パッセージ 牙剥く森のレビュー・感想・評価
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方向性がちょっと
都市伝説をモチーフとしたホラー。日本のホラーを意識したような描写で、しっとりした恐怖感である。
オーストラリアに旅行に来たアメリカ人観光客が迷子。バックパッカーだったと思うが、そんな方向音痴でも外国へ飛び出す無鉄砲大国アメリカ。…それはさておき、途中で知り合った男性らと都市伝説のある場所に立ち寄ってから、恐怖に見舞われるという物語。
この時の男性らがある件に関わっているせいで今回の惨劇が起きるのだが、その内容がかなりえげつない。途中残虐な描写もあるにはあるが、本作がR-15+指定の理由はそれだろう。
幽霊が現れるのには、何か理由がある。殺人鬼のように、生きている者は皆KILL!ではない。しかし、本作の幽霊らは人を殺して殺して殺しまくる印象が強い。それだけ恨んでいるのだろうが、旅行客はアホなだけで特に罪は無いのではないか。気の毒でしかない。そのくせ、主人公らに向かって「RUN」=「逃げろ」とメッセージを送ったりなど、何がしたいのかがよく分からないのである。結果的に、彼らが何を伝えたくて、どうしたいのかが判明しないままで終わるので、非常にもったいない。理由が理由なだけに、そこを掘り下げるとただ単に怖い映画だけでは収まらない、良い作品になっていたのではないかと思う。
終わりか!!
物語はオーストラリアの都市伝説をモチーフにしたホラー映画。
5人+1人の若者が夜の森へ行き、次々と亡霊に殺されていってしまうというもの。
正直最初見たときは、登場人物の男達が全員グループで、亡霊の元である女の子をレイプ、リンチ、殺した後沈めたのか?と思った。
回想の中では複数犯っぽいし。
殺られ方は、そのまま女の子にしたことをなぞっているのかと。
でも関係あるのお兄さんだけ!?
なんで弟探せってメッセージしたの?
RUNって、逃げろって何でメッセージしたの?
途中までほの暗い水の底からみたいな、切なくなる感じのやつかなと思ってしまった。
てっきり2人の女の子が餌食になるのを防ぎながらも、犯人の男たちを殺していってるのかと思ったよ。
無関係に殺されてるじゃん。
ラストどこに持っていきたいのかちょっとわからない映画だった。
怪奇現象に秘められた真実。恐ろしくも哀しいホラー映画。
【賛否両論チェック】
賛:恐怖の中に隠された哀しき真実に、切なさが残るのが印象的。ホラー映画としても面白い。
否:急に驚かせるシーンが多いので、苦手な人には不向き。
軽い気持ちで行ってしまった心霊スポットで、実際に怪奇現象を目撃した若者達が、その後身の毛もよだつ恐怖に苛まれていく・・・という、展開としてはよくある感じですが、注目すべきはその怪奇現象の根源。やがて明らかになっていく亡霊の真実は、恐怖の中にも哀しさを感じさせるものです。
そして後半は、そんな真実を知った主人公が、その呪縛からどう抜け出すのか、その辺りも見どころです。
グロシーンもありますが、ホラー映画好きにはオススメです。
レモンツリーパッセージ
制限速度を超えて走ると幽霊が現れると言われるオーストラリアのレモンツリーパッセージを題材にしたスリラー…って、取っ掛かりはそうだけど話が変わってしまってしっちゃかめっちゃか。
憑依はいいけど、良くわからない行動するし。
そもそもこの設定なら憑依しなくても復讐出来るよね。
いくらホラーでも、もう少し話をまとめて辻褄が会うようにして欲しいものだ。
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