パッセージ 牙剥く森のレビュー・感想・評価
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面白くなりそうでならない
都市伝説をテーマとした作品であり、日本で言う"首なしライダー"的な内容のものである。主人公らは何かとヒャッハーなノリで、その都市伝説を"体験"しに行こうとする。いざ事が起こると普通は驚いたり恐怖するだろうに彼らはテンションMAXであるのだ。ヒロインだけはその現象を体験できずにいたが、それでやめていれば良かったものを翌日に再トライしてしまうのだ。案の定一人ずつ犠牲になっていくのだが、霊のやりたい事がイマイチ分からず、回りくどい方法で襲ってくるのだ。結局は復讐劇となる訳だが、対象の人物は自業自得でも周りの人間はただ巻き込まれただけだ。その辺は気の毒でならない。 きちんとヒロインだけがおかしな体験をしていたのにも理由があり、回収される所は回収してくれている。だが肝心の霊は都市伝説とは全く関係の無い存在で、タイトルにもなっている「レモンツリー・パッセージ」は名ばかりでは無いかと思ってしまう。 この回りくどく追い詰めてくる霊は人を怖がらせたいのか笑わせたいのか、ヒロインが男性といい感じになっている時に突然咳き込み、喉の奥から火のついたタバコが出てくるシーンは衝撃だった。怖くしようと思えばもっと怖くできた作品だろうが、展開が不自然だったり、明らかな無駄死にのシーンがある等で入り込めなかった。良質なホラーを見飽きた方は是非。
怪奇現象に秘められた真実。恐ろしくも哀しいホラー映画。
【賛否両論チェック】 賛:恐怖の中に隠された哀しき真実に、切なさが残るのが印象的。ホラー映画としても面白い。 否:急に驚かせるシーンが多いので、苦手な人には不向き。 軽い気持ちで行ってしまった心霊スポットで、実際に怪奇現象を目撃した若者達が、その後身の毛もよだつ恐怖に苛まれていく・・・という、展開としてはよくある感じですが、注目すべきはその怪奇現象の根源。やがて明らかになっていく亡霊の真実は、恐怖の中にも哀しさを感じさせるものです。 そして後半は、そんな真実を知った主人公が、その呪縛からどう抜け出すのか、その辺りも見どころです。 グロシーンもありますが、ホラー映画好きにはオススメです。
レモンツリーパッセージ
制限速度を超えて走ると幽霊が現れると言われるオーストラリアのレモンツリーパッセージを題材にしたスリラー…って、取っ掛かりはそうだけど話が変わってしまってしっちゃかめっちゃか。 憑依はいいけど、良くわからない行動するし。 そもそもこの設定なら憑依しなくても復讐出来るよね。 いくらホラーでも、もう少し話をまとめて辻褄が会うようにして欲しいものだ。
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