ムーンライトのレビュー・感想・評価
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青の世界に浸れ!
ほぼ、青です。
壁、家、服
青ばっかり。ムーンライトです。
ナオミハリス凄かったです
変わりばえが。
ポスターに美しい痛みとあったけど
本当にその言葉がぴったり
観た後あなたの世界が変わる
とも書いてあったけど
本当にそうなればいいのになあと思う
観た人の意識が変わってほしい
個人的には1が好きだったかな
3つともすごくちがう
3つ目のシーンは本当にドキドキした
観終わったあと、
ゲイということだけにフォーカスをあてない
ごく普通の恋愛映画を作れる
そしてそれが作品賞を獲るような
そんな時代が来たのかと思って
すごく嬉しかったのに
劇場を出るときに男の人たちの
ゲイ映画だとか嫌な感じだとかいう
ワードを聴いてすごく残念だった。
普通だと思ったのは私だけだったのかもしれない
でも全然違うじゃん!
今までの映画と!
リリーのすべてともチョコレートドーナツとも!
ゲイは彼の一部であって、彼の全てだと
描かれてないじゃん!
それがすごく良かったと思った。
申し訳ないが、自分とは無関係な話
”静”から生み出された美しさ
主人公を3つの時間的視点から捉えた作品。
主人公であるシャロンの元には若年期から、同性愛、薬物中毒者の母親の育児放棄、そして学校での壮絶たるいじめとあまりにも重すぎる問題が降りかかり、それと向き合いながら大人になる…
日々平穏な日常を送る自分からはにわかに信じ難いほどシリアスではあったが、スクリーンから訴えかけられたメッセージの強さに圧倒された。
どんな人生だろうと選ぶのは自分だ、そう言われてるような気がしてならなかった。
キャストは割と少ないが、物語に関わる全員がこの作品に大きく影響を及ぼしており、見事と言うほかない。シャロンを演じた3人は同一人物が演じていると錯覚するほどそのキャラクターを巧く捉えていたように思う。また、個人的にナオミ・ハリスには強いインスピレーションを受けた。ボロボロでシャロンの人生に強く影響を与えた母親を演じたその演技は圧巻だった。
人生の根幹にある人間が人間たる所以みたいなものを感じる作品だったと思う。
こんなにも純粋な愛を、私は知らない…。
「自分の道は自分で決めろよ」
親しくしてくれる、父親代わりの男性に言われた言葉を胸に秘め、生きる一人の青年。
しかし、自分が黒人であり、ゲイであり、家族が麻薬中毒者である現実を受け入れられず、苦しい日々を送っていました。
そんな、辛い気持ちばかりが胸を覆う中、彼の心を救ってくれたのが、同級生のケヴィンでした。
青年になり、同級生にからかわれ、いじめられても、それでも彼は常にシャロンを気遣ってくれたのです。
しかし、二人の中がうまくいくことを祈っていた矢先に、事件は起きてしまいました…。
いじめっ子の暴挙に耐えられなくなったシャロンは、彼らを反撃して警察に逮捕されてしまうのです。
家族ともケヴィンとも離れ離れになってしまったシャロン…。
時だけが虚しくどんどん前へ進んで行きます。
それから十数年後に、再会を話したシャロンとケヴィン。
筋肉ムキムキの金歯マッチョ売人に姿を変え、ケヴィンの前に現れたその変貌ぶりに驚きました!
金も権力も手に入れ、悠々と歩く姿に昔の面影はありません…。
しかし、愛するケヴィンを求めるシャロンの気持ちは、昔と変わらずに存在し続けていたのです。
時が経ち環境が変わっても、心の根底にある部分は何も変わってはいなかったことを思い知らされました。
「変わってしまったもの、変わっていなかったもの」それぞれの核となる部分が、形となって今の彼の姿へ投影させたかのようでした。
ケヴィンへの愛を封じ込めずに、自分の生きる道を見つけられたシャロン。
彼を愛する気持ちを手にした時、自分を愛する事も出来たのだとしたら、それはなんて幸福なのでしょう。
「誰が為に生きるのか」
「誰を愛していくのか」
その答えを見つけられたシャロンの人生が、この先もずっと幸福であることを祈るばかりです。
美しい芸術性とリアル性がある良作‼︎
グレープフルーツのような味わい
誰にも初恋ってあって、その初恋の人のことっていつまでも心に残っていると思う。
そんな淡い恋の思い出をよみがえらせてくれる映画だった。
思春期の男の子が、同級生の男の子に心惹かれる。
わけあって二人はすぐに離れ離れになってしまうのだけれど、主人公のシャロンは初恋の彼をずっと想い続ける。そんなお話。
げっ、げげげのゲイ話だ、ってここでみんな引かないで。
だって好きな人を忘れずに想い続けるっていう感情は、性別を問わず誰にでもあることだと思うので。
だから映画のなかにもすっと入っていけるのではないかと思う。
映画の構成は三部にわけられていて、それぞれのパートで主人公を演じる俳優も交代します。
ふつう一人くらい、あっちゃー、な俳優がいてもおかしくないんだけど、主人公役の三人ともみんないい演技をしていた。
子役を演じたアレックス・R・ヒバートも可愛らしくていい感じだった。
だけどその最初のパートがセンチメンタルに作られていて、そこが残念だったかなと思う。
でもこれは監督の仕業だから、アレック君には問題無し。
あとは主人公の大人役を演じたトレバンテ・ローズが、金歯をつけていけいけのドラック・ディーラーで現れる姿は観ていて面白かった。
生活の苦しさから彼はドラック・ディーラーの職についてしまいます。
街で彼を見かけたら視線を合わせないようにすすすっと横を早歩きしたくなるような男に成長してしまいます。
あれっ? 思春期のころに同性に向けられていた彼の感情は、若気の至りだったのかしらと思いながら映画を観続ける。
最後に主人公のシャロンは、ひょんなことから初恋の同級生と再会することになるのですが、あわわわわ、いったいどうなっちゃうのかしら、とちょっとサスペンスも味わえる映画。
最後のことは映画を観て知ってもらいたいのだけど、ぷー子にとっては満足のいく終わり方だったよ。
瞳がすべてを語っている
タブーをテーマに据えたドラマを浮き上がらせる映像の色彩が途方もなく鮮やかで眩しいです
ポスターイメージが暗示している通り、マイアミの貧困地区で暮らすシャイロンの少年期、思春期、成人期を描いた物語。極貧の母子家庭で育ち、母はヤク中で育児放棄、学校ではチビと呼ばれて虐められ、頼りになるのは近所のドラッグディーラー、フアンとその妻テレサ、そしてたった一人の友達ケヴィンだけ。そんな絶望的な環境下で自分を押し殺して耐え続けるシャイロンだったが、あることをきっかけに人生にほのかな光が差すがそれもつかの間、シャイロンは窮地に立たされる。
キャストがほとんど黒人、しかもタブーをテーマに据えた地味なドラマである本作がオスカー作品賞に輝いたのは意外でしたが、ドラマを浮き上がらせる映像の色彩が途方もなく鮮やかで、言葉少なに心を通わせる人々が文字通り眩しい映画でした。孤独なシャイロンを息子のように可愛がるドラッグディーラーを演じるマハーシャラ・アリの凛とした演技が素晴らしく、オスカー助演男優賞受賞も納得です。
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