、様々な人と調整のため方々に飛ぶアンドリュー・ボルトンと、自らのビションを押し通すアナ・ウィンターの差が面白い。
芸術文化としてのファッションという掘り下げについては不足
今年も、つい先日にメット・ガラが開催された。ユニークなファッションでレッドカーペットに登場するセレブリティたちを見るのは毎年楽しい。オスカーでは保守的なドレスを選んでも、ここでは前衛的なファッションをして目立った者の勝ち。そしてこのドキュメンタリーは、そんな2015年のメットガラを開催するまでの挑戦とプロフェッショナルたちのプライドが描かれた映画作品だった。
ファッションが芸術や文化の価値観において見下げられていることに対抗するようにして絢爛かつアーティスティックなガラを開催するその様子は確かに見ごたえがあるような気もするが、全体の見え方としてはメイキング・ドキュメンタリー程度の内容しか捉えていないような気がしてしまい、キュレーターのアンドリュー・ボルトンや、VOGUE編集長アナ・ウィンター(さすがかっこいい!)の姿を通しても、「芸術としてのファッション」という概念の掘り下げには至らなかったような印象。それ以上に感じるのは、地位や名声を手に入れた者たちのエゴイズムだったり、人間の醜悪なまでのプライドだったり・・・。
2015年は中国文化と歴史をテーマにして開催したガラだったわけだけれども、「東洋の文化を西洋人が食い物にして利用しているのでは?」という批判が出たときのボルトンとウィンターの反応はまさしくそれで、中国系と思われる記者からのインタビューの後で――さすがにストレスもあったのだろうか――記者のことを口汚くこき下ろす様子を見たら、ちょっと気分も変わってしまった。仮に「日本文化がテーマ」と言われて、「サムライ」「ゲイシャ」「カミカゼ」ばっかりの「ヘンテコジャパン」でしかなかったりしたら、やっぱり私も同じように「食い物にされている」と感じないとも言い切れないと思う。ファッションが芸術・文化であることを魅せようとする一方で、他国の文化や歴史に対しての敬意を払う姿がこのドキュメンタリーからはなかなか見えないのはいかがなものかと。これでは、自分たちの力を誇示したい人たちに見えなくもない。映画の最後に出る文言が、「この年の寄付額がかつての記録を超えて最高額になった」って、この映画の趣旨ってそこだった?ってなるし、確かにメット・ガラは資金集めの行事であることに違いはないけれど、映画の最後の最後に伝えたいことが、寄付額が最高になったことだったのかと思うと、この映画を作った人の価値観が一体どこに向いているのかと不信に思う。映画を観ている間中ずっと、この映画の視点がファッションを本当に愛している人の視点ではないような気がしていたのを確信に変えて決定づけるような一文だった。
いや実際のところ、やはりガラに展示されたオートクチュールの美しさと技術力はやはり身を見張るものがあって、まさに圧巻。ファッション大好き人間の私には目の保養目の保養。なんなら90分間ずっと作品だけを見つめていたいと思ったけれど、それでは映画の趣旨が変わってしまいますね。
極めてどうでもいいことかもしれないが、やはり改めてドレスの着こなしを見ると、「女優」と「歌手」の歴然とした違いが表れる。「女優」たちのドレスの着こなしと、「歌手/アーティスト」たちのドレスの着こなしでは、絶対的な品格が違う。それは別に当人自体の品格や人間性云々とは多分まったく別次元の話で、つまりそういうことが「女優である」ということなんだろうなぁ、と思いながら、メットガラ当日のレッドカーペットの様子を見ながら考えていた。オスカー授賞式のレッドカーペットの光景と、グラミー賞のレッドカーペットの光景は、まったく別世界に見えるもの。
究極のチャリティーイベント
メットと言えば大規模な展示会で有名だが、今回の映画は2015年に開催された「鏡の中の中国」にフォーカスし、ハリウッドセレブ達が集うメットガラ当日までを追う。
ドキュメンタリー映画の中でも全体の構成、カメラワーク、音楽の使い方、インタビューの入れ方など、最後まで緊張感や高揚感を持たせ、観るものを飽きさせない。
中国側の政治的なクレームに悩むキュレーターの姿、またメットの理事であるアナウィンターの経営手腕のスゴさも上手く描いている。
セレブ達の身にまとう衣装も、展示会の超ド派手な演出も、全てが豪華絢爛なGALAなのである。
ちなみに本日(現地時間)に川久保玲からインスパイアされたメットガラが開催されるという、まさにタイムリーな映画。
物作りをする人には是非観て欲しい一本。
間違いなく世界最大のエンターテイメント‼︎
ドキュメントだけに、そのゴージャスさに気が遠くなり、何度も拍手を送りたくなるシーンの連続‼︎
改めてマックイーンの偉大さを痛感しウルっと来ました。
また、物作りのシビアな面とは裏腹にハリウッドの裏話的な人間関係が伺え笑えました。ジャスティン・ビーバーは本当にヤンチャと言うかお行儀が悪そうw
アナ・ウィンターのプロデュースぶりとそれに伴う経済効果を見ても、現代を代表するアーティストと言っても過言ではない。
しかし服は人が着た時点で初めてファッションとして成り立ち、アートとしては成立し難く… ただ間違いなくその一着一着は芸術品だと感じました。
今年のメットは日本を代表するコム デ ギャルソン。
川久保 玲 vs アナ・ウィンターのドキュメントもメッチャ観て観たい🖤
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