「純度高いラブストーリー」ムーンライト むくむくさんの映画レビュー(感想・評価)
純度高いラブストーリー
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シャロンの恋が泣きたくなるほど美しくて、何度も何度も観たい映画。
途中で何かをあきらめた彼が暴力による強さを選んだ時、痛々しくて悲しかった。
ドアに背を向けるな。
この教えをこんな風に役立てられるなんて、フアンも望んではいなかったはず。
生き残るために体から鍛え直すことになるまでにはどんな辛酸を嘗めたのか。
映画では語られていない。
でも本当は。
彼はなにも変わっていなかった。
好きだった人の電話ひとつで激しく動揺し、彼の声を言葉を噛みしめて携帯に口付けするように口もとに持っていく。大切そうに胸に置いて眠る。
そこで見た夢❗
シャロンはケヴィンをあんなにセクシーにみてたのにも驚いたし、内容的にはセクシャルな物はないのに反応するシャロンにはもっと驚いた。
この電話から夢までのシャロンに、
「あんたそこまで好きだったの?」
とびっくりした。
ケヴィンの方の気持ちは読めないけど、外見は大きく変わったシャロンを一目で気付いた。
また、曲ひとつでシャロンに逢いたくなった。その曲を聴かせると言っていたのにシャロンを前にすると聴かせるのをためらう。曲をかける時の様子でこれがケヴィンの告白なのかと思った。
人が幸せになるのはたったひとつでいい、満たされる瞬間だけで充分なのかもしれない。
でも、末長く続いてほしい。
夢物語だと思っても、願わずに居られない。
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