「正直よく分からない」ムーンライト думающий челобекさんの映画レビュー(感想・評価)
正直よく分からない
伝えたいことがはっきりとは伝わってこない、一言で言えばそんな映画だった。
こういう映画のことを、場面が飛躍しすぎだと言うのだろう。大事な部分へと繋がるであろうシーンがダラダラと続くのは良いんだが、肝心なその大事な部分がほとんど描かれてなくカットされていた。ん?となる部分が多かったのはこのせいだろう。鑑賞者に想像してほしいのだろうか、さすがに無理があると思った。特に、フアンの死については「は?」と言いたくなった。結局、解決せず。
同様に、水泳のシーンは要るのだろうか。何の伏線にもなっていないと思ったのは自分だけかなあ。青を強調したいのだろうが、ムーンライトと言う割に月も出てなかったしなあ。(正直タイトルの伏線回収も出来てなかったと思う。)
そしてフアンの名言(迷言)である「black peopleはブラックではなくブルーに見えることもある」、何を言いたいのだろうか。少なくとも自分には難しすぎた。
テーマだけでいうならこの上もなく素晴らしいものであろう。だからこそ、このテーマならもっと心に沁みわたる、もっともっと良い(泣ける)作品が書けるはずである。
何も心に残らないし、涙を流せるようなシーンもなかった。ララランドが素晴らしかっただけに過大な期待をもって観にきたので、とても残念。ただ、これから観に行くという方に、これだけは言える。
泣ける作品だと思って行くべきではない。
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