「病めるときも、健やかなるときも。」8年越しの花嫁 奇跡の実話 ハクタカさんの映画レビュー(感想・評価)
病めるときも、健やかなるときも。
エンドロールが終わって明るくなっても、しばらく誰も席を立たなかったのが、この映画で最も印象に残っていること。
自分も立てなかった。
この映画の評価だと感じました。
鑑賞後、トイレの鏡で気付いたのですが、目が真っ赤になっていました。
映画のタイトルで私たちは「8年」という先がわかるからいいけれども、当事者たちは絶望だったのだと思います。
8年って、長いよ。
佐藤健くん、見直しました。
誠実な人柄を全うしていました。
唯一、彼が感情的になり、涙を流した車中の場面は、私も自分で驚くほど泣いてしまいました。
闘病生活を乗り越えたのに、こんなところで…という無念さがすごく伝わりました。
なんか映画的によくある話、と舐めていたところがあります。
でも反省。
そして、見てすごくよかったです。
街中で見かける若いのに車椅子に乗っている人の人生について、少しぼんやりと考えてしまいました。
コメントする