劇場公開日 2017年4月15日

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ターシャ・テューダー 静かな水の物語のレビュー・感想・評価

全19件を表示

4.0おばあちゃんと家、庭がそのまま絵本の世界

2017年4月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

不勉強ゆえターシャ・テューダーのことは映画を観るまで知らなかったが、序盤で彼女の絵本が紹介され、そのあとで色鮮やかな庭の花々に囲まれた姿を見ると、思わず「絵本みたい!」。でもよく考えると、同じに見えるのは当然。ターシャは動物と植物に囲まれた古き良き農家の暮らしに憧れ、その世界を絵本に描いた。成功して稼いだお金でバーモントの山奥に土地を買い、息子に小屋を建ててもらい、理想とする昔ながらの庭と暮らしを再現した。だから、ターシャの絵本と、彼女を取り巻く世界は、どちらも手本が同じなのだ。

最近のドキュメンタリーでは、「人生フルーツ」と共通する要素が多い。あちらもテレビ局制作の映像の劇場映画化で、比較的地味なテーマを長年にわたり追いかけるのは商業ベースの映画作りでは難しいため、こうした貴重なコンテンツを映画化する取り組みはありがたい。スローライフからほど遠い生活をしている人も、気分転換に、ぜひ。

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高森 郁哉

5.0『今が一番良い時よ』

2023年12月16日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0【”静かな水の様に、生きる。”真の人生の豊かさとは何か・・。金言、名言が沢山詰まったドキュメンタリー作品】

2022年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■アメリカ・バーモント州。
 豊かな庭が一際、印象的な農家コーギコテージで暮らすターシャ・テューダー。
 70年もの長きに亘り、現役絵本作家として活躍し、女手ひとつで4人の子供を育て上げ、「自分の信念に忠実に生きてきた。」と語る彼女のライフストーリーと暮らしを追うドキュメンタリー。

◆感想

 ・ターシャ・テューダーさんは、穏やかな顔をされているが、実は強固な意志を持っていた方だと思った。

 ・母の勧めで社交界にデビューする道を作られつつ、それを拒み、農業と絵画の道を選んでいることから、それは容易に伺える。

 ・今作には、金言が満ちている。
 ”思うように進めば良い”
 ”夢は語るモノではなく。実現するモノ。”
 ”この美しい世界を楽しまなきゃ・・”

 ・ヘンリー・D・ソローの「ウォールデン-森の生活」が好きというシーンは嬉しかったな。私も好きなので・・。

<「スローライフの母」として知られるターシャ・テューダー。
 花と動物に囲まれたユーモアたっぷりのライフスタイルと、前向きで自由な言葉の数々は、心に響く。
 自分の選んだ道を進み、愛した庭のある自分の家で、静に息を引き取る。
 理想的な人生の一つの形を見せて頂いた。感謝である。>

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NOBU

4.0ターシャさんの生き方を垣間見る・・

2021年2月9日
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鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

5.0最高品質のエッセイ

2021年1月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

なるべく映画館で観賞したものに絞ってレビューしていたけど
今回はちょっと、心がぐぐぐっと、奥深くまでえぐられたので、、、

追われるように仕事して、休日は怠惰に過ごして、そんな毎日をもう何年と繰り返す
この作品は、自分が何のために生を受けたのか、改めてその視点に立つ動機をくれる、希望を持たせてくれる言葉であふれていた
何度も一時停止して、言葉をかみしめた
そして最後は、庭一面に咲き誇る花々に、いろんな感情が流れ込んできて過呼吸になった

ありがとう
もう少し自分を、自分が大切に思うものを大切にしてみる

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ふーみん

4.5自分には真似できないが、憧れる!

2020年4月19日
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幸せ

自然とともに生活。
穏やかで、ゆっくりと流れる時間。

喧騒と多忙な毎日の中で、
忘れがちな心のゆとりを思い出させてくれます!

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うさぎ

5.0憧れる

2018年9月22日
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興奮

知的

幸せ

あんな庭をつくりたいなあ。豊かな四季を感じられる色とりどりの植物。暖かな家。

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Rubysparks

4.5私は希望の光に向かって 全ての瞬間を楽しんできたわ 自分が思う通り...

2018年2月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

私は希望の光に向かって
全ての瞬間を楽しんできたわ

自分が思う通りに生きてきたの

他の人から何か言われても
「はいはい」と聞き流してね

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kina

2.0心が迷子

2017年9月27日
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鑑賞方法:映画館

この作品を通じていろいろと考えさせられる内容がありました。特に印象人残ったのは「忙しすぎて心が迷子になっていない?」です。確かに迷子になることは多々あります。そして希望を持ち続けて生きることの大切さ、を改めて感じました。ただ前半で眠気に襲われzzz…
2017-121

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隣組

3.5孤高の人

2017年9月21日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

外見は物腰柔らかなお婆ちゃん。だけど、心の中には強い信念と哲学を持って生きていて、だからこそターシャの住むお家はステキなんですね。自然の中に佇む1軒のカントリーハウスと、孤高に生きるターシャが重なります。

人生は短く、本当にやりたいことをやり、やりたくないことはやらない。他人の言うことは、聞き流す。現代に生きていると、あれもこれもと錯覚しがちですが、私にとって、大切なものはそう多くはないのかもしれません。そう気づかせてくれた作品です。

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ミカ

4.0昔ながらのドキュメンタリー映画

2017年9月16日
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鑑賞方法:映画館

「忙しすぎて心が迷子になっていない?」
この映画の予告でターシャが語る印象に残る言葉だが、これだけで条件反射的に映画館へ足を運んでしまう人もいたと思う。
ターシャはアメリカの有名な絵本作家らしいが、恥ずかしながら筆者はこの映画を観るまで全く知らなかった。
都会であくせくと生活している我々からしたら羨ましくなるような豊かな自然や愛らしいコーギ犬と共に暮らす彼女の静謐な生活に密着したドキュメンタリー映画である。

ドキュメンタリー映画には大きくわけて2つのタイプがある。
1つは撮影対象がテーマであるもの、今1つは対象が個人であるものである。
またアプローチ方法も大きくわけて2つある。
一方は寄り添うように淡々とカメラに記録し、今一方は働きかけをしてなるべく大きなハプニングをカメラに捉えようとする。
監督自身が映画の主役というマイケル・ムーアのような映画監督が出現して以来、対象がテーマであれ個人であれ、ドキュメンタリー映画の趨勢は働きかけの方向に傾いているし、年々その傾向は強まっているように感じる。
もちろん対象が個人の場合は信頼を得るためにまずは寄り添うのが絶対不可欠だが、いざ信頼されてしまえば製作側が働きかけて対象を大きく振り回してしまうケースが往々にしてある。
去年話題になった森達也監督の『フェイク』もハイライトは監督が働きかけて起きた展開である。
この手法はともすると「やらせ」とも受け取られかねない。
しかしこの映画にその心配は一切ない。
この映画を監督した松谷光絵が真の監督はターシャだったと語っているように、彼女の信頼に応えてカメラが辛抱強く丁寧に彼女の日常の姿を捉えていく。
はじめ筆者はこの映画を勝手にターシャと同じ外国人が撮ったものと思い込んでいたが、すぐに日本人の作品だとわかった。
外国人のカメラは遠慮なくはじめから踏み込むことが多い。
が、この映画のカメラは序盤に遠慮がちで相手との距離を探っていた。いかにも日本人的なのだ。
監督以下撮影陣がターシャのもとに着いた途端、まず彼女の長男セスが「取材は受けるけれど15分しか保証しない。それ以上はあなたたち次第」と語ったらしい。
むしろ日本人のこの撮影対象との距離の取り方がターシャの信頼を勝ち得たように思えてならない。
足掛け10年に及ぶターシャ一族を捉えた映像がそれを物語るし、撮影対象への節度ある距離の取り方(撮り方)は最後まで変わらない。
また花についた虫を捉えたワンショットなどターシャの周囲を飾る小さなものへの優しさ溢れる視線や日本人作曲家の手による静かな音楽、効果的に使用されるアニメーションなど細やかな心遣いはこの作品では見事に成功したように思われる。

ターシャ本人や彼女の生活への憧れは誰もが抱くと思うが、現実にはなかなかそれを真似できないし、その強靭な意志も持てないだろう。
少なくとも筆者には無理である。

せめてこの映画を観ている間だけは心を洗われたい、そう思わせる一服の清涼剤のような映画であった。

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曽羅密

4.0真に「生命」を愛した人の生き様を感じるドキュメンタリー

2017年5月17日
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鑑賞方法:映画館
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天秤座ルネッサンス

2.0ほとんど寝てた…

2017年4月30日
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ドキュメンタリーは好きじゃないけど庭見たさに観たけど色が好みじゃなかった。
なんだか白っぽい映像で。
本はもっと綺麗で可愛くて好きなんだけど。

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kyocool

5.0忍耐力

2017年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人生は短いから、不幸にしている時間はない。91歳にして最高の人生を歩んでいる主人公だが、忍耐力という言葉が印象に残った。

神戸でも劇場は、淑女のお嬢様がた達でいっぱいだっただ、都会に住む、けどやっぱり田舎暮らしに憧れが、惹きつけているような気がした。

ターニャの座右の銘
「夢に向かって自信をもって進み、思い描いた人生を生きようと努力するなら、思わぬ成功を手に入れられるだろう」by Henry Daivd Threau
も記憶に残った。

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オリバー

3.5圧倒的な自然

2017年4月23日
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鑑賞方法:映画館

その中でターシャ・テューダーは庭仕事をしている。明日の庭を今日作る。たとえ来年死ぬと知っていても、来年のため種まきをしている。そんな人でした。
したいことはたくさん、人生は短い。やりたくないことをしている暇はない。
庭をみながら一杯のお茶を飲む時間が、素晴らしい。

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Momoko

5.0今がいちばんいい時よ

2017年4月22日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

寝られる

ターシャさんの言葉が心に染みました。
色々と印象に残った言葉があるのですが、一番好きなのは、「今がいちばんいい時よ 」です。

映画の中で、彼女がそう感じる理由を語っていたのですが、楽しく生きるために必要なのは、圧倒的な自己肯定なのだと感じました。

アラフォーの、人生に迷っている女性こそ、勇気づけられること間違いなし。ターシャさんのあの素晴らしいお庭は56歳から作り始めたもの。

何が人生で大切なのか、いろいろなメッセージが詰まっている映画でした。

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ちゃま

4.0人生を謳歌する。

2017年4月22日
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鑑賞方法:映画館

彼女の言葉や暮らしの一つ一つが心に響いて、自然の美しさに穏やかな気持ちになった。
静かな水のようになりたいと思った。

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由由

4.5疲れた心が洗われる作品

2017年4月22日
iPhoneアプリから投稿

絵本作家として家族を養い、女手ひとつで子供4人を育てた。それだけでもすごいのに、手作りのものに囲まれた暮らしを好み、それを生涯生きる喜びにしたひと。人生は忍耐の連続だけどその価値があるものが必ず得られる、と言う。広大な美しい庭を作り上げ、彼女から生まれたものに触れるだけで心が癒される。人生は短いのだから、やりたくないことに時間を費やせない。自分は何のために忙しくしてるのか、立ち止まって考えてみる。ターシャのように、また同じ人生が送ってみたいと死ぬ時に思えるように、好きなものに囲まれて生きようと思えた。

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空腹のスイカ

4.5実に示唆に富む作品。

2017年4月17日
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満ち満ちたターシャの人生が写し出されるような作品。

波瀾万丈の人生で、常により美しいもの、心が命が歓ぶものを求め、手を動かし続けた人生であったのだろう。

命を生かし、命を生かされて、いつか自然に還っていく。

とても率直な、なんと強い生き方か。

途中何度も出てくる孫の嫁が、ターシャの生き方に戸惑う姿がユーモラス。でもきっと自分もあんなばあさんを前にしたら戸惑うだろう。

その孫の嫁がターシャを評して『意志が強い。誰に会うか、誰と会わないか、何がしたいのか、したくはないのか。ずっと細かな選択をしてきた積み重ねを感じる』と言うラストが素晴らしかった。

もう四十路だが、いや四十路だからこそか、自分に改めて生き方を問う映画だった。

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エク