「一途な愛を貫く強い意志」8年越しの花嫁 奇跡の実話 みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)
一途な愛を貫く強い意志
本作は、お涙頂戴作品とは一線を画した、シンプルに淡々と綴られる一途な愛の物語である。
実話の基づく作品であり、実話の持つ迫力が画面を通して伝わってくる。泣かせ所は盛沢山あるが、敢えて、そこで感傷的な山場を作らず、物語は淡々と進んでいく。却ってその方が、リアリティが感じられ、自然に涙が溢れてくる。
許婚者・麻衣(土屋太鳳)の回復を待つ尚志役の佐藤健が、淡々とした感情の起伏の少ない演技で、不器用ではあるが内に秘めた尚志の強い意志を好演している。気の遠くなる程の期間、彼は、麻衣が元気になることを信じて、只管、病院に通い麻衣に寄り添い続ける。
信じて待つと言うことは容易いが、それをこれほどまでに継続できる彼の強い意志は、彼女への一途な愛情に拠るものである。実話だということを踏まえると、同じ男性として、自分ならここまでできるのかと鑑賞中ずっと自問自答し続けた。
タイトルに奇跡という言葉が使われているが、奇跡ではなく、ラストは、二人の強い意志が生み出したものだと考えたい。意志あるところに道は開かれたのだと考えたい。
久し振りに、自然に感動し、自然に泣けた作品だった。実話の持つパワーを感じた作品だった。
アニメも好きでツルネの京都アニメーション映画を有楽町マリオンに公開日に行ったところ、当日に舞台挨拶だと言うことを知って、観終わったあとに声優さんを生で見ることが出来て良かったと思います。来ているのは女性ばかりでしたが(笑)また、どうぞよろしくお願いします★
最近はパーフェクトドライバーを観ました。レイトショーは何回も観ましたが初めてのミッドナイトで韓国の警官の血と言う映画を新宿にて観ました。一本ずつレビューできていませんが少しずつレビューしていこうと思います。