「圧倒的な映像美」ノクターナル・アニマルズ ちいまめさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的な映像美
どぎつい、悪辣、繊細、豪奢、女性への業、凶暴、優美、狂気、復讐・・・一つの作品からの連想にしてはまとまりのない羅列ですが、初見で感じた印象です。
そして悪夢のような世界を描く、圧倒的な映像の美しさにただただ圧巻です。
2つの現実と、限りなく近くて遠い虚構・妄想。
映像の美しさもあって、薄い紗越し、もしくはガラス玉越しに世界を見ているような気分でした。
繊細でもろくていびつで、純粋で暴力的な吸引力。
見るたび、年齢や性別・人によって印象が変わる作品だと思いますが、カルト的熱狂はらむ作品だと思いました。
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