劇場公開日 2017年11月3日

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「【才人、トム・フォード監督第二作。謎めいたサスペンスフルなストーリーとアート風味を絶妙に施した映像の奇抜さ、美しさに圧倒された作品。】」ノクターナル・アニマルズ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 【才人、トム・フォード監督第二作。謎めいたサスペンスフルなストーリーとアート風味を絶妙に施した映像の奇抜さ、美しさに圧倒された作品。】

2019年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

 ー 才人、トム・フォード。天から二物を与えられた稀有な人物。

   オープニングでの異様に太った女性たちが、贅肉をタプンタプンと揺らしながらのダンスシーンから強烈である。

   ミステリアスなストーリーも飽きない。

   ラストも様々な解釈ができ、これも又印象深かった作品である。ー

<2017年11月3日に大スクリーン劇場にて鑑賞>

□各シーンに出てくるアート作品の数々がほぼトム・フォード個人所有物というのも別な意味で驚いたモノである。

<2019年10月20日追記>

 当時、購入したパンフレットに記載されたレビューのタイトルに何故かほっとした自分が居た。

 [タイトル:これほど背面が美しい女性死体は、いまだ見たことがない。}

 この映画を観た当時、赤いソファーに横たえられた母娘の死体を背面から撮ったショットは強烈な印象を私に残した。

 只、それをレビューに記載するのは問題があるだろうと控えたが、今にして思えばこれも又、トム・フォードの美意識であったのだと思い、2年経って追記する。

NOBU
しろくろぱんださんのコメント
2022年3月13日

こんばんは。
いつもありがとうございます。
たまたまジェイクギレンホールで検索した作品でした。お互いに愛しているのに別れることになって19年も想い続けることがあるのかと思ったりしました。

しろくろぱんだ
bionさんのコメント
2020年4月1日

劇中に出てくるアート作品がトム・フォード個人所有物なんですか?
経済的にも成功して、好きな映画が作れて、しかも芸術的にも娯楽的にも優れているって、羨ましすぎる。

ラストの解釈は、トム・フォード監督の考えに遠く及ばなかったです。凡人の悲しさ。

bion
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