「苦くない」ムーンライト キドぴゅ~★さんの映画レビュー(感想・評価)
苦くない
ほぼ黒人さんしか出ません。
LGBT絡みの話とは露ほども知らず(^^;
予告の断片的セリフに引き込まれて見に行ったわけだけど、
まあ、ちょっとあれなシーンはあるけど、
濃厚なシーンはありません。R15指定だし。
まあでも、見る前にLGBT関連だと分かってたら、
見に行ってないだろうなぁ(^^;
全体的にド派手な起承転結もありません。
最初から最後まで淡々と静かに流れて行く感じ。
眠たくなる人、いるかもw
状況説明臭いセリフや、くどいセリフ、
余分なセリフもほとんど廃して、
必要最小限のセリフで展開するというのは、
なかなかに見事です。
役者人がまた演技が巧い。
物語は主人公たちの特定の年齢をピックアップした感じで
三部構成的に展開するのだけど、
その各部をつなぐ説明も一切ないので、
いつの間にか、人物が死んでいることになって居たり、
職業に就いていたりするけど、
取り残された感を感じません。
なぜタイトルが「ムーンライト」なのか?
しいて言えば、最初に主人公に心を開くおっさんの、
昔語りの中で、出てくるのと、
映画の一番最後に、
月明かりの海で笑う子供時代の主人公の映像があるだけ。
月そのものの映像は一回もありませんw
きっと、主人公の人生が、強烈な太陽に照らされた
明るいモノではなく、
ぼんやりとしたモノだったということ。
あるいは、唯一、超親友という関係ではないけど、
気にかけてくれている友だちを表しているのか?
それにしても、黒人に向かって、ニガーって言ったら殺される
という話をよく聞くのだけど、
映画の中で頻繁にニガーって出てくるので、
どういう事なのだ?? って思ってしまった。
黒人同氏で親密な関係なら、使うことはあるのか?
と思ったわけだが、
家に帰ってwikiで調べたら、
「"Hi, Brother"(「やあ、兄弟」)のように、親近感をあらわす表現として、黒人が同じ黒人を呼ぶのに用いる場合である。とりわけ若者が多く使う。ただし教養のある黒人の中にはこの語の由来から、このような用法に反対する向きもある。」
とあった。なるほど。で、そのwikiの続きで、
「黒人同士が使用していたため愛称であると勘違いした韓国人女性が黒人女性上司に対してこの言葉を使用して解雇された」
と有ったので、勘違いしては
やっぱり大変なことになるのだなと(^^;
黒人の近くで、飲食するときは、それが苦くても
「にがぁ!」とは絶対言わないようにw