劇場公開日 2017年3月31日

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ムーンライトのレビュー・感想・評価

全367件中、301~320件目を表示

3.5救いに関する一考察

2017年4月3日
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鑑賞方法:映画館

ヤクの売人シャロンの苦悩に満ちた生い立ちを描く一遍。
病めるアメリカの断片を切り取るのだけど、その視線はあくまで優しい。バイオレンス描写も抑制されていて、救いようのない状況の連続を、ある種分析的に積み上げていく。
「これが人生さ」と劇中あるキャラクターに言わせるが、状況に抗い、救いを求めるシャロンにどう響いたのか。
救われるということはどういうことか、詩的に囁く映画だ。

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くーにー62

2.5見て納得

2017年4月3日
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鑑賞方法:映画館

今年の作品賞はこれなんだと。近年作品賞はアメリカならではのテーマを持った作品が選ばれている。
僕は深いテーマよりも雰囲気を味わいました。好みではないけれどアメリカ映画の懐の深さを感じ、至福の時間を過ごせました。

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マクラビン

1.0芥川賞作品?

2017年4月3日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

アカデミー作品賞ということで見てみたが、もともとアカデミー賞はエンターテイメント作品を嫌うし、日本の芥川賞のように理解しにくいものが好みなようで、本作もハッキリ言って全く面白くなく、最初から眠気をもよおす。それに最近のアメリカ映画の質は悪く、邦画の方が元気がいいように思える。もうハリウッドではネタ切れ感が強く、日本のコンテンツを求めて来ているのではないか。

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kohei1813

2.5ヒューマンドラマ

2017年4月3日
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主に1人

4.0見た目は変わっても瞳は同じ

2017年4月3日
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「月の光の下だと黒人の男の子は青く光って見える」
この映画の映像加工の技術を物語っているようなセリフだ。黒人の肌、海、木漏れ日が際立っている。この技術、カッコいいからみんなポスターとかで真似するんだろうな。

さて。
登場人物が少々典型化されているのが気になるが、作り手の訴えとメッセージがダイレクトに伝わり、アカデミー受賞の意味は大きいと思う。

「自分が何か、自分は何になるのかは自分で決めるんだ。絶対に他の誰かに決めさせるな」
自分で決めたいのに、生まれた環境によって決められてしまう社会システムにNO!

「泣きすぎて、自分が水滴になりそうだ」
砕けた心をかき集めるようにしながら、必死で生きる人々を無視しないで、彼らの真実を伝えたい!

「オカマはゲイの人を不愉快にさせる言葉」
差別はダメ!いじめはダメ!

「あの夜のことを今でもずっと覚えてる」
ブラックの乙女心にキュンとする。初恋の彼に寄り添う姿は、LGBTもみな同じ!

フアンの恋人の手料理と、コックの彼が作る料理を食べるときの、主人公の無防備で充足感にあふれた表情がいい。
誰かが作ってくれるごはんと、子どもの頃に親から水泳を教わるって、本当に大切なこと!

決して遠いお話ではないところがミソ。

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Raspberry

3.0ヒューマンドラマ、味付けビター

2017年4月3日
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泣ける

幸せ

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いぱねま

5.0生きることの厳しさと、詩的な愛の眼差し。

2017年4月3日
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天秤座ルネッサンス

5.0ああ、ほっこり。

2017年4月3日
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知的

難しい

幸せ

トレバンテ・ローズが演じるシャロン
ほんとに優しい目をしていました。
夜の暗さは彼の肌の色と重なって
とても美しい雰囲気を出していました。

同姓愛表現は日本の作品にもありましたが、
こちらの作品はとても深く、複雑で、
最後は暖かな優しい気持ちになります。
素晴らしい作品をありがとうございました。

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おじさん

3.0ホモソーシャルな関係性

2017年4月3日
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jun_goodman

5.0滲みる

2017年4月3日
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傷付いた心にとてもききます。
鎧がし少しだけ軽くなりました。

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mog

4.5何を感じるか

2017年4月3日
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ぽんゆず

4.5凄く表現が難しいけど、観て良かった。伝わってきた。苦しかった。シャ...

2017年4月2日
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凄く表現が難しいけど、観て良かった。伝わってきた。苦しかった。シャロンの幸せを祈った。

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まだまだぼのぼの

3.0続く不幸の中での救い

2017年4月2日
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ゆた147

2.5ララ・ララ・ランドとは好対照

2017年4月2日
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アカデミー賞作品賞で争ったララ・ララ・ランドとは好対照の映画。小柄な黒人少年の成長記録。ドキュメンタリー風の味わいがある。直球勝負のエンターテインメントとは一線を画す、余韻を楽しむ作品である。

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巴里倫敦塔

2.5アカデミー好みの作品?

2017年4月2日
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ヒューマンドラマです。ある意味凄い作品なのでしょう。でも私には響きませんでした。

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タイガー力石

4.5ムーンライトか…。

2017年4月2日
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立て続けに洋画の名作が続く。

『ラ・ラ・ランド』『わたしは、ダニエルブレイク』、そして『ムーンライト』。

少年の孤独な魂は凍り付いたまま大人の時を迎える。

ムーンライトとは少年の発するか細い生きる力なのか、少年の深い怒りを孤独を絶望を溶かそうとする周りの人間たちのか細い光か。

時間があまりに経ちすぎてもなお、あまりに漆黒の人生をそれでもなお照らしてくれるかすかな光か。

凄まじいアメリカの現代社会を垣間見せて、なお日本の現状までうっすらと浮かび上がらせる、そんな映画でした。

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エク

2.0光明

2017年4月2日
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冒頭では過剰なカメラワークが目立ったが、それを補って余りある美しいカットの数々。
Boris GardinerのEvery Nigger is a Starに始まる秀逸な楽曲。
役者の演技に至るまで、非の打ち所がない。

体を鍛え、金歯を装着し、高級車に乗る事で弱い己を守るが、それは望んだ行為でも選んだ道でもない。
だからこそ愛する者の手料理を前に金歯を外すシーンがとても美しい。
還る海を得た彼の人生は、月明かりに照らされ青く光る。

だが、時代毎のワンシーンを繋ぐだけでは、真に彼の心に寄り添う事は困難であり、カタルシスも生まれない。
また、オスカーからアメリカへのメッセージである事は否めず、我が国に於いて彼の国と同じ様に響く事は無いだろう。

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たろっぺ

4.5考えさせらる

2017年4月2日
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泣ける

悲しい

"面白いかどうか"より"考えさせられたか"という方が重要だと思います
この映画を見て「気持ち悪い」って思うのは正解だと思うんです
みんな表では差別はダメって言ってるけど自分の心にも「気持ち悪い」って思うところがあるってことに気づくのが大切だよね、それを気づかせる映画もすごいと思う
黒人の肌が綺麗で神秘的に見えた

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Freddy

3.0虐げられたマイノリティへの共感

2017年4月2日
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栗太郎

3.0重要ではあるが、時代や国境を超えるとは思えない

2017年4月2日
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あれほどの感受性と得難い人達との幸運な出会いを持ったシャロンが結局は強面(コワモテ)のヤクの売人になる。それがシャロンの選択なのか、それ以外に道が選べなかったのかわかりませんが、この成長物語から読み取れるのは、希望よりは絶望でした。

経済的な階層固定化が、かなりの確率でその後の人生の選択肢を狭めている現実を改めて突きつけられました。
当事者でないと、ついつい気がつかないフリをしてしまうようなテーマを芸術作品として完成度の高いものに昇華することで、世の中の耳目を集め、為政者(特にトランプ大統領⁉︎)や社会を動かしている階層の人達、そして映画を楽しむことができる程度には生活に困っていないような人達(つまり、我々のことだ(^。^))に再認識させるための作品なのかな、と思いました。

日本におけるイジメは仲間はずれとか、ネットでの匿名攻撃のような陰湿なものが多いし(だからと言って直接的な暴力の方がいいということではない)、親子の問題もドラッグよりは過干渉のような子離れできない親とか引きこもりの方が現実的で、正直切迫感はなかった。

今のアメリカを読み解くのに重要な作品であることは間違いないと思います。

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グレシャムの法則