「やはりタダモンではない土屋太鳳」8年越しの花嫁 奇跡の実話 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
やはりタダモンではない土屋太鳳
どこまで脚色してあるのかはわからないですが、
これ、実話なんです。
本当に奇跡のような物語。
正直に言うと、観る前は結構なめてました。が、岡田さんの脚本もしっかりしていて、特に飽きると言うこともなく、満足して観ることができました。
ただこの映画、実話ということもありますが、俳優陣の演技に助けられた部分も多いと思います。
なんといっても、ヒロイン麻衣役の土屋太鳳さん。
圧巻でした。
前半の幸せいっぱいの女の子から病気に冒されていく様子まで、劇場で観ていたら「これ本当に土屋太鳳?」と思っていたことでしょう。
佐藤健の健気な様子も、北村一輝の明るい笑顔も、薬師丸ひろ子のリアルなお母さん像も、杉本哲太の優しさゆえの厳しさも本当に素敵でした。
「家族じゃない」
確かにそうなんです。でもね…
どっちの気持ちもわかる苦しくも良いシーンでした。
繰り返しになりますが、これが実話ということを考えると、本当に涙が止まらないんです。
ひとつだけ。
冒頭の出会ってから結婚に至るまでの過程が、少し雑で説明不足のように感じました。
確かに、幸せな時間はすぐ過ぎていった演出なのかもしれませんが、一度会っただけなのに、そのあとどうやって連絡してデートまでしたのかとか、いつから付き合ってたのかとか、そもそも付き合ってたなかったのかとか…
まあでも、感動の分で帳消しです。
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