「アートディーラーとして成功したものの現夫の関係に不安を抱えているス...」ノクターナル・アニマルズ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
アートディーラーとして成功したものの現夫の関係に不安を抱えているス...
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アートディーラーとして成功したものの現夫の関係に不安を抱えているスーザンの元に前夫で作家志望のエドワードから原稿が送られてくる。それは”スーザンに捧ぐ”と冠された『夜行性動物』というタイトルの小説で、そこに描かれたバイオレントな世界を読み進めるうちに現実の過去と現在が混沌とし始める。
残念ながら今一つピンとこない作品。現実世界の過去と未来の隙間に小説に描かれた世界が挿入されるという描写に滲む既視感を突き抜けるものが何もなく、映像も凡庸で印象に残らない感じ。ファッション・デザイナーである監督の感性が唯一際立っていたのがオープニングタイトル。あまり見たくないしそもそも見たこともないものがたっぷり観られるので、その映像のインパクトをその後の話が超えられなかった大変惜しい映画でした。
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