ペット 檻の中の乙女のレビュー・感想・評価
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なるほどそうくるか
LOTRのメリーがこんな非道なコトをッッ・・・!
という印象がどうにも抜けないので、そもそもニヤつきながら見てしまった。とてもナチュラルかつピュアな『思い込み救済野郎』なキャラクターが、最初はキモいが少しずつ好感が高まって良き良き。
檻にブチこまれた女が乙女っちゅーかもうシリアルキラービッチで、すぐさま男と対等な立場に立ち、手玉にとってゆく過程は展開が単純になりがちなスリラー映画としては異色でとても面白いけれど、女がこれまで捕まってない事に違和感を隠せなくて、作り込みが足りないからなのか、展開は良いがチープさが目立つ。映像が非道でグロい分、そういった安っぽさはどうにもテンションを下げる一面があるような・・・。
何とも切ない気持ちになってしまうラストに注目!
レクター
よくある監禁モノとは全く違い、予測不能の展開。「君を救いたいんだ」という言葉がなぜだか不自然に思えたのに、ホリーがサイコキラーだったという驚愕の事実。いやまて、彼女は小説家志望なんだぜ?全くのフィクションかもしれない・・・。しかし、ホームレスに火をつけ焼死させていた現場をセスは目撃していたのだった。愛がどうのこうの語るシーンは興覚めだったけど、多分童貞男のセスには丁度よかったのかもしれません。また、自分の指を切り落として愛を得ようとするのは彼自身が監禁することで憔悴しきっていたのかもしれない。恐ろしいのはそんな純粋男を手玉にとり、結局は逆に監禁する大逆転な発想には感服。途中、ホリーがハンニバル・レクターにしか思えなかった。
惜しい。
もう少し深みが欲しい
17年41本目。 【PET 檻の中の乙女】観た。綺麗な乙女をキモス...
プロット遊び
やはり女は怖い
狂ってる
Insane(インセイン)てローマ字だと『陰惨』だな
ホラー映画の作品である今作は【未体験ゾーンの映画たち】という日本未配給の映画を上映するというプログラムの中の一作。
エロ要素が入ってるということだったので、観てみたのだが、やはりハリウッド、その辺りは規制が厳しく濡れ場等は皆無で、あくまで拉致監禁という暴力性をフェティシズムと捉えれば一部の好事家にとっては美味しいネタなのかもしれないが・・・
ストーカー男が掴まえた筈の女はとんでもないサイコパズでシリアルキラーだったという逆転のプロットが作品のキモなのだが、その鍵は『愛情で詐欺』という古典手法。途端に主従が逆転する辺りは、谷崎潤一郎『痴人の愛』のプロットに通ずるが、こっちは無理矢理拉致だから、チョット違うかな?まぁでも、檻の中での狂気を表現する女の様は、映画とはいえ悪寒が走る位の冷静沈着ぶりだ。ラストシーンの親友を実は飼っていたという件は、まぁ恐怖を補完する気持ちでの演出なのだろうが、恋人を殺さないという所の狂気をもっとシーンとして深く突き詰めて欲しかったとは思うのだが・・・
職場で飼うというちょっと都合の良いシチュエーションは安っぽく感じたが、ホラー映画なのだから仕方ないとしようw
予定調和から、予想だにしない展開へ。不気味な監禁の結末。
【賛否両論チェック】
賛:お決まりのストーリーにそぐわない数々の謎が次第に明らかになっていき、意外な方向へと進んでいくのが、斬新でハラハラさせられる。
否:内容が内容なので、人によっては観るのがキツいかも。グロシーンもかなりあり。
サイコパスの男が、思い通りにならない意中の女性を監禁するという、ここまではよくある展開ですが、ここから事態は思いもよらぬ方向へと進んでいきます。
監禁の目的を“救い”と豪語するセスの真意とは?ホリーが抱えるとある“秘密”とは?そしてホリーはどうやってこの危機を脱していくのか?全ての謎が繋がった時、驚愕のラストが訪れます。
グロシーンもかなり多めなので、苦手な人でなければ、是非オススメです。
なるほど
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