ムーンライトのレビュー・感想・評価
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誇り高く、全てを受け入れるような包容力のある父性
全編ブルーに彩られて、その青が作品を最後まで連れて行きます。
マハ―シャラ・アリの演技が心に残りました。
誇り高く包容力のある父性を自然に演じていて、あ〜このような人が身近にいたらな〜!と思いました。
麻薬ディ―ラーなのに(笑)
この人のなんともいえない演技は観て感じて頂けたらと思います。
自分の財産になりました。
繊細な主人公の心の動きを大事にした作品で好感を持ちます。
オスカー受賞は政治的結果
綺麗
妄想で補完
結構話が飛び飛びで、色々あって大人になったんだろうなぁの色々の葛藤の部分や各シーンの心理描写の背景などにあまり説明がないので、各自妄想して補うしかないという点が好き嫌いの分かれ目だと感じました。
あとはもちろん設定。
あまり考えずに各シーンをぶつ切りで楽しめる自分のような人間は、何も考えずに美しい映像美(特に色)と宮廷音楽的な音楽のミスマッチ感を楽しく鑑賞しました。
しかし、ゲイ設定必要だったのかなぁ?
作品にインパクトをもたらしたのは間違いないですし全然違う作品になるのは間違いないんですが、ちょっとテンコ盛り過ぎて疲れてしまいました。
片親で、母親がジャンキーで、足が不自由で、アフリカ系で、しかも同性愛者ってちょっとやり過ぎ。
映画と全然関係ありませんが、ラッパーがよくしてる金歯みたいなやつってご飯食べる時は外すんですね。。その印象が一番強いかも。
トピックスがどれも重い…
分からない世界観
眼がやばい( ´ ▽ ` )
主人公に寄り添うような繊細な描写
人に歴史あり。
何となく観る前は映像にこだわって、難しい作品なんだろうなぁと思っていたけど、そんな事はなく一人の背負って来た人生を美しく繊細に観せてくれて、見終わって何となく優しい気分でいる。
第1章、第2章と抱えて来た不安や悲惨な環境を見せられての第3章の始まりは、沸き立つ物があった。
役者さんが上手いのか、ゲイの繊細で優しい感じが特に第3章では厳つい風貌なのに醸し出ててとても良かった。
厳つい麻薬組織のボスみたいなところから、過去に遡って、実はこういう人生を歩んで来たという見せ方もあったように思えるけど、
時間軸通りに見せる事によって、こんな怖そうな人にも背負って来た人生や思い出があるのだなの思えて、愛おしく思えた。
だけど、これがオスカー作品だという事は疑問。
意外とフラットな映画
絵は綺麗だが…
every nigger is a star
月の光に導かれ 何度も巡り会う
サプライズ!本年度アカデミー賞作品賞受賞!
例の珍事は今となっちゃ酒の肴にぴったりだが、その珍事が起こらず滞りなく本作が受賞しててもサプライズであった事は確か。
アメリカ黒人社会。
主人公シャロンの少年期、青年期、成人期。
貧困、イジメ、同性愛…。
バリー・ジェンキンスの卓越した繊細な心情描写、自身のアイデンティティ。
素晴らしい映像美…いや、映像処理美。
シャロンを演じた3人、ヤク中の母親ナオミ・ハリスの熱演、何より本作で助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリは出番は僅かだが一際存在感と圧倒的なカッコよさを誇る。
ヒューマン・ドラマとしては紛れもなき秀作。
黒人社会全体のテーマ性と言うより、あくまで一個人の物語。
予想に反しての儚く美しい愛の物語で、辛く苦しい生きる中にも、月光のように一筋照らし出す優しさ。
…ただ、感性の問題。
日本人から見て…ではなく、一個人から見て、共感出来るか、否か。
イジメのシーンなどは見ててかなりどんよりさせられる。
特に大きな展開が起きる訳でもなく、淡々と静か。
ラストもあっさり、意外と呆気ない。
後、本作って、男性版『プレシャス』…と思うのは自分だけ?
その『プレシャス』もアメリカでの絶賛とは裏腹に、自分的には…。
『ラ・ラ・ランド』の方が相応しかった…とは言わないが、『ラ・ラ・ランド』の方が自分の好み。
人種差別って訳じゃなく、自分には合わなかった。
同じく人種問題を扱った作品賞『それでも夜は明ける』は胸打たれたのだが…。
作品賞受賞は様々な憶測出来るが、一番は、アカデミーの内輪だけの事情って気がする…。
いい映画だと思う
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